2017年04月18日

ニリンソウをよく見てみよう!・自然教育園

東京ではソメイヨシノがほとんど散りましたね。
お届けしたい桜はまだまだあるのですが、ひとまず置いといて、今見ごろの花をよく見てもらいたいので先にお届けします。

タイトルのニリンソウはご存知ですか?
ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科・・・茎葉の間から普通2本の長い柄を出し、先端に直径2センチくらいの白い花をつけます。
ニリンソウ

このニリンソウですが。二輪咲くから二輪草なのですが、時々、1本や3本の柄の物があるんです。
1本の場合は、2本めが遅れて伸びてくる習性のため見た瞬間だけでは判断できませんが、3本は見たままなのですぐに分かります。
3本のニリンソウ

上の写真の下の方でちょっとぼやっとしている花をよく見てください。
花弁は何枚ありますか?6枚ありませんか?
花弁と書きましたが、正確には白い部分は花弁ではなく萼片なんですけど、この萼片の枚数がニリンソウでは違うことがあるんです。

昨年に続いて今年も萼片が6枚のニリンソウ、7枚のニリンソウ、8枚のニリンソウを発見!
6枚のニリンソウ

7枚のニリンソウ

8枚のニリンソウ

そしてなんと、枚数が多いだけではなく、数が少ない4枚のニリンソウを発見!
萼片4枚が十字にきれいに並んでいるので5枚から一枚脱落したものではないと思われます。
4枚のニリンソウ

そして、萼片が7枚と6枚のペアのニリンソウも咲いていました。
7枚と6枚のペア

根茎で増えるため、群落を作るので、枚数が多かったり本数が多いものは一つの群落中に多いように思われますので、一つ見つけたらいくつか見つけられると思いますよ。
ニリンソウを見つけたらよく探してみてくださいね。

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2017年03月29日

カタクリの花・自然教育園

今回も3/14の記事「春近し・自然教育園」で紹介したもう少しで咲きそうな花だったカタクリの花をお届けします。

もうすぐ咲きそうだったカタクリの花は、その後、すぐに咲いたようで、すでにピークを過ぎ、花弁がよれっとしていました。
よれっとしたカタクリの花

でもこのカタクリ、木漏れ日を浴びて輝いていました。
木漏れ日を浴びるカタクリ

光の精たちもカタクリの花を取り囲んでみんなで輝いていました。
輝くカタクリの花

他のところでは咲いた花、咲き始めの花、これから咲く花と、賑やかになってきていました。
賑やかになってきたカタクリの花

他の場所でも光を浴びてカタクリの花は輝いていましたよ。
光に輝くカタクリの花

正面から見ると、軽やかにステップをふんで踊っているように見えませんか?
踊るカタクリの花

カタクリの花は花茎を伸ばしうつむき加減に咲くのが普通なのですが、ちょっと寒くて外に出たくないよ〜と縮こまって毛布にくるまっているように咲いているカタクリの花もありました。
ちょっと変わり咲きのカタクリの花

カタクリの花は今まさに見頃です。
咲いているところがいろいろありますので、お近くの場所を探してご覧ください。

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2017年03月28日

シュンラン・自然教育園

3/14の記事「春近し・自然教育園」で、ほとんど咲いていたシュンラン。
開花状態になっていたのでお届けします。

シュンラン(春蘭)ラン科シュンラン属の蘭で、土壌中に根を広げる地生蘭の代表的なもの
春の蘭で春蘭(シュンラン)です。
シュンラン

地方ごとに様々な呼び名があります。主なものに、ホクロ、ホックリ、ジジババ、ジイババ、ジィトバァ、オジオバア、ジィサンバァサンなどの呼び名があります。
ジジババというのは蕊(シベ)柱を男性器に、唇弁を女性器になぞらえ、一つの花に両方が備わっていることからついた説と、花を正面から見て、頬かむりしたおじいさんかおばあさんが両手を広げて孫を迎えているという説、花びらの一部に濃い紅紫色の斑点があり、その斑点をホクロや老人の顔のシミに見立てて名付けられたという説があります。
春蘭

