5月の鯉のぼり以来となる東京タワーの写真をお届けします。
撮影したのはクモの巣の虹色を撮影したのと同じ日の夕方。
場所は、浜松町駅前にある世界貿易センタービル40階 展望フロア・シーサイドトップ。
目的は東京タワーではなくて、夕方に上ってくる月を撮ろうと思ってでしたが、月の出まで時間があったので東京タワーを眺めに西側の窓へ移動しました。
すると、やや雲があるおかげで、薄明光線が広がって、光のシャワーが降り注いでいるように見えるじゃないですか!
久しぶりに出会った薄明光線。天使の梯子、ヤコブの梯子などとも呼ばれ、宮沢賢治風に言えば光でできたパイプオルガンの音が聞こえてくるようです。

太陽がこの位置なら、もう少し待てば東京タワーの真上を太陽が通過する。
もしかしたら真上の太陽から光のパイプオルガンの音が響き渡るかも?と待ちました。
そして10分後、待ちに待ったその時がやって来ました。
なんと雲が東京タワーの真後ろにスタンバイして、光のパイプオルガンの演奏に一役買ってくれて、見事な演奏が始まりました。

こういうものは狙って撮れるものではないですから一人で感動してました。
そしてこの後はお月見をしに東側に移動して、見えたり見えなかったりの月を楽しみました。
19時過ぎの、ほんのり夕焼け色に染まった空と小望月です。

さてさて、都心ではうちの近所を始めあちこちで大規模な再開発が進められています。
ここ浜松町駅前も現在、世界貿易センタービル建て替えを含む再開発が進行中で、5棟の高層ビルに建て替えられます。
この世界貿易センタービルは、2019年(平成31年)度に解体着手される予定だそうです。
もし展望フロアが出来ても、5棟も建つのでは360°見えたとしても、建物が目障りでパノラマビューイングは楽しめないでしょうね。東京タワーから海側を見ると結構じゃまになるでしょうね。
日本はもう少し、展望とか景観とかも観光資源の一つとして活かしていく道を大事にすべきだと思いますよ。
まぁ、放射性廃棄物の処理も経済性を優先するような試算も発表されましたし、お金だけが優先されるのは仕方ないと見るか、改める時期に来ていると見るかはお任せしますが、経済優先の行き着く先に幸せは見いだせないと思いますけどね。
参加しています。もしよかったらポチッとお願いします