2016年06月20日

ホタルブクロ・皇居東御苑

今回は皇居東御苑で撮影したホタルブクロをお届けします。

宮沢賢治の作品にはホタルブクロとは出てきませんが、釣鐘草として童話「銀河鉄道の夜」「貝の火」や詩「山の晨明に関する童話風の構想」に登場します。

『つりがねさうか野ぎくの花が、そこらいちめんに、夢の中からでも薫りだしたといふやうに咲き、鳥が一疋、丘の上を鳴き続けながら通って行きました。』  童話「銀河鉄道の夜」

ホタルブクロの 学名は Campanula punctata
『銀河鉄道の夜』に登場するジョバンニの親友の名前はカムパネルラ
意識しなかったはずはないでしょうね。

二の丸雑木林の一隅に咲いているホタルブクロです。
ホタルブクロ

うつむき加減のホタルブクロに風情を感じます。
蛍袋

「蛍を捕まえてこの花の中に入れたので蛍袋」と名付けられたというのが有名ですね。
でも、蛍が飛び交うのは水辺、この花は基本的に開けたやや乾燥した草原や山の斜面などに育つのでこの由来はちょっと?です。イメージ的にはとてもあっているんですけどね。今なら、池の近くなどでも栽培されていますから蛍がいれば花の中に入れられるのでしょうけど。
それより、昔、提灯のことを「火垂(ほたる)袋」と呼び、花がこの形に似ていたことからの方が真実味がありますよね。

ホタルブクロを見るとつい花の中を覗いてみたくなっちゃいますね。
ホタルブクロ

ホタルブクロは開花した時には雄しべは雌しべにくっついて花の奥のほうにあって、伸びていく雄しべの周りに花粉をくっつけています。
花の奥の方にある蜜を求めて虫がやってきたときに、虫の体に花粉をつけて運んで貰って、別の花の開いている雌しべの柱頭に花粉を渡してもらう戦術です。
雌しべが成熟すると雌しべの先端が3つにわかれ、虫が花粉を運んできてくれるのをじっと待っているんですよ。
雌しべが開いたホタルブクロ

どくだみの花と咲くホタルブクロです。
どくだみとホタルブクロ

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2016年05月16日

ユリノキ・新宿御苑

例年、5月のゴールデンウイークになると咲き始めるユリノキ。
今年は4月のゴールデンウイーク突入とともに見頃と1週間近く早咲き。
今年はいろいろな花が咲く時期が早まってますよ。

新宿御苑の大きな大きなユリノキも4/29には見頃でした。
大きなユリノキ

大きすぎてたくさん花が咲いているところはかなり高い位置。見にくいうえに、この日は風がものすごく強くて枝が大きく左右に揺れて撮りにくいのなんの。
わすかに風が収まった瞬間を狙ってユリノキの花です。
満開のユリノキの花

ユリノキはチューリップに似た形の花を咲かせるので、チューリップツリーとも呼ばれ、学名: Liriodendron tulipiferaのLiriodendronは百合のような木を、tulipiferaはチューリップ形の花を意味します。
ユリノキの花

ユリノキは「1890年、のちの大正天皇が皇太子の頃に小石川植物園を訪ね、そこにある日本最古のユリノキ種の木を見た際に、その木を「ユリノキ」と名付けたとされています。
新宿御苑は比較的下の方まで枝が伸びているので比較的見やすいのですが、風が強くて大変でした。
手で枝をつかんで花を撮影したんですけど、強い風が吹いて一緒に飛ばされそうだし、下手に手を放すと危ないしで厳しい撮影でした。
ユリノキ