花を塩漬けにしたものを 「蘭湯(らんゆ)」として 祝いの席に使うことがあるそうですよ。
春蘭の群生.JPG

背丈の低い花なので、かがんでみないといけないので大変ですけど、毎年見たくなる花の一つです。
たくさん咲いたシュンラン

まだ見頃ですし、あちこちで咲いていると思いますので探してみて下さい。

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2017年03月15日

つくしニョキニョキ・自然教育園

自然教育園に行った一番の目的は今回お届けするツクシ。
水生植物園では毎年、たくさんのつくしが顔を出してくれるので、今年も楽しみに見に行ったんです。

園路脇はきれいに草を刈られていたので心配しましたが、しっかりと顔を出してくれていました。
ツクシ

刈られた後からたくましく、ニョキニョキと伸びてきています。
つくしニョキニョキ

園路から遠い、池側には大量のツクシが所狭しと伸びて顔をだしていました。
たくさんのツクシ

卒業シーズン。最後の背比べをして、背の順を決めてるのかな?
俺が一番おっきいから一番後ろ!
やったー!1mmおっきいから俺が後ろ!
ちぇっ!背が伸びたのに俺が一番前かよ。
おそらく、学期ごとにミリ単位の争いをして一番前になるかどうかを争っていた人にしか共感してもらえない会話だと思いますよ。
ツクシの背比べ

僕たちは背なんか関係なく仲良くしようね。うん!
仲良しのツクシ

ツクシはこの先、スギナとなって雑草として扱われて街中ではほとんど見かけませんよね。
かくいう私も近所の公園など身近で見たことないです。
ブログ始めた30半ばまで、ツクシを見たという記憶がないんですからね。
だからツクシを見つけると大事にしたくなるんです。
みなさんも身の回りで見られるか探してみて下さい。

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2017年03月14日

春近し・自然教育園

3月も中旬に差し掛かり、ソメイヨシノの開花はいつだろうとそわそわしていませんか?
ソメイヨシノも楽しみですが、足元の春も近づいてますよ。
今回は3/12(日)に自然教育園で見つけた春近し!をお届けします。

まずはこれ。何だと思いますか?
これはムサシアブミが顔を出してきた姿です。
地下の球茎から花茎などを包んだ円筒状の葉鞘(ようしょう)が伸びてきた姿です。
これが開いて、二本の葉柄が伸び、その間に花茎がのびて、サトイモ科特有の形をした花を咲かせます。
4月の声を聞く頃には咲くでしょう。
ムサシアブミの葉鞘

そして、スプリング・エフェメラルの一つのカタクリです。
花茎が伸びて間もなく開花という株を発見!
咲きそうなカタクリ

正面から見たら白鳥のように見えました。
今日には咲いていることでしょう。
白鳥のようなカタクリ

もうほとんど咲いているシュンランを発見!
あと一息で完全に開花なので、もう咲いていることでしょう。
間もなく開花のシュンラン

咲き始めたニリンソウです。
ようやく数株のニリンソウが咲いているのを発見。でもまだ、片思い状態。
ニリンソウは、2つの花が並んで咲くので二輪草と呼ばれるのですが、花はまず一輪咲いて、その後からもう一輪咲くんですよ。
咲き始めたニリンソウ

足元にはもう春が来ています。
寒さもあと少し。
春を楽しみに待ちましょう!

