2018年04月23日

タンポポ綿毛のドライフラワー(再々掲載)

今年は春の陽気をすっ飛ばして夏の陽気が続いて、例年だとゴールデンウイークに見頃を迎える花が4月上旬から次々に開花して、ゴールデンウイークに見頃の花は?という感じです。
4月に入るとこのブログで次第に検索されて訪問者が増えてくるのが「タンポポの綿毛のドライフラワー」
すでに綿毛の数も増えて来ていますね。
ということで、過去にお届けした記事をまたまたお届けします。




綿毛なのにドライフラワーはおかしいのですが、みんながそう呼んでいますのでお許しを。

作り方は簡単なんですよ。

準備するもの

綿毛になる前のタンポポ・・・横になっている状態のものが向いています。すぐに作成するならまっすぐになっている状態のもの(朝とって夜作業しようとするとすでに開いちゃってる場合があるのです)でも大丈夫だと思います。なるべく太い茎の方が作業しやすいです。
(タンポポは花の時期が終わると、花が閉じてまっすぐ伸びていた茎が寝るんです。
そして綿毛が開く準備が整うと再び真っ直ぐに伸びて、花の時期よりも茎を長く伸ばして綿毛が開きます。)

20番(0.9mm)の針金
針金固定用の両面テープ
固定箇所を隠したり装飾するための石など
適当なビン

これだけです。

針金の配置ドライフラワーを飾るビンの中央などに針金を固定して、目隠し用のガラスやさざれ石などを配置します。


タンポポの配置それに針金の長さに合わせて切ったタンポポをさします。タンポポの頭(貫通しないように)までしっかり針金を通さないと頭が垂れてしまいますのでご注意ください。ビンのふたは空けて2、3日、早ければ1日置いておき、綿毛が広がります。


綿毛が開く様子を5分おきに12時間撮影した写真を1分の動画にまとめてみました。


こちらはビンの中に入れずに針金に差した状態で約12時間撮影した写真を1分にした動画です。


シリカゲル(乾燥剤)を底面に広がるぐらい入れ、飾り用の石やガラスを綿毛に当たらないようにビンの縁に添わせていれ、軽くビンを振ってそこに広がったらフタをして出来上がり。

そして出来上がった作品がこちら
記念すべき作品第1号
先のすぼまったビンを食器棚に見つけ、もう何年も動いていないので有効活用です。
タンポポの足元には琉球ガラスを散りばめてみました。

この第1号はさっそくお嫁に行きました。

カーソルを乗せてご覧ください。


ウイスキーボトルの中のタンポポ綿毛作品番号3
ウイスキーのボトルにアレンジしてみました。
細い口から割り箸で針金を配置し、その針金に綿毛が開く前のすぼんたタンポポをさして、綿毛を開かせました。
もうちょっとビンの中央の予定だったのですが、意外と下の方に広がってしまいました。


焼酎ボトルの中のタンポポ綿毛のドライフラワー作品番号5
こちらは焼酎の瓶です。
これも上と同じ方法で作りました。
こちらはちゃんと高さを考えて配置しました。

お酒のビンばかり!なんて言わないでくださいね。
家では飲まないんですけど、外では普通に飲むので家でも飲むと思われていただくのですが、結局無駄にしてしまうので、ビンだけが残ってます。


ビンの中のタンポポ綿毛のドライフラワー作品番号6
なんのボトルだったか忘れましたけどちいちゃなボトルです。
上にも下にも高さがないのでうまく広がるか心配だったのですが、見事に広がってくれました。


タンポポ綿毛のドライフラワーの兄妹作品番号7
こちらは2本のタンポポ綿毛を兄妹のようにアレンジしてみました。
こちらはもう間もなくかわいい兄妹のところに旅立っていく予定です。


ものの準備さえ出来ればとても簡単ですよ。
春のタンポポシーズン真っ盛りの今、作ってみたい方はすぐにタンポポを探しに行ってください!

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2018年03月10日

カタクリの花が咲き始めました!

今年の冬は寒い日が多いですね。
3月は春を飛び越して20℃を越して初夏のような日があるかと思えば、10℃を下回る真冬のような日もあって、なかなか大変な月になっていて、いつ本格的な春になるのかという感じですね。
でも、自然界は確実に春の足音を響かせて近寄ってきていますよ。

今日はなかなか晴れてこなかったのですが、お昼を過ぎたあたりから雲が切れだして日射しも戻ってきたので、久しぶりに目黒自然教育園に行ってきました。

まず1つ目の目的だった水生植物園へ。
そこで探したのがこちら。
わかりますよね、ツクシです!
まだ数は少ないのですが、あちこちで顔を見せていましたよ!
ツクシ

もう一つの目的は次回お届けします。
今回は、まだ咲いてないだろうと思っていたカタクリの花が1輪だけ開き始めていたのを見つけちゃいました!
咲き始めたカタクリ

日差しを浴びる横からも撮影してみました。
朝から晴れていたら、もっと開いていたんでしょうね。
明日あたり数輪咲きそうですよ。
カタクリの花

週明けからは気温がぐっと上がる予報になっていますし、ソメイヨシノの開花予想日まであと10日ほど。
春はもうすぐそこですよ。

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2017年04月10日

源平桃・砧公園

砧公園シリーズの最終回は花です。
ソメイヨシノを見に行ったもののまだまだだった3月下旬の砧公園。
撮影したのはソメイヨシノと同じ頃に咲くハナモモ(花桃)です。
これがその花桃の木です。
満開までもうちょっとの状態でしたが、花の様子がわかると思います。
木は2本なんですけど、一つの木で赤と白の色の違う花が咲く源平桃と言います。
源平桃

