都内近郊では10月に入るとダイヤモンド富士のシーズンです。
でも今年はずっと天気が悪く、ダイヤモンド富士が見られるかなぁという期待すら持てない日が10月上旬から中旬にかけて続きました。
そして、10/22・23の台風が過ぎると、通り過ぎた台風の影響で風は強いものの台風一過の晴となり、ようやくチャンスらしいチャンスがやってきました。
10月は都内では羽田空港を皮切りに北へと見られる位置が移動していくのですが、すでに東急目黒線・東横線の多摩川駅の近くの多摩川浅間神社付近まで北上。
ベストの日は10/24なのですが、こんなに晴れて期待できる日は全くなかったので、1日早くて山頂に太陽が沈まなくても富士山にかかればいいやと、出かけてきました。
到着したのは16時少し前。
きれいに富士山が見えましたが、風が強い影響か、富士山の上空では筋雲が波を打っていました。

この空ならきれいに富士山にかかるところが撮れるよ!ただ眩しすぎて設定が難しそう!
時間は過ぎ、太陽が富士山に近づいていきます。
太陽が富士山の真上にきました。
う〜ん、これはかなり右側で富士山にかかる部分が少なそうで不安!

太陽が富士山にかかるのは16時40分を過ぎた頃から。
そして、時刻が過ぎて、太陽が富士山にかかり始めました。
富士山の右側ギリギリにかかっています。

すると、周りでは野鳥がざわめきました!
まぁ、夕方になるといつも飛び回っているだけのことですけど、昔なら不吉な!となるのかもしれません。

太陽はどんどん沈み、富士山の中腹に差し掛かりました。

あっという間に太陽は富士山の裾野に沈もうとしています。
富士山の左側には富士山の影が浮かび始めました。

太陽が山の向こうに没すると、富士山の左上には富士山の影が浮かびました。
富士山の後ろから照らしているのに影が空に浮かぶって不思議ですよね。
地球が平面ではなく球体であり、空気の層が非常に薄いからこそ見られる現象ですよ。
詳しい説明は省きますので、じっくりと考えてみてください。

太陽が沈んだ後の富士山周辺です。
この景色を見られただけでも幸せと思えます。

少し暗くなり始めた空。富士山を中心に連続撮影してImage Composite Editorというソフトでパノラマ合成しました。
バーをスライドしてみてください。

暮れゆく空と富士山を眺めていたら、多摩川の下流を目指して飛ぶダイサギがやってきたので追いかけて撮影。
雲も波打っていて、富士山もダイサギも空の荒波を泳いでいるようでした。

少し引いて、雲が波打つ空を写してみました。
山に風が当たって波打つ感じになっているんでしょうけど、不思議ですよね。

ダイヤモンド富士は見られそうで見られない。
満足に見たのは昨年の11月5日で、2016年の秋から冬にかけてはこの1度だけでしたからね。
今回は側面でしたがOKとします。
次はいつチャンスが巡ってくるでしょうかね。
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