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2017年02月16日

ユキワリイチゲ・目黒自然教育園

今回も目黒自然教育園に咲いていた春を呼ぶ花・スプリングエフェメラルの一つをご紹介します。
毎年のようにお届けしているユキワリイチゲです。

ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科イチリンソウ属
一華とは1本の花茎に1つの花が咲く、という意味で、積もった雪を割るように咲いてくることから雪割一華と名づけられました。
いつもは1月には咲き始め2月初旬には数も増えだして、中旬になると見ごたえありぐらいなんですが、今年は開花が遅く、2/11で咲き始めの段階です。残念。
ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲは関東には分布しない花で、自然教育園の花は開園当時に広島県から移植したものだそうです。
ちなみに、学名は Anemone keiskeanaといって、keiskeanaは明治初期の植物学者「伊藤圭介」さんから「圭介の」、という意味です。
左上と右下に1輪ずつ咲いているのがわかりますか?
2輪のユキワリイチゲ

咲きかけのユキワリイチゲです。
この周囲にたくさん咲くのに一輪だけなんて寂しいでしょうね。
咲きかけのユキワリイチゲ

なかなか気がついてもらえない園路脇のユキワリイチゲもようやく咲きかけ。
足元にまで目を配っていないと見落としてしまうような所に咲いているんです。
園路脇のユキワリイチゲ

撮影してから1週間近く経ったので、もう少し花の数は増えたのではないでしょうか。
是非足をお運び下さい。
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2017年02月15日

節分草・目黒自然教育園

毎年2月には必ず足を運ぶ目黒にある自然教育園では次々に撮りたい花が咲き始めます。

その一つがセツブンソウ(節分草)。
読んで字のごとく節分の頃に咲く花なのでセツブンソウ。
昨年は咲くのが遅く、2/11に足を運ぶと、花が咲き始めていました。

節分草(セツブンソウ)キンポウゲ科セツブンソウ属
石灰岩地帯に群生して咲きます。
石灰岩地帯は開発の手が入ることが多いうえに、ほかに花の無い時期に小さく可憐な花を咲かせることから乱獲されるなどによって希少植物になっていて、環境省レッドデータリストでは準絶滅危惧種に、関東以西の15都道府県の絶滅危惧種に登録されています。
セツブンソウ

背丈は数センチと小さく、大人の親指ぐらいあるかないか程度なので、注意してみないと見逃してしまうような花です。
節分草

間もなく咲く花も頑張って伸びてきてもこの大きさ。
よく見ないとほんとに見逃してしまいます。
小さな節分草

春先に花が咲いて、その後、夏までに光合成をして、あとは地下で過ごす草花のことをスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral=「早春の瞬き」「春先のはかない命」「春の妖精」「早春の幻影」「春の陽炎」など)と呼びます。他に、フクジュソウ、カタクリ、ニリンソウ等の代表的な春の植物があります。
次回もスプリングエフェメラルをお届けする予定です。

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2016年10月03日

なんじゃいこりゃ?キノコ・皇居東御苑

雨が多くて鬱陶しい日が多いのですが、こういう時は林内はキノコを楽しむにはもってこいなんです。
彼岸花を見に行った皇居東御苑でなんじゃいこりゃ?というキノコを見つけたのでお届けします。

なんじゃこりゃ!このグロテスクな形のキノコは!
グロテスクなキノコ

この傘ではない凸凹とした頭の不気味なキノコ。これが林内のあちこちに映えていたんです。
ノボリリュウタケの集団

調べてみるとこのキノコはノボリリュウタケと言うそうです。
漢字で書くと昇竜茸、なんともかっこいいキノコなのですが、見た目は・・・
でも、ヨーロッパではヘルブストロルシェルという名前で呼ばれ、煮込まれるなどしてシャキシャキした食感で人気の食用キノコです。ただし、生で食べると中毒を起こすので必ず火を通してから食べるようにしてください。とはいうものの、キノコの素人さんはメッタヤタラにキノコには手を出さないのが安全です。

ノボリリュウタケ(昇竜茸・ヘルブストロルシェル)
ノボリリュウタケ科 ノボリリュウタケ属
夏から秋にかけて、さまざまな種類の林内、庭や公園などに発生します。
ノボリリュウタケ

お次はこちら。
地面からムーミンのニョロニョロが出てる〜!なんじゃいこりゃ!
地面から映えたニョロニョロ

苔の中からたくさん白いニョロニョロが生えていました。
荒廃した山の枯れた白樺の木の周りに下草が生えているようにも見えそうです。
でも、キノコと苔が作る風景ですよ。
山に見えるキノコの風景

