2017年05月02日

キンラン・ギンラン:皇居東御苑

毎年撮らないと気が済まないキンラン・ギンランです。
キンランもギンランも二の丸雑木林で徐々に数が増えてきていましたが、今年はちょっと早め(4/23)に撮影に行ったので、キンランより僅かに遅めのギンランの花の数はそれほどでもなく、毎年群生しているところもちょこっとだけでしたが、かなり広範囲で咲くようになってはいました。

キンラン・ギンランを掲載した時には必ず書いていますので今年も書きます。
キンラン・ギンランは 「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生する特殊な生育形態にあって、特に菌に対する依存度が強く、この「外生菌根菌」は林下等の特殊な土壌にのみ生息し、この花を採取して移植しても家庭で育てる事は不可能。それを知らずに持ち帰ってしまう人が多いのが実情で、掘りとって移植した場合には、ほとんどが数年以内に枯死するようです。雑木林の手入れ不足なども減少に拍車をかけています。
が、多くの方の昭和天皇のご意思をついだ細やかな管理のおかげで、皇居東御苑では無事に数を増やしています。

キンラン(金蘭) ラン科
林で黄色い花が金色に輝いて見えるランの花ということから名付けられました。
日本ではありふれた和ランの一種でしたが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に絶滅危惧II類(VU)(絶滅の危険が増大している種:環境省レッドリスト)として掲載されました。
キンラン

ギンラン(銀蘭)
キンランと同じようなところに生え、白い花が銀色に輝いて見えるためギンランと名付けられました。キンランよりも小ぶりで草丈10〜25cm。花は通常あまり開かず、半開する程度のものがほとんど。キンランよりも群生するようです。
環境省のレッドデータブックには登録されていませんが、32府県のレッドデータブックに登録されています。
ギンラン

光を浴びた黄色いキンランはまさに金色です。
輝くキンラン1 輝くキンラン2

光を浴びた白いギンランはまさに銀色です。
輝くギンラン1 輝くギンラン2

キンランとギンランは共生する菌根菌が違うので、あまり近くには咲かないのですが、所々で近くに咲いているのも見られます。
キンランとギンラン

花が小さく、意外と奥に咲いているので近寄って撮りたいとズケズケ遠くの方まで入っていく人が非常に多いのですが、通路以外への立ち入りは禁止です。立て札や柵がないのでどこにでも入っていいと思っている人が多く、草地が踏み固められ、これから出てくる草の生育に悪影響となっているところが多くなっていて、竹で作られた簡易柵などもあちこちにみっれるようになっています。
花や自然が好きなのではなく、見たものにしか興味がない視野の狭さ。
スマホで世界が広がっても視野はスマホの画面ほどしかない今の人間。
今の人間はダメと書かれていなければお構いなしだし、書かれていたってお構いなしの自分勝手さ。
アホな人間は自然から締め出される運命が待っているのではないでしょうかね。

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2017年05月01日

アミガサタケ・皇居東御苑

4/23(日)の皇居東御苑で珍しいものを見つけちゃいました!

それがこれ!わかりますか?
かさが網目をした、見た目通りのアミガサタケといいます。
私もはじめてみました。
アミガサタケ

きのこといえば秋というイメージがありますが、春に生えるキノコも、夏に生えるキノコもあります。
そしてこのアミガサタケは春に生えるキノコの代表格なんだそうですが、お初です。
主にサクラ、モミ、トウヒなどの木の傍らに孤生ないし群生するそうですけど、いろいろみると様々な所に現れるようです。
皇居東御苑では群生はしておらず、近くにもう1本出ているだけでした。
奥にありますけどわかりますか?
2本のアミガサタケ

もう1本のアミガサタケ
生で食べると有毒だとされてて、食べる際は茹でこぼすなどして、十分に加熱処理を行う必要があります。
日本では出回りませんが、海外ではモリーユ(モレル・Morel)と呼ばれ人気の食材なんだそうです。
アミガサタケ2