一本の木で、紅、白、ピンク、白に斑の入った絞りなどが咲きます。
紅白混じって咲く源平桃

ネット上を探してなんで咲き分けるのかを見つけました。
全文引用させていただきます。

日本科学者会議 女性研究者・技術者のページ 大阪支部女性会員のページ
−投稿−(2005/4)
珍しい梅   


梅や花桃では、一本の木に白、ピンク、赤など複数の色の花が咲くことがあります。

一本の木は遺伝子が一種類なので、花の色はすべて同じであるはずなのに、なぜ花の色が様々になるのか?

花モモの花の赤い色を作る遺伝子を発見された、研究者からお話を伺いました。

その遺伝子をpeace gene と言います。「平和」の遺伝子!

Peach(モモ) anthocyanin(赤い色素の名前)  coloration(発色) enhance(増やす) gene(遺伝子) の頭文字をとったとのこと。彼女はこの名前を誇りにしていました。花モモや紅梅は本来この「平和」遺伝子を持っていますが、一方では、この遺伝子が働くのを邪魔する風来坊の遺伝子(transposon)が別にあり、その遺伝子が「平和」遺伝子に取り付くと赤い色素を作ることが出来ず、白っぽい花になると推測されています。

満開の一本の梅。少し斑がはいった白い花が圧倒的ですが、濃いピンクの花ばかりの一枝と、白とピンクが交互に咲いている別の一枝があり、大変美しい、珍しい樹木でした。一般には、源氏と平家の旗の色にちなんで「源平咲き」と言われます。

純粋に科学として興味深い話ですが、大変ドラマチックな「遺伝子物語」でもあります。私は、思わず日本社会の現在の状況を連想しました。すなわち、平和を希求し憲法9条を守ろうとする庶民と、邪魔する勢力とのせめぎあいです。Pesce遺伝子が邪魔されて起こる「源平咲き」は美しいものですが、「戦争」遺伝子は絶対に増やしてはならない!と心から思います。(大阪 中村)


なかなかいいまとめとなっていますよね。
争うことはよくないですよ。
そんな思いを持って眺めましょう。

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posted by ブドリ at 20:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

「自然体験林で春を撮ろう」ズーラシア

4/1(土)、よこはま動物園ズーラシアで、動植物を撮り続けて35年の自然写真家、亀田龍吉さんと一緒に春の雑木林を散策し、撮影しましょうというイベント「自然体験林で春を撮ろう」がありました。
いつもブログでお世話になっているfelizmundoさんから、亀田龍吉さんは私に是非紹介してあげたいと思っていた写真家で、この機会にお話をしてみてはと紹介していただき、参加してきました。

意外と低い気温が続いていることと、当日はあいにくの雨ということで、春の花の開花が遅く、花をいろいろ楽しんで撮るということは今ひとつでしたが、亀田龍吉さんから、芽吹き始めた木々などについてや、写真について教わることができました。

これ?なんだかわかりますか?
実はこれ、すでに花が終わってしまったので、普段は全く見向きもしていなかったので気にもとめなかった物でした。
フクジュソウの実だそうです。花だけにとらわれていてはイカンですね!
フクジュソウの実

カタクリの花は日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返るのですが、この日は冷たい雨で閉じたまま。
閉じた花被片に雨滴が付いていました。
雨の日にはなかなか撮影に出ないので、この日は雨滴に注目したくなりました。
もう少し近づけて、背景もスッキリしていると、雨滴がもっと目立ったのでしょうが、残念。
カタクリの花と雨滴

この日一番時間をかけて観察し、撮影の時間をかけたのがクロモジ。
楊枝に使われる木のクロモジの木に、花が咲いていたので、木の説明に観察しながら撮影する時に心がけることなどを聞いて、思い思いに撮影し、亀田さんに見てもらったりしました。
雨滴をたっぷりとぶら下げたクロモジの花です。
雨滴をぶら下げたクロモジの花

クロモジの新葉にくっついた雨滴
クロモジの新葉と雨滴.JPG

クロモジの花が連なる枝に雨滴の列。
この写真を亀田さんに見ていただき、雨滴のバックが暗めで雨滴が強調されていていいねと寸評をいただきました。
雨滴連なるクロモジ

あちこちで話を聞きながら回っていると時間が立つのも早く、あっという間に12時を過ぎて終了の時間になってしまいました。
その後、亀田さんとお話させていただきました。
一線で活躍されている方とお話すると、これでいいんだと思う部分もあれば、自分の写真に足りないもの、大切なことなど学ぶべき点がありますね。
そこは私の胸に秘めて、これからの写真にどう活かせるかを考えていきたいと思います。