このニョロニョロを調べてみると、おそらくシロソウメンタケだと思います。漢字で書くと白素麺茸。
美味しそうな名前で、無味無臭ですが食べられるそうです。

シロソウメンタケ(白素麺茸)
シロソウメンタケ科 シロヒメホウキタケ属
夏から秋にかけて広葉樹林内又は芝生上に群生する。
シロソウメンタケ

他に見つけたキノコもあるのですが、種類が確定できないのでお預け!
キノコは傘を開く前と開いた後で見た目や色が変わっていたりするのでなかなか同定出来ないものなんですよ。
ですので、キノコに詳しくない方は、見つけたキノコに触れず、口にしたりしないようにしましょう。

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2016年05月26日

フタリシズカの不思議

このブログではほぼ毎年のように登場しているので、今年もか?と思う方もいるかもしれませんが、私のルーチンワークとなっているので今年も登場の「フタリシズカ」です。
昨年に続いて今年も5/5に自然教育園で撮影しました。

フタリシズカ(二人静) センリョウ科
花穂が2本であるから二人静。実際は3本であったり4本だったりします。
静御前の霊が、吉野山で若菜摘みに出た娘に乗り移り、神職に「自分の跡を、1日経をあげて回向して欲しい」と求めます。憑いているのが静御前とわかると舞を所望します。昔の舞装束を取りだし娘が踊り始めると同じ装束の静御前が現われ、義経が都を追われたときの様子を娘に寄り添って舞う、という謡曲の「二人静」に見立てて名付けられました。
フタリシズカ

花穂の多いフタリシズカって珍しいとお思いでしょうが、株によっては2本のものよりも3本か4本の花が多いんですよ。
昨年は花穂が5本まで見つけましたが、はたして今年も何本まで見つけられるか、探しちゃいました。

3本のフタリシズカです。
3本のフタリシズカ

4本のフタリシズカです。
4本のフタリシズカ

5本のフタリシズカです。
5本のフタリシズカ

昨年はここまででしたが、今年は昨年を上回りましたよ。
6本のフタリシズカです。
6本のフタリシズカ

そしてなんと、さらにその上をいく7本のフタリシズカをみつけました!
すでにフタリシズカではなく、五人囃子を引き連れて賑やかに舞っている感じですね。
7本のフタリシズカ

さらにその上を探したのですが、これ以上は見つかりませんでした。
7本までみつけられたのは収穫です。

2本より多いフタリシズカを見つけると、その株なのか、その周囲は本数が多いものが固まって見られるんですよ。だから、突然変異ではなくて遺伝子レベルで本数が多い株が存在しているということでしょう。
不思議ですね。
本数が多いフタリシズカの群生

今年はすでにフタリシズカの季節は終わってしまいましたので、これから探しに行こうと思っても間に合いません。来年までしっかり覚えておいてくださいね。

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2016年04月28日

ニリンソウで発見!

自然教育園で撮影した花・植物写真をお届けします。

みなさんはイチリンソウ(一輪草)、ニリンソウ(二輪草)ってご存知ですよね。

イチリンソウ(一輪草)キンポウゲ科・・・茎葉の間から1本の長い柄を出し、先端に直径4センチくらいの 5弁の白い花を一輪咲かせます。
イチリンソウ

ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科・・・茎葉の間から普通2本の長い柄を出し、先端に直径2センチくらいの白い花をつけます。
ニリンソウ

三本のニリンソウニリンソウは時々、1本や3本の柄の物があります。1本の場合は、2本めが遅れて伸びてくる修正のため見た瞬間だけでは判断できませんが、3本は見たままなのですぐに分かります。


上に、白い花と書きましたが、正確には白い部分は花弁ではなく萼片なんです。
この萼片の枚数がイチリンソウでは5枚と一定しているのですが、ニリンソウではなんと違うことにはじめて気がつきました。

通常はこのように萼片は5枚です。
通常のニリンソウ

萼片が6枚のニリンソウを見つけて、はじめて気がついたんです。気が付くと意外とたくさん見つけられるんですから不思議です。
6枚のニリンソウ

6枚があったなら、さらに枚数の多いものはないかと探したくなりませんか?
というわけで探してみたんですよ。すると、ありました、ありました、萼片の枚数の多いニリンソウが!