もう花の時期は過ぎてしまっていると思うので、見てみたい方は来年を楽しみに待ってください。

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2016年05月12日

新宿御苑・旧御涼亭とフジ

亀戸天神社のフジの次は新宿御苑のフジをお届けします。

新宿御苑のフジは日本庭園の上の池に二箇所咲いています。
お届けするのはその一つ、旧御涼亭の近くのフジをお届けします。

日本庭園から手前にあるツツジとフジを入れて撮影しました。
新宿御苑のフジ

奥の中国風の建物が旧御涼亭です。
旧御涼亭は、昭和天皇が皇太子であったときに、そのご成婚記念に台湾在住の日本人が送ったものなので中国建築の建物となっています。

旧御涼亭とフジです。
新緑とフジの紫が引き立てあっています。
旧御涼亭とフジ

ツツジとフジです。
ツツジも今年はちょっと早く咲き始めて終わりも早めでしたね。
フジとツツジ

藤棚に近寄って、フジです。
藤

新宿御苑の藤はまずまず見頃でした。
藤の花

花の撮影はタイミングが難しいですね。

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2016年05月05日

ホオノキ・新宿御苑

毎年のようにお届けしているホオノキですが、今年もお届けします。
でも、いろいろな開花状態の花を見つけられなかったので簡単に。

新宿御苑内には何本かホオノキがあるのですが、一番大きなホオノキが花を見るには一番ピッタリ。
ホオノキ

ホオノキの花は「雌性先熟性があって、開花後は雌性、その日のうちに一度閉じて、翌日に開くと雄性、さらに翌日には生殖機能を失う」というのをご存知ですか?
簡単にいうと雌の時期と雄の時期があるということです。

これから咲くホオノキの花です。
開花前のホオノキ

開いたばかりのホオノキの花。この時期は雌花期です。
雌花期のホオノキ

こちらは雄花期も終わって、雄しべが次ぐ次に落下していく終わりの頃です。
終わりの頃のホオノキ

花が移り変わるのに3〜4日。天気が悪かったりすると8日ぐらいかかるそうです。
また、1本の木でも少しずつ花の時期がずれて咲いていきます。
咲く時期がずれれば、雄花期と雌花期の花ができるための工夫です。
これらすべては自家受粉しないようにという工夫なのですが、それでもホオノキの自家受粉率は、5割から7割になるといわれています。蜜がないので、蜜を求めて飛び回る蜂などがよりつかず、花粉を食べるだけの虫が寄ってくるので、花粉を雄しべから別の花の雌しべへと運ぶ確率が低く、自家受粉してしまう可能性が高いようです。

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2016年05月03日

ハンカチノキひらひら・新宿御苑

今年も新宿御苑でハンカチノキが見頃を迎えたので撮影に行ってきました。
新宿御苑にはハンカチノキが1か所に3本まとまっていて、樹高は10mほどで目線の高さにも花の咲いた枝が伸びているので近くでみることができます。今年は例年並みかやや早くてゴールデンウィークに入る前に見頃は過ぎ、散り始めてしまいました。
新宿門を入ってすぐ右手奥にあります。
ハンカチノキ

ハンカチノキ
 オオギリ科 中国の中部から西部だけに自生する落葉性の高木。花びらに見える白い部分は苞(ほう)と呼ばれるもので、ハナミズキやドクダミの白い部分と同じです。その中央にある球状の頭状花序とよばれる部分に、複数の小さな花が集まって咲いています。花は短い枝先から伸びる柄の先にぶら下がってついて、葉とほぼ同時に開きます。
ヒラヒラと風に揺れる姿がハンカチのようなのでハンカチノキと名付けられました。
ひらひら揺れる姿をハトの姿に見立てて英語では鳩の木と呼ばれています。
風にひらひらと揺れているハンカチノキです。
ハンカチノキの花

真ん中の花序が咲き始めです。口を尖らせているようにみえるのは花序の中にただ一つだけある雌花です。
実はこの花、雌花期と雄花期があって、咲き始めは雌花期、次に雄花期になります。
自家受粉しないようにずらして咲くんです。
なかには雌花がないものもあるようです。
ハンカチノキ、雌花

雌花期が過ぎると、雄花が伸びて咲きます。
ハンカチノキ・雄花期

いつも花の周りをミツバチなどが飛んでいるので今年も!と思ったのですが、全く見当たらず。
花のいい時期が過ぎていたからなんでしょうか。それとも何かの前触れ?