見回すといろいろなものがあちこちにありそうですよ。
よく見回してみてください。

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2017年02月27日

光湛える花・皇居東御苑

今回も皇居東御苑からです。

花に日が当たるとすけてきれいですよね。
今回はちょっとだけ陽に透けた花をお届けします。

梅林坂のウメです。
石垣越しに差し込む光が梅の花を輝かせていました。
光を浴びて輝くウメ

光のシャワーたっぷり!
光のシャワー

あっちでもこっちでも光り輝いていました。
輝くウメ

富士見多聞下の福寿草です。
木漏れ日のシャワーを浴びて輝いていました。
木漏れ日のシャワーを浴びて

木漏れ日を浴びて輝いていました。
木漏れ日に輝くフクジュソウ

ちょっと見方を変えてみると花の美しさがより引き立って見えますのでいろいろな見方でたのしんで下さい。

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2017年02月21日

フキノトウ!皇居東御苑

前回、皇居東御苑で見つけた土筆をお届けしましたが、実は1月中に梅林坂脇の斜面でフキノトウを見つけていました。

1/14撮影
ふきのとう

お届けするのを忘れているうちに、フキノトウが成長し、蕾が見えてきました。
フキの蕾

あっちにもこっちにも顔を出していました。
フキの蕾

なかにはまだ顔を出して蕾がくるまれているフキノトウもありました。
蕗の薹

確実に春は足元からやってきてますね。
みなさんも身の回りを見回して足元の春の息吹を探してみて下さい。

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2017年02月20日

土筆発見!皇居東御苑

2月は如月と呼ばれますが、衣更着とも書かれます。
これは、まだ寒さが残っているので、衣を更に着る月という意味があります。
そんな2月ですが、桜が咲いてもおかしくないような春の陽気になったり、氷点下近い冬の気温に戻ったりして、風がものすごい強い日が多かったりして、気温も風も落ち着きがありません。
人間はこんなふうに感じていますが、自然界では福寿草が咲き、河津桜などのカンザクラ系も咲いて、確実に春へと歩を進めています。

そしてなんと、皇居東御苑で、春の息吹を早くも見つけてしまいました。それが「土筆」です。
「つちふで」じゃないですよ。
土の中から出て来る筆のようなものだからこの字を当てられましたが、読みは「ツクシ」です。

皇居東御苑で、毎年のように「ツクシ」を確認しにいく場所があるのですが、この陽気ならもしかして?と2/19に行ってみました。
すると、なんと、ほんとに顔というか頭というか、しっかりと姿を出していました。
土の色に紛れてわかりにくいかと思いますが、この写真に手前と奥に2本写っていますよ。
ツクシ

奥側のツクシです。
ツクシ2

ちょっと脇に出ていたもう3本目のツクシです。
3本めのツクシ

この日は3本のツクシを1箇所で見つけました。
これから大きくなりながら本数を増やしていくことでしょう。
春は足元まで来ていますよ。
もう少しの寒さを頑張って乗り切りましょう。

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2017年01月25日

梅とシロハラ・皇居東御苑

今回も東京に雪が舞った1/14に撮影した皇居東御苑の写真です。

皇居東御苑内の梅林坂周辺では早咲きの梅が見頃を迎えていました。
白梅です。この時はまだ雪がちらほらしていたんですよ。
見頃の白梅

梅の花もきれいですよね。
白梅

いつまで雪は降るのかと思っていたら、すぐに日が差してきて、紅梅は日差しを浴びていました。
日差しを浴びる紅梅

梅の花らしい梅が一番ですね。
紅梅

梅を撮影していたら、梅林の中でガサガサ、ガサガサと落ち葉をかき分ける音が聞こえました。
これはもしかしてツグミかシロハラがいるのか?と目を凝らして探してみました。
そして、奥の方でがさがさやっているシロハラを見つけました。
シロハラ発見

え?わからない?それじゃトリミングして拡大します。
シロハラ

あちこちに冬鳥が見られますね。
皇居東御苑では見られませんでしたが、他の場所でツグミを見ることが出来ました。
冬鳥が賑やかな季節です。
探してみてください。

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2016年04月20日

シロバナタンポポ

タンポポと聞いたらあなたは何色を思い浮かべますか?
ほとんどの人が黄色と答えるでしょうね。
でも、タンポポには全部が白というわけではありませんが、シロバナタンポポと呼ばれるタンポポがあります。
こんなふうに白いたんぽぽです。
シロバナタンポポ

東日本では非常に数が少ないのでなかなかお目にかかることはないと思います。
皇居東御苑では毎年数株のシロバナタンポポが咲くのですが、少ないだけにいい状態で咲いている時になかなか出会えません。
白く見える部分は舌状花(頭花を作る1つ1つの小さな花)の花冠(「花びら」に見える部分)で、中央の花柱部は黄色です。
シロバナタンポポの花

シロバナタンポポを横から見てみました。
シロバナタンポポの横姿

もう少し引いて、周りの雰囲気も撮影すると、このタンポポ以外にシロバナタンポポがなくて結構寂しいんです。
シロバナタンポポ

みつけても黄色いタンポポのように摘んでいかないでくださいね。

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2016年04月19日

変わり種の桜・御衣黄と鬱金

桜から離れたと思ったらまた桜です。
ソメイヨシノは散りましたけど今は八重桜の季節です。
でも、今回は八重桜の中でも変わり種の桜をお届けします。

まずはもうご存知かと思いますが、緑の御衣黄(ギョイコウ)です。
花が開いたときには緑色で、次第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなります。花全体も赤っぽく感じられるようになって散っていきます。
実に色の表現としては難しい桜ですが、一般的には緑色の花を咲かせる唯一のサクラです。
この花の色は葉緑素があるために緑色に見えるんです。
というわけで、咲き始め・ちょっと時間がたった花・だいぶ時間がたった花をお届けします。
御衣黄