7枚のニリンソウです。
7枚のニリンソウ

そして、さらに多い8枚のニリンソウも発見しました!
8枚のニリンソウ

さらに、9枚、10枚のニリンソウは?と探したのですが、さすがに見つかりませんでした。

5枚と6枚の組のニリンソウも発見!
5枚と6枚のペアのニリンソウ

さらに、6枚のペアのニリンソウも発見しちゃいました。
6枚のペアのニリンソウ

7枚、8枚のニリンソウは上の写真でもわかるように1本のものしか見つけられませんでした。
7枚と8枚が群生しているところも1本だらけでした。下の写真はちょっと見にくいのですが、7枚と8枚のニリンソウは1本しかありませんでした。あくまで私が探した範囲ではの話ですが、枚数が増えると栄養が取られちゃうんですかね。
枚数が多いニリンソウの群落.JPG

ドクダミは白い総苞片が通常は4枚ですが、多いものもあるとお伝えしましたが、植物の世界はよく見ていると謎だらけ。身近な植物をよく見て新たな発見をしてみてください。

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2016年04月27日

ムサシアブミ・ウラシマソウ:自然教育園

いつもは今頃見頃のはずの植物の花が今年はいつもよりも早めに咲いている。
そう思いませんか?
いつもならゴールデンウイーク前の今がろが見頃の花も中旬には見頃を迎えていてビックリ!
撮影したのは4/16。珍しい花だけにタイミングを逃したくなかったのですが、偶然にもピッタリと足を運んだ自然教育園。
その花が、ムサシアブミとウラシマソウです。
この花は、サトイモ科の花で、花軸に密集した小さな花(肉穂花序)と、それを囲むように発達した苞(仏炎苞)が特徴なんです。ミズバショウ、ザゼンソウ、コンニャクなども同じ科なんですよ。

まずはムサシアブミ
ムサシアブミ(武蔵鐙)
武蔵の国で作られた「鐙(あぶみ・馬に乗る時に足を乗せる部分)」によく似ていたことから名付けられました。
ムサシアブミ

全体的に緑色で仏炎苞に細いすじが目立ちます。
ムサシアブミの花

ウラシマソウ(浦島草)
ムサシアブミと比べて全体的に茶色をしています。
仏炎苞の先に長い紐状の付属物があって、この付属物を浦島太郎の釣り糸に見立てた名付けられました。
いったいこの付属物は何のためなのでしょうね?虫がこれをつたって花の中に来るようにしているんでしょうかね。
ちょっと奥にあってきれいに全体が撮れなかったのが残念。
でも、自然教育園内のあちこちで見られるようになったのは鳥や獣がタネを運んでいるからなんでしょうね。
ウラシマソウ1

ウラシマソウ2

これらの花によく似たものにマムシグサ(蝮草)というのもあります。これは小石川植物園にあるのを記憶しているのですが、タイミングが合わずなかなか撮れません。

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2016年03月30日

光と戯れるカタクリの花

自然教育園シリーズが続きます。

今回はスプリング・エフェメラル(春のはかない命)の代表格、カタクリの花です。

こもれびの中で輝くカタクリの花です。
輝くカタクリの花

木漏れ日と戯れるカタクリの花です。
木漏れ日と戯れるカタクリの花

今回は木漏れ日と戯れるカタクリの花をスライドショーでのんびりお楽しみください。


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2016年03月28日

シュンラン(春蘭)・自然教育園

自然教育園シリーズが続きます。
今回はシュンランをお届け。
シュンランは漢字で書くと春蘭。名前の通り春に咲く蘭です。
賑やかに肩を寄せあって咲いていました。
シュンラン