いつもは一人で黙々と撮っていますけど、話をしながら撮影するのもいいものですね。
次があったら、日差したっぷりの中で、光をどのように捉えるかなど感じさせてもらいたいですね。

亀田龍吉さん、主催してくださったズーラシア並びにNPO法人ハマのトウダイ、株式会社アマナの皆様、そして紹介してくださったfelizmundoさん、どうもありがとうございました。

亀田龍吉さんの本はこちらからどうぞ
亀田龍吉さんの本

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posted by ブドリ at 21:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

タンポポの綿毛のドライフラワー(再掲)

ようやく春の陽気に包まれるようになったこのごろ。
このブログが次第に検索されて訪問者が増えてくるのが「タンポポの綿毛のドライフラワー」
ということで、過去にお届けした記事をもう一度お届けします。




綿毛なのにドライフラワーはおかしいのですが、みんながそう呼んでいますのでお許しを。

作り方は簡単なんですよ。

準備するもの

綿毛になる前のタンポポ・・・横になっている状態のものが向いています。すぐに作成するならまっすぐになっている状態のもの(朝とって夜作業しようとするとすでに開いちゃってる場合があるのです)でも大丈夫だと思います。なるべく太い茎の方が作業しやすいです。
(タンポポは花の時期が終わると、花が閉じてまっすぐ伸びていた茎が寝るんです。
そして綿毛が開く準備が整うと再び真っ直ぐに伸びて、花の時期よりも茎を長く伸ばして綿毛が開きます。)

20番(0.9mm)の針金
針金固定用の両面テープ
固定箇所を隠したり装飾するための石など
適当なビン

これだけです。

針金の配置ドライフラワーを飾るビンの中央などに針金を固定して、目隠し用のガラスやさざれ石などを配置します。


タンポポの配置それに針金の長さに合わせて切ったタンポポをさします。タンポポの頭(貫通しないように)までしっかり針金を通さないと頭が垂れてしまいますのでご注意ください。ビンのふたは空けて2、3日、早ければ1日置いておき、綿毛が広がります。


綿毛が開く様子を5分おきに12時間撮影した写真を1分の動画にまとめてみました。


こちらはビンの中に入れずに針金に差した状態で約12時間撮影した写真を1分にした動画です。


シリカゲル(乾燥剤)を底面に広がるぐらい入れ、飾り用の石やガラスを綿毛に当たらないようにビンの縁に添わせていれ、軽くビンを振ってそこに広がったらフタをして出来上がり。

そして出来上がった作品がこちら
記念すべき作品第1号
先のすぼまったビンを食器棚に見つけ、もう何年も動いていないので有効活用です。
タンポポの足元には琉球ガラスを散りばめてみました。

この第1号はさっそくお嫁に行きました。

カーソルを乗せてご覧ください。


ウイスキーボトルの中のタンポポ綿毛作品番号3
ウイスキーのボトルにアレンジしてみました。
細い口から割り箸で針金を配置し、その針金に綿毛が開く前のすぼんたタンポポをさして、綿毛を開かせました。
もうちょっとビンの中央の予定だったのですが、意外と下の方に広がってしまいました。


焼酎ボトルの中のタンポポ綿毛のドライフラワー作品番号5
こちらは焼酎の瓶です。
これも上と同じ方法で作りました。
こちらはちゃんと高さを考えて配置しました。

お酒のビンばかり!なんて言わないでくださいね。
家では飲まないんですけど、外では普通に飲むので家でも飲むと思われていただくのですが、結局無駄にしてしまうので、ビンだけが残ってます。


ビンの中のタンポポ綿毛のドライフラワー作品番号6
なんのボトルだったか忘れましたけどちいちゃなボトルです。
上にも下にも高さがないのでうまく広がるか心配だったのですが、見事に広がってくれました。


タンポポ綿毛のドライフラワーの兄妹作品番号7
こちらは2本のタンポポ綿毛を兄妹のようにアレンジしてみました。
こちらはもう間もなくかわいい兄妹のところに旅立っていく予定です。


ものの準備さえ出来ればとても簡単ですよ。
春のタンポポシーズン真っ盛りの今、作ってみたい方はすぐにタンポポを探しに行ってください!

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2016年01月30日

梅咲く皇居東御苑

シジュウカラが鳴き、メジロが飛び交う皇居東御苑。
梅の花も咲き始めていました。

白梅が咲き、紅梅が咲き、春の足音が近づいてきます。
白梅

紅梅

楚々と咲く梅の花。
控えめな美しさがありますよね。
梅の花

梅が咲き、寒桜が咲き、寒くても着実に春が近づいていますね。

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2014年02月04日

菜の花と海・吾妻山公園

吾妻山公園の菜の花が続きます。
今回は富士山側ではなく、相模湾と菜の花です。

見晴台から相模湾の方向を眺めてみました。
海面が陽の光でキラキラと輝いてなんとも言えない綺麗さです。
菜の花と相模湾

眩しい太陽と菜の花眩しい太陽
煌めく海面
光を浴びる菜の花


菜の花と四阿、そして遠くに見える伊豆大島
カーソルを乗せてご覧ください。


煌めく海面と眩しそうな菜の花
カーソルを乗せてご覧ください。


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2013年04月24日

うずのしゅげを知っていますか

タイトルで、みなさんに問いかけているわけではありませんよ。

これは宮沢賢治の童話「おきなぐさ」の冒頭の一節「うずのしゅげを知ってますか。」です。

冒頭部分をご紹介します。



『おきなぐさ』  宮沢賢治

うずのしゅげを知っていますか。 
うずのしゅげは、植物学では、おきなぐさと呼ばれますが、おきなぐさという名はなんだかあのやさしい若い花をあらわさないようにおもいます。
そんならうずのしゅげとはなんのことかと言われても私にはわかったようなまたわからないような気がします。