この日は風が強くて、白いハンカチが風に揺れてきれいでしたよ。
風に揺れるハンカチノキ

今頃はすでに散ってしまっていると思いますので、見たい方は来年までお待ち下さい。
八重桜が見頃を迎えた頃に咲き始めますよ。

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2016年04月22日

咲き出したチゴユリ

皇居東御苑の二の丸雑木林で今年も足元にチゴユリが咲き始めました。
とても背が低く、たくさん株が集まっていないと咲いているのも気が付かないほどの小さなチゴユリ。

チゴユリ(稚児百合)ユリ科チゴユリ属 茎の先端に1cmほどの緑がかった白い6弁花を1〜2個咲かせます。時には三つの場合もあるんです。 花の並ぶ姿を稚児行列に見立てたことから名付けられました。
チゴユリ

一輪のチゴユリが多いのですが、よく探すと二輪咲いたチゴユリも見つかります。
一つ見つかるとその付近にいくつかあるので、一輪か二輪かは遺伝的なものなのでしょうね。
二輪のチゴユリ

三輪のチゴユリはないかと探したのですが、咲き始めたばかりで咲いている株自体が少なくてそれはまだみつけられませんでした。
二輪は意外と見つかったので、咲いていいた付近は二輪の遺伝子が優勢のチゴユリなのでしょうかね。
二輪のチゴユリ 2

10日前ぐらい前に撮影したので今はもう満開かもしれません。
チゴユリが咲き出すと、山野草の季節の始まり。二の丸雑木林ではこれからキンラン・ギンランなども咲き出していい季節になります。
また行かなくては!

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2015年05月26日

ホオノキ

今回は新宿御苑からおなじみのホオノキのお花見写真をお届けします。
昨年は骨折したてで見に行くことが出来なかったんですよね。

もう何度もお届けしているので、ホオノキには「雌性先熟性があって、開花後は雌性、翌日に雄性、さらに翌日には生殖機能を失う」性質があると言うのはご存知かもしれません。
詳しくは以前の記事「ホオノキ(朴の木)」をご覧ください。

今回は簡単に写真をお見せします。

雌花期のホオノキです。
まだ咲き始めたばかりで開き具合が小さいですよね。
雌花期のホオノキ

花が大きく開いて、雌しべは閉じ、雄しべが開いている雄花期も終わりかけのホオノキです。
雄花期のホオノキ

雄しべも散って、花として終わりかけのホオノキです。
終わりかけのホオノキ

花が終わって、実がなっているホオノキです。
この実はポロッと落ちやすいので強い風が吹くと足元に転がっていることが多いんですよね。
ホオノキの実

ホオノキは受粉確率を上げるために、少しずつ時期をずらしてたくさんの花を咲かせるんですよ。

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2013年06月08日

タイサンボク・新宿御苑

前回のドクダミの花を探しまわった新宿御苑では下ばかりを向いていたんではないですよ。しっかりと上を気にしながら花・植物写真も撮影していました。
その花がタイサンボクです。
ホオノキからバトンタッチされるような形で咲き始めるタイサンボク。今年は5月の後半から咲き始めていました。
今回はタイサンボクでお花見です。

泰山木タイサンボク(大盞木、泰山木、大山木)
モクレン科 北アメリカ原産のモクレンで、1873年に渡来しました。
中国山東省にある名山・泰山(たいさん)に例えたのが名前の由来。また、大きな樹形が大山のように見えるところから大山木と付けられたとも言われています。
新宿御苑のタイサンボクです。


花は「うけ咲き」で、大きな盞(さかずき)をかざしたように見えるところから「大盞木(タイサンボク)」と名付けられたと植物学者牧野富太郎博士は述べています。
この花の感じが盞(さかずき)に見えたのでしょうか。
タイサンボクの花