地方ごとに様々な呼び名があります。主なものに、ホクロ、ホックリ、ジジババ、ジイババ、ジィトバァ、オジオバア、ジィサンバァサンなどの呼び名があります。ジジババというのは蕊(シベ)柱を男性器に、唇弁を女性器になぞらえ、一つの花に両方が備わっていることからついた説と、花を正面から見て、頬かむりしたおじいさんかおばあさんが両手を広げて孫を迎えているという説があります。

花を見て名前の由来が理解できますか?
春蘭

春蘭2

春蘭3

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2016年03月25日

早くも咲いたニリンソウ・自然教育園

ソメイヨシノも咲いていよいよ本格的に春を迎えますね。
でも、開花後、ちょっと気温が低めでなかなか開花が進んでいませんけどね。

開花宣言が出た3/21は、目黒にある自然教育園でのんびりしていました。
これから数回にわたって自然教育園で撮影した写真をお届けします。

今回は、早くも咲いたニリンソウをお届けします。

ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科・・・茎葉の間から普通2本の長い柄を出し、先端に直径2センチくらいの白い花をつけます。
一株から二輪の花が策から二輪草です。
多くの人はこの名前を聞いてはじめから一緒に二輪咲くのかと思いますよね。
でも、違うんですよ。
はじめから一緒に咲くのではなく、一輪咲いてあとを追うようにもう一輪咲くんです。
こんなふうに。
一輪だけのニリンソウ

もう一輪、早く咲いてくれないかなぁと首を長くして待っている一輪だけのニリンソウ
一輪だけのニリンソウ

こもれびの中で寄り添って咲いたニリンソウ
これからどんどん開花して賑やかになりますよ。
二輪咲いたニリンソウ.JPG

「二輪草 木漏れ日の中 手をつなぎ」


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2015年05月15日

フタリシズカは二人とは限らない

このブログではもう何度も登場しているので、また?と思う方もいるかもしれませんが、今年も登場の「フタリシズカ」です。
5/5に自然教育園で撮影しました。

まずはフタリシズカについて
フタリシズカ(二人静) センリョウ科
花穂が2本であるから二人静。実際は3本であったり4本だったりします。
静御前の霊が、吉野山で若菜摘みに出た娘に乗り移り、神職に「自分の跡を、1日経をあげて回向して欲しい」と求めます。憑いているのが静御前とわかると舞を所望します。昔の舞装束を取りだし娘が踊り始めると同じ装束の静御前が現われ、義経が都を追われたときの様子を娘に寄り添って舞う、という謡曲の「二人静」に見立てて名付けられました。
花穂の多いフタリシズカって珍しいとお思いでしょうが、株によっては2本のものよりも3本か4本の花が多いんですよ。
自然教育園のフタリシズカはこういった株が多くて3本、4本が普通に見られます。
フタリシズカ

花穂が2本のフタリシズカ
2本のフタリシズカ

3本のフタリシズカ
3本のフタリシズカ

4本のフタリシズカ
4本のフタリシズカ

5本のフタリシズカ
5本のフタリシズカ

そして6本の・・・といきたかったのですが、今回は6本のフタリシズカは見つけられませんでした。残念。

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2015年02月20日

春を呼ぶセツブンソウ・ユキワリイチゲ:自然教育園

2月に入ると必ず足を運ぶのが目黒にある自然教育園。
ここにはひっそりと春を呼ぶ花たちが咲くんです。
毎年のようにお届けしていますが、今年もお届けします

まずは、セツブンソウ
節分草(セツブンソウ)キンポウゲ科セツブンソウ属
地を這うように節分の頃に咲き出すので名付けられたといいます。
セツブンソウ

石灰岩地帯に群生して咲きます。石灰岩地帯は開発の手が入ることが多いうえに、ほかに花の無い時期に小さく可憐な花を咲かせることから、かなり採取の対象とされているようで、環境省レッドデータリストでは準絶滅危惧種に、関東以西の15都道府県の絶滅危惧種に登録されています。
自然教育園のセツブンソウは秩父産のセツブンソウを保護育成しているそうです。
カーソルを乗せてご覧ください。