そのオキナグサですが、都内の植物園、公園などでは数カ所で育てられているのは確認しているんですけど、群生する花ではないですし、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧U類、都道府県のレッドデータブックでは絶滅や絶滅危惧T類のところもあるほど貴重な花です。
毎年、おきなぐさを見たい、うずのしゅげを撮りたい、と思っているのですが、こればかりはタイミングが合いません。

この春、国営昭和記念公園のこもれびの丘で咲いているという情報を得ました。しかもチューリップがもう満開というので4/14(日)にでかけてみました。

55DSCG1593.JPGこもれびの丘のオキナグサが植わっている所は覚えているので一目散。
でも、惜しい!花が咲いている株がなかった!


もう少しで咲きそうなオキナグサ。
もうすぐ咲きそうなオキナグサ

そして、髭になってしまったオキナグサです。
この状態からもう少し進んで白くワタのようになった状態が老人の頭髪のようなので翁草と名付けられたそうで、うずのしゅげもうずはおじいさん・翁の方言、しゅげはひげ、つまり、おじいさんのひげということらしいので、花からついた名前ではないんですよ。
うずのしゅげ

この状態からもっと進んで綿毛になった状態を宮沢賢治は童話の中で次のように表現しています。
『春の二つのうずのしゅげはすっかりふさふさした銀毛の房にかわっていました。野原のポプラの錫いろの葉をちらちらひるがえし、ふもとの草が青い黄金(きん)のかがやきをあげますと、その二つのうずのしゅげの銀毛の房はぷるぷるふるえて今にも飛び立ちそうでした。』

そして最後。

『そしてちょうど星が砕けて散るときのように、からだがばらばらになって一本ずつの銀毛はまっしろに光り、羽虫のように北の方へ飛んで行きました。そしてひばりは鉄砲玉のように空へとびあがって鋭いみじかい歌をほんのちょっと歌ったのでした。
 私は考えます。なぜひばりはうずのしゅげの銀毛の飛んで行った北の方へ飛ばなかったか、まっすぐに空の方へ飛んだか。
 それはたしかに、二つのうずのしゅげのたましいが天の方へ行ったからです。そしてもう追いつけなくなったときひばりはあのみじかい別れの歌を贈ったのだろうと思います。そんなら天上へ行った二つの小さなたましいはどうなったか、私はそれは二つの小さな変光星になったと思います。なぜなら変光星はあるときは黒くて天文台からも見えず、あるときは蟻が言ったように赤く光って見えるからです。』

この作品は賢治が27歳の時、妹トシを亡くした後の詩作がなされていない半年、そのあとに書かれたのが、この「おきなぐさ」ということです。
それを合わせて考えるとこのオキナグサに妹トシの姿を重ねて見ているように思えませんか。
そしてトシの魂も・・・

うずのしゅげをみて、宮沢賢治の作品を振り返りながら、童話の世界を感じてみるのが私の楽しみなんですよ。

ちなみにオキナグサの呼び方をまとめられたサイトがあるのでご紹介します。
こんなに地方に寄って呼び方があるなんて驚きますよ。
オキナグサの呼び名方言集

おきなぐさ;いちょうの実 (日本の童話名作選)

宮沢 賢治 偕成社 1992-05
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by ヨメレバ


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2013年04月17日

ハンカチノキの花ひらひら

今年は花が早く咲きすぎて大変です。
いつもだとゴールデンウイークに見頃を迎える花が次々と見頃を迎えていて、このままではゴールデンウィークに花の撮影ができないかもしれない、そんな状態です。
見頃が早くなったので慌てて撮影に行って、足を運べる方には足を運んで欲しいので桜もそこそこにお届けします。
それが新宿御苑のハンカチノキです。
私は例年だと4/29頃に撮影に行くのですが、今年は先週のうちに毎朝ウォーキングに行く林試の森のハンカチノキが咲き出したし、新宿御苑のハンカチノキも咲きだしたというので4/13(土)に撮影に行ってきました。2週間も早くですよ。今年で8年連続の登場になります。

ハンカチノキ
 オオギリ科 中国の中部から西部だけに自生する落葉性の高木。花びらに見える白い部分は苞(ほう)と呼ばれるもので、その中央にある球状の頭状花序とよばれる部分に、複数の小さな花が集まって咲いています。花は短い枝先から伸びる柄の先にぶら下がってついて、葉とほぼ同時に開きます。苞は広がる時は緑色で、広がると白色になります。ハナミズキの白い部分も同じですよ。
撮影に行った日はまだ少し早くて苞は緑色のものが多い状態でした。
カーソルを乗せてご覧ください。