タイサンボクもホオノキと同じように少しずつ時期をずらして1ヶ月ほど花が次々と咲いていきます。そして雄花期・雌花期があります。
まだ先端が開いていない咲き始めの花を見つけたので、手で開いて中を覗かせてもらいました。
雌しべがまだフレッシュな状態です。カーソルを乗せてご覧ください。


雌花期から雄花期へと移行中のタイサンボクの花です。
雌花期のタイサンボク

雌しべがしおれて雄花期真っ最中のタイサンボクです。
雄花期のタイサンボク

そして雄花期のタイサンボクにやってきたミツバチ?(とりあえずミツバチということにします)
花粉団子をしっかりと抱いているが、タイサンボクの花粉かどうかは聞いてみないとわからない。
でも、雄しべに止まってもぞもぞしていたので何割かはタイサンボクのもの。もぞもぞしてると雄しべが脱落していきました。雄しべってそんなに簡単に落ちるんだと知った瞬間。
落ちる瞬間は撮れませんが、飛んでるミツバチとおしべに止まったミツバチをカーソルを乗せてご覧ください。
このミツバチ、他のタイサンボクの花に飛んでいくのか見守っていたら、全然別のところに飛んで行っちゃいました。タイサンボクの受粉の確率って低そう。


ヒメタイサンボク(姫泰山木)
タイサンボクの近縁種で小型の花を咲かせるタイサンボク。
タイサンボクが常緑性であるのに対してこちらは落葉性。
新宿御苑には1本だけあるようです。
花の大きさは開いた状態で手を開いたぐらい。すぼまっていると大人の握りこぶしぐらいでした。
いい状態の花は高いところに咲いていて花の中が見られませんでした。
カーソルを乗せてご覧ください。


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2013年05月29日

ホオノキ

今回は新宿御苑から毎年おなじみのホオノキのお花見写真をお届けします。

ホオノキ(朴木)属名 モクレン科モクレン属、学名  Magnolia obovata
名前のホオは苞の意味で大きな葉に食物を盛ったことに由来します。

ホオノキには「雌性先熟性があって、開花後は雌性、翌日に雄性、さらに翌日には生殖機能を失う」性質があるのですが、詳しくは以前の記事「ホオノキ(朴の木)」をご覧いただくとして、今回は簡単に写真をお見せします。

ホオノキもユリノキ同様、大木になって比較的高いところに花をつけるので花が見にくいんです。
毎朝ウォーキングで寄る林試の森のホオノキも高いところに花をつけているので花の様子がよく見えないんですよ。
新宿御苑のホオノキは枝の張りもよく、垂れ下がり気味の枝の先にも花をつけるので花の観察には絶好なんですよ。ただし、いろいろな状態の花を見るのは意外と難しいものです。

この木が新宿御苑で一番大きなホオノキです。人の大きさと比べてみてください。
見やすい位置にも花が咲いてくれるんですよ。
ホオノキ

おちょぼ口で咲いている雌性期の花です。先端の紫色の反り返っているものが雌しべです。
雌性期のホオノキ

雌性期の花と雄性期の花がいい具合に並んでいました。ちょっと高いところだったのでこれでズームいっぱいですが、上側の開いた花の雌しべが閉じ、雄しべが開いているのがわかると思います。
雌性期と雄性期があるのは、少しずつ花が咲く時期をずらすことによって、雄花と雌花の役割を分けて自家受粉を防ぐ努力もしているんですよ。
雌雄のホオノキ

そして雄性期も過ぎて雄しべが落ち始めたホオノキの花です。
盛りを過ぎたホオノキの花

花が終わると実がなります。これが秋には赤く色づいて割れて種が落ちます。
でも、途中で鳥に突かれたり、風に吹かれて落下するなどして、熟すまで残っているのはごく僅かです。
また、実際には他家受粉よりも自家受粉のほうが多いようで、自家受粉したほうが育ちが悪いとの説もあります。
ホオノキは強い他感作用があって、落葉や根などから分泌される他感物質によって種子発芽や、発芽した植物の生育が強く抑制されるので、ホオノキの下は下草が少なく、落ち葉が積もっていることが多いんです。
たくさん残っていると自分の周りにライバルが増えてしまうのでこれもまた微妙な調整が行われているのでしょう。
自然はなんともたくましいですよね。