もう一つがユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科イチリンソウ属
一華とは1本の花茎に1つの花が咲く、という意味で、積もった雪を割るように咲いてくることから雪割一華と名づけられました。
ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲは関東には分布しない花で、自然教育園の花は快円当時に広島県から移入したものだそうです。
ちなみに、学名は Anemone keiskeanaといって、keiskeanaは明治初期の植物学者「伊藤圭介」さんから「圭介の」、という意味です。
群生しているユキワリイチゲと、日に透かしたユキワリイチゲをカーソルを乗せてご覧ください。


セツブンソウもユキワリイチゲも春先に花が咲いて、その後、夏までに光合成をして、あとは地下で過ごします。こういう草花のことをスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral=「早春の瞬き」「春先のはかない命」「春の妖精」「早春の幻影」「春の陽炎」など)と呼びます。
フクジュソウ、カタクリ、チューリップ、ニリンソウ等の代表的な春の植物もスプリング・エフェメラルと呼ばれています。
今、福寿草もあちこちで見頃になっています。3月になるとカタクリが咲き、3月の終わりには早咲きのチューリップも咲き出します。
ほんとに春が近づいて来ていますね。

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2013年03月27日

カタクリの花

16日に東京で開花宣言が出されてから早くも10日以上経ち、桜も散り始めています。
いつもならソメイヨシノが咲く前に咲き始める春の花たちが、桜の開花に合わせるかのように見頃を迎えていました。

カタクリの花その一つがスプリング・エフェメラル(春のはかない命)の代表格、カタクリの花です。
今年もおなじみの自然教育園に撮影に行って来ました。撮影日は3/17(日)です。
例年並の開花のようです。
自然教育園内には数カ所にカタクリの群生があります。
もうすぐ見頃というところでしたが、咲いたカタクリはキレイでした。


カタクリ(片栗) ユリ科
種子が地中に入ってから平均して8年目にようやく2枚の葉を出して開花する息の長い花なんですけど、芽が地上に出てから10日程で開花するせっかちなところもあります。
昔は、球根から片栗粉(かたくりこ)を採ってたのはご存知ですよね。
光を浴びて透けるカタクリがキレイです。カーソルを載せて、クリックしてご覧ください。


カタクリは賢治作品にもしばしば登場します。その中から1つだけカタクリが登場する部分をご紹介します。

「若い木霊」
(前略)
その窪地はふくふくした苔に覆はれ、所々やさしいかたくりの花が咲いてゐました。
若い木だまには、そのうすむらさきの立派な花はふらふらうすぐろくひらめくだけで、はっきり見えませんでした。
却ってそのつやつやした緑色の葉の上に次々せはしくあらはれては又消えて行く紫色の怪しい文字を読みました。
「はるだはるだ、はるの日がきた」字は一つづつ生きて息をついて、消えてはあらはれ、あらはれては又消えました。
(後略)
                                        「若い木霊」より
葉もつやつやカタクリの花宮沢賢治の作品では花よりも葉の斑に注目したものが多いんですよ。
作品だとこのような感じですかね。


日に透けるカタクリ  日に透けるカタクリの花

PENTAX Q+03-Fisheyeで撮影した花の先に明かりが灯るカタクリです。
明かりが灯るカタクリ

「カタクリの 俯き加減に 一目惚れ」


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posted by ブドリ at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | .自然教育園 花・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月19日

賑やかそうなフクジュソウ

セツブンソウ、ユキワリイチゲを撮影した近くにはスプリングエフェメラルの一つであるフクジュソウも日差しを浴びて元気に咲いていました。

たくさんのヒナたちが肩を並べて太陽にエサをねだっています。
フクジュソウ

横から見るとヒナが口をパクパクとしてエサをねだっているように見えませんか?
春を待ち望んで、太陽におねだりしているように思えちゃいます。
おねだりするフクジュソウ