新宿御苑には3本植裁されていて、一番見やすい木がよく花をつけ、苞がひらひらと風に揺れていました。
PENTAX Q+Fisheyeで全体を撮ってみましたが、ひらひらがわかりませんね(--;)
新宿御苑のハンカチノキ

中央にある球状の頭状花序、これは雄花と雌花の集合体なんですよ。どれが雄花でどれが雌花?ですよね。
ちょっと早めに撮影に行って、今までの謎が解けました。
この写真をご覧ください。
ぴょこんと出た一つの花!これがなんと雌花なんです。一つの花序に一つの雌花なんですよ!
この後に赤いぶつぶつとしたところが開いて雄花が咲きます。
つまり、自家受粉しないように雌花期と雄花期があるということなんです。
ハンカチノキの雌花

雄花が開いた状態は昨年の記事「ハンカチノキ、ヒラヒラと:新宿御苑」をご覧ください。
ホオノキにも雌花期と雄花期があるんですよ(ホオノキについては以前に「ホオノキ(朴の木)」にまとめています。実は草花にも分かれているものがあるんです。それは「雄花期・雌花期」にまとめてあります。

開花するには樹高3mほど(苗木から10年程度)に育つ必要があるので、花はずっと高いところに咲いてしまって撮りにくいんですよね。新宿御苑のものは枝が張って垂れてきているので見やすいところもあって、今回ようやく見つけたというわけです。

このハンカチノキは普通に見るのもいいのですが、薄いひらひらを日に透かしてみるのがいいんですよ。
この木は閉園時間近くになると木の間から漏れてくる日差しがいい具合に当たるんです。
新宿門近くにあるので、大抵は来た時に白さの映えるハナノキを撮って、帰り際に透けたハナノキを撮るというのがパターンです。今回ももちろんおんなじパターン。
ただ、撮りやすいところの花がまだ早くて、苞が広がっているのは高い位置で苦労しました。
日に透けるハンカチノキ 夕日にひらひら・ハンカチノキ

ハンカチノキの苞にアイた穴から夕日が差し込んでいました。こういうのを見つけるのが楽しいんですよ(^^)
夕日差し込むハンカチノキ

昭和記念公園のチューリップはすでに見頃で4/14(日)に急遽撮影に行ったし、早咲きの藤も咲き始めてもうまもなく見頃になりそうだし、足下の草花も次々にいつもより早く咲いちゃって写真を撮りたいのにどうしたらいいものか。そんなに慌てなくてもいいのに。
日本が効率化だ、スピード化だなんて、周りを見る余裕のない変な方向に進んでるから自然界までリズムが狂ってきてるんじゃないのかなぁ。
宮沢賢治はこの状態をどう感じてるだろうなぁ。

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タンポポの綿毛のドライフラワー その後

この時期、私のブログが検索エンジンからたくさん訪問されるキーワードがあります。
それが
「タンポポ 綿毛 ドライフラワー」

この検索ワードで検索すると最初の方に現れます。
なにそれ?と思われますよね。
2年前の2011年6月3日の記事に「タンポポの綿毛のドライフラワー」として作り方や私が作ったドライフラワー(綿毛なのでドライフラワーとは言わないのでしょうが)を掲載しました。
それいら、タンポポの季節になると毎日のように検索されています。

作り方は以前の記事「タンポポの綿毛のドライフラワー」を見ていただくとして、今回は2年前に作ったものはどうなったか!それをお見せします。
まぁ、結論から言うと、今でもしっかり綿毛のままです。

作った当時の写真と並べます。今回は背景に気を使ってまえん(--;)
作品番号3
タンポポ綿毛のドライフラワーNo.3 タンポポ綿毛のドライフラワーNo.3 今

作品番号5
タンポポ綿毛のドライフラワーNo.5 タンポポ綿毛のドライフラワーNo.5 今

作品番号6
タンポポ綿毛のドライフラワーNo.6 タンポポ綿毛のドライフラワーNo.6 今

どうですか?シリカゲルを入れたものも入れなかったものも密閉したままで2年間綿毛の状態を維持しています。すごいでしょ!
置き場所は倒れにくく、日がガンガン当たらない所がいいです。
倒すと綿毛が散ってしまいますよ。いくつか倒してボトルの中に散乱しちゃいました。
でも、それも自然の姿と喜ぶ人もいましたよ。

ゴールデンウィーク前に楽しんでもらおうと思って来週にこの記事をと思っていたのですが、今年はタンポポの季節も早くて、この時期で綿毛になってるものが多いですよね。
状態のいいタンポポを見つけて是非チャレンジしてみてください!