ホオノキの花を毎年見たいと思うのには宮沢賢治と結びつくからです。
賢治の作品の中にはモクレン科モクレン属の学名のマグノリアとしてやハクモクレン、コブシ、ホウノキとしても登場します。
どれも印象深いのでホウノキなどを見るとつい感傷に浸ってしまいます。

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2013年05月28日

ユリノキ・シナユリノキ:新宿御苑

バラの撮影と同じ5/12に撮影した花・植物が続きます。

この日の目的は満開のユリノキの花です。東京ではだいたい5月の声とともに咲き始めます。
ユリノキの大木大抵は高木になって高いところに花をつけるのでなかなか花を見ることが出来ません。
芝生広場のユリノキの大木です。
これだけ大きな木の上の方に花が咲いたら見えませんよね。


この新宿御苑のユリノキは芝生広場の真中付近と温室の前に大木があるのですが、どちらも枝が張って垂れ下がってくるのでいい感じに花が見られるんですよ。
カーソルを乗せてご覧ください。


ユリノキは「1890年、のちの大正天皇が皇太子の頃に小石川植物園を訪ね、そこにある日本最古のユリノキ種の木を見た際に、その木を「ユリノキ」と名付けたとされます。
チューリップに似た形の花を咲かせるので、チューリップツリーとも呼ばれ、学名: Liriodendron tulipiferaのLiriodendronは百合のような木を、tulipiferaはチューリップ形の花を意味します。
葉っぱの形が半纏に似ていることから半纏木(ハンテンボク)とも呼ばれます。
ハンテンボク

シナユリノキの高木新宿御苑にはもうひとつユリノキがあります。それはシナユリノキといいます。
こちらも大木になっています。


シナユリノキ(支那百合の木)モクレン科ユリノキ属
中国中部の標高1000〜1500mに分布する落葉高木で、北アメリカ原産のユリノキに比べて、花は小ぶりで緑色が強く、葉は大きめです。ユリノキの近縁種で、アジアと北アメリカに隔離分布していることから、大陸移動の生物的証拠であるとされています。
カーソルを乗せてご覧ください。


このどちらも毎朝ウォーキングで立ち寄る林試の森にもあるんです。でも、背が高くて日当たりのいい高いところに花がつくため、花が咲いているのはわかるのですが花がよく見えないのが残念(--;)

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posted by ブドリ at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | .新宿御苑 夏の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月11日

「はるかのひまわり」に思いを込めて

今日、お見せするのは皇居東御苑に今年も咲いた「はるかのひまわり」です。
私のブログでは2006年から毎年お届けしていますのでご記憶の方も多いでしょう。
はるかのひまわり


はるかのひまわりというのは
1995年1月17日午前5時46分に起こった阪神・淡路大震災で亡くなった、 小学6年生の「加藤はるか」ちゃんのことです。はるかちゃんが飼っていたハムスターと、隣の仲良しのオウムに餌として与えていたひまわりの種が、彼女の亡くなった場所からその年の夏にたくさんのひまわりが咲いて周囲の人を驚かせました。
地域の人たちはそのひまわりに亡くなった彼女の名前をつけて「はるかのひまわり」と呼び、震災からの「復興」と、亡くなった人への「慰霊」の思いを込めてひまわりを咲かせ続けています。

元気にはるかのひまわり


そして、2005年1月に阪神淡路大震災10周年追悼に訪れた際、
遺族代表の小学生から天皇皇后両陛下に贈られ、
御所にお持ち帰りになられ、御所にでお育てになりました。
御所に咲いたひまわりの種を東御苑にも蒔いて2006年から花を咲かせています。