成長の早い子、遅い子、それぞれに日差しを求めて頑張っているんですよ。
日差しを求めてフクジュソウ

今回も「PENTAX Q」+「03 FISH-EYE」で接写してみました。
カーソルを乗せてご覧ください。


「口を開け 日差しをねだる 福寿草」


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posted by ブドリ at 20:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | .自然教育園 花・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月18日

セツブンソウ・ユキワリイチゲ:自然教育園

毎年2月には必ず足を運ぶ(毎月行ってるんですけどね)目黒にある自然教育園では次々に撮りたい花が咲き始めます。

その一つがセツブンソウ(節分草)です。
読んで字のごとく節分の頃に咲く花なのでセツブンソウ。
昨年は咲くのが遅く、2/18に行った時にはたったの1輪でしたが、今年は1週間早い2/11に足を運ぶと、昨年よりは花が咲いていました。

節分草(セツブンソウ)キンポウゲ科セツブンソウ属
石灰岩地帯に群生して咲きます。
石灰岩地帯は開発の手が入ることが多いうえに、ほかに花の無い時期に小さく可憐な花を咲かせることから乱獲されるなどによって希少植物になっていて、環境省レッドデータリストでは準絶滅危惧種に、関東以西の15都道府県の絶滅危惧種に登録されています。
背丈は数センチと小さく、大人の親指ぐらいあるかないか程度なので、注意してみないと見逃してしまうような花です。
カーソルを乗せてご覧ください。


地下の塊茎から、数本の茎を伸ばして咲くのでだいたい2輪か3輪の花がまとまって見られます。
カーソルを乗せてご覧ください。


今回も「PENTAX Q」+「03 FISH-EYE」で接写してみました。
あまり面白くはなかったですね。もうちょっと勉強が必要なようです。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。



「豆よりも 微笑みまいて 節分草」


もう一つがユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ(雪割一華) キンポウゲ科
学名 Anemone keiskeana といい、keiskeanaは明治初期の植物学者「伊藤圭介」さんから「圭介の」、という意味です。
早春に咲くイチリンソウの仲間で、雪の中で芽を出して雪を割るようにして出てきて、一茎一華なので“雪割一華”らしいです。
ユキワリイチゲ

自然教育園には群生場所があります。今回は例年並みに咲きはじめたばかりで数は少なかったのですが、見頃になると淡い紫色がとてもきれいなんですよ。
ユキワリイチゲの群生

こちらも「PENTAX Q」+「03 FISH-EYE」で接写してみました。
Fisheyeでユキワリイチゲ

春先に花が咲いて、その後、夏までに光合成をして、あとは地下で過ごす草花のことをスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral=「早春の瞬き」「春先のはかない命」「春の妖精」「早春の幻影」「春の陽炎」など)と呼びます。他に、フクジュソウ、カタクリ、チューリップ、ニリンソウ等の代表的な春の植物があります。

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posted by ブドリ at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | .自然教育園 花・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

シュウブンソウ(秋分草)

彼岸はとっくに過ぎたというのに彼岸花がまだ咲きませんね。
毎朝ウォーキングで行く林試の森も花茎は伸びてきましたが花が咲くまでもう2,3日といったところでしょうか。今年は暑さが彼岸直前まで続いたので1週間以上遅れているようですね。遅れたら遅れたら冷え込み過ぎちゃってちゃんと咲けるんでしょうかね。ちょっと心配。
そんな心配をよそに、季節の花が咲いています。彼岸を教えてくれる彼岸花はパット目立って咲きますが、季節の変わり目を教えてくれるこちらの花はとても小さくて地味です。それはシュウブンソウ(秋分草)です。
シュウブンソウ

「シュウブンソウ(秋分草)」の続きはこちら
posted by ブドリ at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | .自然教育園 花・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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