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2013年03月12日

円融寺でウメジロ

早朝ウォーキングで訪れる目黒区内にある円融寺。ここの参道の両側には梅の木が植えられています。
タイミングよく白梅と紅梅が満開になるととてもキレイなのですが、微妙にタイミングがずれるし、桜の花ほど豪華に咲かないのでちょっと寂しく感じられますが、いい雰囲気なんですよ。
JR東海のCMで「そうだ、京都 行こう」というのがありましたが、その後からここに来るとそのイメージがあるんです。

山門から仁王門までをPENTAX Q+003 FISH-EYEで撮影した写真をスライドショーでご覧ください。
曇り空だったのが残念。


梅の木があればメジロはいるだろうなぁ、またここでウメジロを撮りたいそう思いながら参道を進んでいたら、途中の梅の木にひょっこりメジロが現れました。
いらっしゃい!なんて出迎えてくれたみたいです。
メジロの出迎え

梅にチューぼくは梅の花が大好き、チュー!


メジロとお見合い撮るのはいいけど、じっと見てないでよ。
恥ずかしくて目を白黒させちゃうよ!
ちなみに目黒にいてもメジロ、なんちゃって(^^;)

・・・(--;)


梅とメジロ梅の花の中で歌でも一曲
ピィピィピィ、ピピピィ



梅にメジロ梅にウグイスじゃなくて梅にメジロだって。
そんなのどうでもいいってことを後で教えてやるよ!


梅に鶯とは、同じ季節内で似合うもの、調和して絵になるものの組み合わせを言っているのであって、実際に梅の木にウグイスがやってくるとかそういうことではないんです。似た言葉に、松に鶴、竹に雀、卯の花と時鳥、桐に鳳凰、竹に虎、紅葉に鹿、牡丹に蝶、牡丹に唐獅子などがあるんです。だから、梅にメジロだから昔の人はウグイスをメジロに間違えたんだって目くじらを立てないで、自然を楽しんでくださいね。

「春待ちて いざ皆集え 梅の花」


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2013年03月09日

台所の植物たち

先日、ハクサイの花をお届けしましたが、その隣に他の台所の植物たちが並んでいます。
ちなみに並べているのは台所ではなく、部屋の窓辺です。
どんな野菜が並んでいるかカーソルを乗せてご覧ください。
わかりますか?


これがターツァイ。
ターツァイターツァイは白菜や青梗菜の仲間でアブラナ科アブラナ属の中国野菜です。
花芽も食べられます。
周りの葉をちぎって食べると中心部に花芽が育っていたので、食べられるのですが水につけておいたらだんだん大きくなってきました。そのうちに花が咲くでしょう。


左から、カブ(蕪)・ニンジン・小松菜です。
カブははじめてのチャレンジ。これもアブラナ科の植物なので菜の花のような花が咲くはずです。水に浸けたばかりなので今後どうなるでしょうか。
隣を飛ばして右端が小松菜。もちろんこれもアブラナ科の植物で菜の花のような花が咲きます。
アブラナ科の植物は窓を開けたりすると次第にアブラムシやいろいろな虫が増えてくるので注意が必要です。
真ん中は説明するまでもなくニンジンです。
台所の野菜たち

こちらはおまけ
プランターで育つパセリです。2年草ですが、種から育て3年目になります。もう一つのプランターと植木鉢でも育っています。ちょっとずつ積んで食べています。
実はパセリはキアゲハの幼虫が食草とします。二度ほど幼虫を見かけたのですが、一度は蛹になりかけたところでいなくなってしまい、もう一度は大きく育っている途中でいなくなってしまったんです。多分、鳥に食べられたと思います。なので、成虫になるまで見届けたいので、やってこないかと増やしながら楽しみにしているんです。なので、たくさん食べちゃうわけにはいかないんですよ。
パセリ

暖かくなったらゴーヤと何か他のつる性の野菜を巻いてグリーンカーテンとして楽しみ、味わって楽しむ予定です。もう一つは何にしようかなぁ。

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2013年03月07日

ハクサイの花(追加)

みなさん、台所で葉物野菜を調理した後の根に近い部分を切り落としたものをどうしてますか?
そのまま捨てちゃってますか?
私はいつもではありませんが、ときどき水につけて楽しんでいます。
この冬に楽しんだのはハクサイです。
ハクサイ?ですよね。私もハクサイなんてと思っていました。
とりあえず葉っぱが出て食べれなくてもちょっと楽しめればいいかななんて思って水につけておきました。

ハクサイに花が!そのハクサイが・・・
この写真でわかりますか?
ハクサイに花が咲いちゃいました!


この先を続けるのに下書き保存したつもりが公開しちゃったので一部補足します。

水につけた白菜の芯は葉をちぎり取った後5cm位を見ずにつけておいたら、しっかりと根が出て、むしった葉の隙間から出た葉の間から花芽が出て伸びてついに花が咲いたんです。
葉の間から花芽 根が出た!