はるかのひまわり咲く


そして、今日8月11日は3月11日に発生した東日本大震災から5ヶ月の日。
まだまだ行方不明者も大勢いらっしゃいます。
この猛暑の中、避難所生活を余儀なくされている方々も大勢いらっしゃいます。
地震の被害だけでなく福島第1原子力発電所の事故でも、避難を余儀なくされたり、避難したくても出来なかったり、家族が離れて暮らさなければならなくなったりと実に多くの方々がいまだ不安の中で生活しています。

その震災から5ヶ月の今日。
東北の太平洋沿岸で、「追悼」と「復興」の意味を込めて、一斉に花火を打ち上げるプロジェクト「LIGHT UP NIPPON」が行われます。

はるかのひまわりのようにたくさんの希望の光となることを願います。

阪神・淡路大震災と東日本大震災の間には地震による被害や台風や大雨による被害など数多くの自然災害が起き、たくさんの方が亡くなられています。
いろいろな災害の記憶を様々な形で風化させぬよう伝えていかなければなりません。


この「はるかのひまわり」を撮影に行ったのは8/6です。
そう、広島に原子爆弾が投下されたのと同じ日。
8/9には長崎にも投下されました。
この悲惨な戦争の記憶もまたけっして風化させてはならないものです。

それから66年。
今また、放射能という見えないものに脅かされています。
あらためて核というものは人間の手に負えるものではなく、共存は難しいとつきつけられました。

エネルギー問題を始め、家族のあり方について、地域社会のあり方について、本当にいろいろな意味でこれまでの社会の反省とこれからの社会のあるべき姿について真剣に向き合わなければいけない時なのだと思います。

ほんとうの幸いって何か、みんなで考えていかなければいけないのではないかと思います。


「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。」(宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」より)

「近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である」
                   (宮沢賢治 「農民芸術概論綱要」より)

岩手を代表する宮沢賢治がいろいろな作品で求めた「幸い」
今あらためて自分なりに考えてみたいと思います。

あらためて、犠牲になられたたくさんの方のご冥福をお祈り致します。

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2011年05月19日

フジの花

ゴールデンウィークに撮影した写真に戻り、ハンカチノキ、ラクウショウの森、ホオノキを撮影したのと同じ4/30の新宿御苑で撮影したフジの花をお届けします。

新宿御苑・藤
新宿御苑の水の流に沿ってデザインされた日本庭園には藤棚があります。
もちろん藤棚は池のそば。


池にかかる藤棚から垂れ下がるフジの花の姿がいいですよね。
この日は今ひとつ天気がはっきりとしなかったので、晴れた空の下で冴えた色が見られたらもっと良かったんですけどね。
カーソルを乗せてご覧ください。


フジの花と松の雌花すぐそばにある松の木も色鮮やかで優美なフジの花に対抗意識をむき出しにして雌花が伸びてきています。


風に揺れるフジの花この日はけっこう風が強かったので、フジの花が風に吹かれて揺れていました。
おかげでなかなかピントが合わなくて大変。
それでも、風に揺れるフジの花はやはり優雅。
風が吹いてものんびり見られることに感謝。


崩れた石灯籠実はこの藤棚のすぐそばには石灯籠があるんです。
でも、東日本大震災の揺れによって崩れていました。
都内では、神社の石灯籠など芯柱が通ってなかったりするものの被害があちこちで見られたんですよ。
地震の際は、石灯籠には近寄らないようにしましょう。


旧御涼亭の近くにある藤棚。
こちらは遅咲きなので見頃はゴールデンウィーク後半のようで、花の開花具合がもう一つでした、
それでも、御涼亭をバックにいい雰囲気です。
カーソルを乗せてご覧ください。


今年のフジの花はちょっと小振りのような気がしました。
やはり3月の天候が不順だったせいでしょうかね。

次回は亀戸天神のフジの花と東京スカイツリーをお届けします。

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