(新宿御苑の菊花展の3回目の予定でしたが予定を変更してお届けします)
私のライフワークのお月見。もう一つのブログ「銀河鉄道の月」でもお見せしたのですが、こちらでは月が見える前の様子を中心にお届けします。
11/14に新月を迎え、11/15は月齢1の月でした。
日の入りは16:35、月の入りは17:48なので日没後に間違いなく月が見えるはずなので、細い月を撮りたい、撮るなら富士山と一緒に撮りたいと狙っていました。
11/15の午後は恵比寿ガーデンプレイス。ここからならなら狙える場所。
16時過ぎにガーデンプレイスタワーの38階のエレベーターホールに上がり、富士山を見るとなんという事か富士山の周辺にだけ黒い雲がかかっているじゃないですか!アンビリーバボー!

しかし、願いを聞き届けてくれたのか次第に雲は左へと流れていき、雲の中の太陽から光が降り注ぎました。
おー!宮沢賢治風に言うと、光のパイプオルガンが鳴り響き、今まさにショーの幕が上がらんとしているようでした。そして富士山が姿を見せてくれたんです。
カーソルを乗せてご覧ください。

この後どんどん雲は流れていって、16:28には太陽は富士山と大山の間の塔ノ岳付近に沈みました。
カーソルを乗せてご覧ください。

恵比寿ガーデンプレイスから見ると月は左の尖った山・大山に沈んでいく予定なので、そこから左斜め上方向を眺めると、さっきまでの怪しい雲が流れていってくれていました。実は超拡大してこの時刻に有るはずの位置を推測して探したところ、この写真にすでに細い細い月が写っていました。時刻は16:36、まさに日の入りと共に見えるようになったというわけなんです。

撮影時は写っているとは気づかず肉眼でも確認できなかったので、いつ見えてくるかと月のある位置付近を見つめていました。そして、太陽が山の向こうに沈んでからわずか10分後、日没から数分後に細い月を発見しました。月齢を計算すると、1.4です。今までで一番細いと思います!トリミングしてお届けします。

恵比寿ガーデンプレイスにて 11月15日 16:38撮影 月齢1.4
ようやくカメラを通しても月と富士山が見えるようになったのが16:50。次第に赤さが増す地表付近の空と暗くなってくる高い空へのグラデーションの中に細い月がたたずんでいます。
クリックしてご覧ください。

恵比寿ガーデンプレイスにて 11月15日 16:50撮影 月齢1.4

夕方の色から夜の色へと幾層にも見えていた空の色が次第に数を減らしていく空に浮かぶ月齢1の月です。
恵比寿ガーデンプレイスにて
11月15日 17:01撮影 月齢1.4
月の出はなかなか見られませんが、月の入りは可能性大なのでじっと見続けていました。
17:25、空が暗くなり、街には明かりが灯り、夜の色がどんどん濃くなっていく時、月は静かに地平へと向かっていました。まさに黄昏の月です。
地球照も写るように撮影してみました。クリックしてご覧ください。

恵比寿ガーデンプレイスにて 11月15日 17:25撮影 月齢1.4
そして17:38。月は大山にさしかかりました。月が山の向こうに沈む瞬間です。それからわずか30秒ほどで大山の頂上付近に角のように見えるだけになりました。
カーソルを乗せてご覧ください。

恵比寿ガーデンプレイスにて 11月15日 17:38撮影 月齢1.4
17:34から沈むまでを30秒おきにシャッタースピード1秒で撮影した写真をつなげてみました。
途中でずれてるのは私がぶつかったからです(--;)

いやー、月ってほんとにいいもんですね。
満足満足のひとときでした。
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