そしてこれが白菜の花です。アブラナ科アブラナ属なので菜の花とそっくりで、香りも菜の花です。
ハクサイの花

小松菜も同様に切り取った根元を水に浸けておくと数枚の葉が出て、やがて菜の花みたいな花が咲きますよ。
ただ、虫がつきやすいので注意が必要です。
皆さんも是非、すぐに捨てないで楽しんでみてください。

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posted by ブドリ at 14:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月15日

菜の花を包む光環

吾妻山公園の菜の花の2回目です。
前回、富士山が曇ってしまって見えなくなったとお伝えしましたが、今回はその雲が演出してくれた風景をお届けします。

富士山にはけっこう厚い雲がかかってしまったのですが、富士山より海側は薄く雲が広がっている状態でした。
太陽の周りも薄雲、そうです、太陽の周りに薄雲と言えば、虹色を期待しますよね。
御多分にもれず、綺麗な光環が広がっていたんですよ。
光環をカーソルを乗せてご覧ください。


この光環の時、消滅飛行機雲が太陽を貫きました!
光環を貫く消滅飛行機雲

光環に手を振る菜の花です。
カーソルを乗せてご覧ください。


「PENTAX Q」+「03 FISH-EYE」で撮影した光環と菜の花です。
カーソルを乗せてご覧ください。


菜の花の向こうに広がる太平洋
光環が彩る空
見上げる菜の花
静かな海
どれもきれいでした。
でも、どこからが海でどこからが空か見分けつきますか?
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。


「菜の花の 仲睦まじく 手を振りて」

「菜の花が 空に手を振る 良き日かな」


吾妻山公園のスイセン吾妻山の頂上から降りる途中にはスイセンの花が真っ盛りでした。


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posted by ブドリ at 20:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

春紫苑

今回は野に咲くハルジオン(春紫苑)です。

水の中の春紫苑皇居東御苑の二の丸庭園の水が流れると岩の割れ目にしっかりと根を張って花を咲かせていました。
ハルジオンは別名ハルジョオン(春女苑)とも呼ばれますが、これは牧野富太郎が名付けたもので、春に咲くシオン(紫苑)という意味です。


うっすらとピンクがかったハルジオンもあります。
ピンクがかったハルジオン

世間一般では雑草のように思われているこの花にだって、蜜を求めて虫が集まってきます。
ハナアブがしっかりと口を伸ばして蜜を集めていましたよ。
春女苑に集まる虫

さてさて、今回ハルジオンを取り上げたのには理由があります。
それは、2週間前の5/12(土)のことです。
この日は悠真が遊びにやってきました。悠真が家を出る前に咲いている花を見つけて「おじちゃんに持っていく」と車の中でずっと大事に持ってきてくれた花なんですよ。
持ってきてくれた花がこれです。ちょっといたんじゃってましたけど悠真の気持ちが嬉しいですね。
悠真がくれたハルジオン

悠真が可愛いと思って、その気持ちを届けてくれた花ですから、傷んじゃったからってそう簡単には捨てられません。
押し花にして、パウチして閉じ込めてみました!
ちょっと色が悪いのは勘弁して下さい。
押し花にしたハルジオン

この日はこれだけじゃなくて、近所に買い物に行った時、試食したスープが美味しかったので「買う」と言ってパッケージを手にしたんですけど、自分が食べたいからじゃなくて、「おじちゃんにあげるの」なんていうんて言うんですよ。そんなに私のことを思ってくれるなんて嬉しくてたまりません。
幼稚園に入って、日に日に顔つきがやんちゃ坊主になっているんですけど、優しさもどんどん成長してます。
ますます悠真ラブです(^^)

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2012年05月17日

ナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ):小石川植物園

今回は小石川植物園で撮影したナンジャモンジャの木をお届けします。

ナンジャモンジャの木と言っても、「ニレ」「コレ」「イヌザクラ」「ボダイジュ」「クスノキ」「アブラチャン」「カツラ」等いくつもあるのですが、たいていはヒトツバタゴ(一つ葉田子)のことです。
今回はそのヒトツバタゴをお届けします。

ナンジャモンジャの木ヒトツバタゴ(一つ葉田子) モクセイ科
トネリコ(別名「タゴ」)に似ていて、トネリコが複葉を持つのに対し托葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」と名付けられました。


花期は4月末〜5月頃で、プロペラ型の小さな白い花が密集して咲きます。
ヒトツバタゴの花

「ナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ):小石川植物園」の続きはこちら
posted by ブドリ at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月10日

チューリップを上から覗いてみると パート2

前回「チューリップを上から覗いてみると パート1」としてお届けしましたので今回は「チューリップを上から覗いてみると パート2」をお届けします。

チューリップの名前と写真だけをお届けします。小さめの写真はクリックすると大きめの写真が見られます。

黄小町
黄小町 チューリップ・黄小町
続きはこちら
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2012年05月09日

チューリップを上から覗いてみると パート1

ブログでお世話になっている森のどんぐり屋さんはチューリップの花を上から見る楽しみを教えて下さりました。
昭和記念公園のチューリップを前にして上から見ないわけにはいきませんよね。
というわけで、今回は「チューリップを上から覗いてみると パート1」としてお届けします。

なるべく花の形もわかるようにと思って撮影していたつもりが、夢中になりすぎて上からしか撮影していないものもありますのであしからず。

シナエダオレンジ
シナエダオレンジチューリップ:シナエダオレンジ

続きはこちら
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2011年06月03日

タンポポの綿毛のドライフラワー

さてさて、この5月にタンポポの綿毛が気になっていたのは、今回のタイトルで分かってしまいましたが、タンポポの綿毛のドライフラワーをつくっていたからです。
綿毛なのにドライフラワーはおかしいのですが、みんながそう呼んでいますのでお許しを。

作り方は簡単なんですよ。

準備するもの

綿毛になる前のタンポポ・・・横になっている状態のものが向いています。すぐに作成するならまっすぐになっている状態のもの(朝とって夜作業しようとするとすでに開いちゃってる場合があるのです)でも大丈夫だと思います。なるべく太い茎の方が作業しやすいです。
(タンポポは花の時期が終わると、花が閉じてまっすぐ伸びていた茎が寝るんです。
そして綿毛が開く準備が整うと再び真っ直ぐに伸びて、花の時期よりも茎を長く伸ばして綿毛が開きます。)

20番(0.9mm)の針金
針金固定用の両面テープ
固定箇所を隠したり装飾するための石など
適当なビン

これだけです。

針金の配置ドライフラワーを飾るビンの中央などに針金を固定して、目隠し用のガラスやさざれ石などを配置します。


タンポポの配置それに針金の長さに合わせて切ったタンポポをさします。タンポポの頭(貫通しないように)までしっかり針金を通さないと頭が垂れてしまいますのでご注意ください。ビンのふたは空けて2、3日、早ければ1日置いておき、綿毛が広がります。


綿毛が開く様子を5分おきに12時間撮影した写真を1分の動画にまとめてみました。


こちらはビンの中に入れずに針金に差した状態で約20時間5分おきに撮影した写真を1分にした動画です。


シリカゲル(乾燥剤)を底面に広がるぐらい入れ、飾り用の石やガラスを綿毛に当たらないようにビンの縁に添わせていれ、軽くビンを振ってそこに広がったらフタをして出来上がり。

そして出来上がった作品がこちら
記念すべき作品第1号
先のすぼまったビンを食器棚に見つけ、もう何年も動いていないので有効活用です。
タンポポの足元には琉球ガラスを散りばめてみました。

この第1号はさっそくお嫁に行きました。

カーソルを乗せてご覧ください。


ウイスキーボトルの中のタンポポ綿毛作品番号3
ウイスキーのボトルにアレンジしてみました。
細い口から割り箸で針金を配置し、その針金に綿毛が開く前のすぼんたタンポポをさして、綿毛を開かせました。
もうちょっとビンの中央の予定だったのですが、意外と下の方に広がってしまいました。


焼酎ボトルの中のタンポポ綿毛のドライフラワー作品番号5
こちらは焼酎の瓶です。
これも上と同じ方法で作りました。
こちらはちゃんと高さを考えて配置しました。

お酒のビンばかり!なんて言わないでくださいね。
家では飲まないんですけど、外では普通に飲むので家でも飲むと思われていただくのですが、結局無駄にしてしまうので、ビンだけが残ってます。


ビンの中のタンポポ綿毛のドライフラワー作品番号6
なんのボトルだったか忘れましたけどちいちゃなボトルです。
上にも下にも高さがないのでうまく広がるか心配だったのですが、見事に広がってくれました。


タンポポ綿毛のドライフラワーの兄妹作品番号7
こちらは2本のタンポポ綿毛を兄妹のようにアレンジしてみました。
こちらはもう間もなくかわいい兄妹のところに旅立っていく予定です。


ものの準備さえ出来ればとても簡単ですよ。
春のタンポポシーズンも終りかけてますので、作ってみたい方はすぐにタンポポを探しに行ってください!

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posted by ブドリ at 23:00 | Comment(7) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

タンポポの輪舞曲

今回と次回は5月にタンポポの綿毛と遊んでみましたのでそのご報告をします。

タンポポの綿毛なんか〜なんて言わないでくださいね。
この5月、どこにいっても見ていたのがタンポポです。しかも綿毛。いつも行く林試の森公園や皇居東御苑、小石川植物園、自然教育園、昭和記念公園とどこにいっても気にしていたのがタンポポの綿毛。その理由は次回の記事でお知らせしますが、これがなかなかみていて面白いんですよね。これらの場所で撮影したタンポポの綿毛の写真をちょっとあしらってみました。

いろいろなところで白髪頭を並べて日に向かっています。
カーソルを乗せてご覧ください。


なかにはシロツメクサと遊んだり、かくれん坊をするタンポポもいるんですね。
カーソルを乗せてご覧ください。


タンポポの綿毛でも、楽しい時も長くは続かず、風に吹かれると、少しずつ大空へと旅立ち、寂しくなっていきます。1本ずつだったり、いっぺんにまとめてだったりしながら


旅立つ綿毛シロツメクサとの記憶を焼き付けて、新しい場所で新し出会いを求め、笑顔の花を咲かせるために旅立ってゆくのです。


しがみつく綿毛なかには旅だったものの、やっぱり嫌だ〜と手を握り返しちゃう綿毛もいたりして。
「しっかり飛び立ちなさい。」
「がんばれー」
とまわりで応援していることでしょう。


そして気がつけば、3本になり、2本になり、1本になり、そしてみんな飛び立ってゆく。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。


蜘蛛の巣に捕まった綿毛せっかく飛び立っても、蜘蛛の巣に捕まっちゃうものもいる。でも、蜘蛛の巣が壊れたときに地面に落ちれば新しい芽を出せる可能性も残ってる。最後まであきらめるな。


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posted by ブドリ at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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