お次はウコン(鬱金)
この桜は東京の荒川堤で栽培されていた品種で、ウコン色(鬱金色)と呼ばれる淡黄緑色をした八重咲きの花を咲かせるサクラの一種です。
見ている人の会話に「お雛様の右近の橘のうこんじゃないの?」なんていう話を耳にしますが、そのウコンではなくて鬱金色のウコンですから、残念!
花が咲き進むと中心部から次第に淡桃色に変わり、散り際は全体が淡黄色になりますます。
まだ散り際ではないので中央部から赤くなり始めた花もありました。
咲き始めと少し赤くなった花をご覧ください。
ウコン

先日の風雨でどちらももう散り始めた頃ではないでしょうかね。
最近ではあちこちで植えられるようになってきたので探せば見られるかもしれませんよ。

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2016年04月18日

ツクシと仲間たち

しばらく桜が続き、、お届けしたかったものがのびのびになっていたので、時間を巻き戻してお届けします。
皇居乾通りの通りぬけをしてから、皇居のお堀沿いを有楽町まで歩いたのですが、その間にお濠端で見つけたツクシと仲間たちをお届けします。
別にツクシと同類とか同族というわけではありませんよ。

ツクシが顔を出してから遅れて現れたカラスノエンドウ。
あっという間に周りを囲んで花を咲かせ華やかにしています。
ちなみに、カラスノエンドウって、カラス・ノ・エンドウではなくてカラス・ノエンドウだって知ってましたか?
いつもお世話になっている森のどんぐり屋さんのブログで知りました。
ツクシとカラスノエンドウ

ツクシとハナニラとカラスノエンドウ。同じぐらいの高さで咲いている仲の良さでした。
ツクシとハナニラとカラスノエンドウ

細いがかっこいいか、丸いがかっこいいか競うツクシとアカツメクサです。
ツクシとアカツメクサ

背比べをするツクシとたんぽぽです。
ツクシとたんぽぽ

もうツクシの姿は見られなくなってしまいましたね。
とかく雑草扱いされちゃいますけど、よく見ると可愛いやつですよ。

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2016年04月07日

皇居・半蔵濠の桜

乾通りの桜を見学した後、北桔橋門から皇居東御苑には入らず、代官町通りを半蔵濠方向に向かいました。
代官町通りと内堀通りがぶつかるあたりが半蔵濠。
明治中頃までは代官町通りは千鳥ヶ淵に突き当たって内堀通りにはつながっていませんでしたが、千鳥ヶ淵の一部を埋め立てて濠を二分することで代官町通りと内堀通りをつなげたとのこと。つまり半蔵濠と名づけられたのはその後ということなんです。半蔵濠沿いの公園は千鳥ヶ淵公園と呼ばれているのはこのためなんですね。

代官町通りから内堀通りに出る手前から半蔵濠が眺められるのですが、代官山町通り側の斜面は菜の花の名所(最近ちょっとしょぼくなってきたような)で、今の時期は桜と一緒に眺められます。
半蔵濠の菜の花と桜

半蔵濠沿いの千鳥ヶ淵公園の桜です。
約170本のソメイヨシノ・ヤマザクラ・サトザクラ・シダレザクラが咲き、お花見客で賑わうのはご存知だと思います。
半蔵濠の桜

半蔵濠を眺めるとその奥に国会議事堂、その左の建物の上にアンテナのように突き出ている東京タワーが見えまするんです。
菜の花と桜の向こうに眺めてみました。そして少しズームで。
カーソルを乗せてご覧ください。


千鳥ヶ淵公園を桜を眺めながら進み(通路の半分は場所取りなので、鬱陶しくて写真を撮らずに眺めただけで素通り)、半蔵門近くの公園トイレ付近にくると銅像があります。
この銅像にはいつもハトが止まっていて、ちょっと汚れ気味。
桜が満開のこの日ももちろん止まっていました。
まさかお花見の特等席ということはないでしょうが。
銅像とハト

半蔵門を過ぎると桜田濠になるのですが、桜田濠沿いには目立った桜はありません。
内堀通りを挟んで向こう側には・・・
次回はその向こう側の桜をお届けします。

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2016年04月06日

皇居乾通り一般公開

今年も行われた皇居乾通りの一般公開。2014年は出遅れていかず、昨年は予定が立たずいけませんでした。
今年も3月中は開花宣言後、天気が悪い上に気温も上がらずなかなか桜の開花が進まないとの情報で咲いてなきゃいいやと諦めたのですが、開花状況から3/31までの予定を4/3まで延長するとのことで、3日までの間で一番天気が良さそうだった4/1に行ってきちゃいました。延長されたとはあまり知られていなかったこの日の参入者は34,060人と雨が降らなかった日では最少で、待ち時間なしで参入できました。

手荷物検査を経て、皇居坂下門から参入します。
以前に来た2014年の秋季一般公開の時は大行列だったのですが、今回は人が少なくて楽tんでした。(2014年秋の一般公開の時の坂下門までの様子は「秋季皇居乾通り一般公開 その1」でご覧になれます。)
SIMGPB9182.JPG

坂下門を入ると宮内庁があります。左の建物が宮内庁。
坂下門内

乾通りの桜と富士見櫓です。
江戸城旧本丸の東南隅に位置する「富士見櫓」で現存する三基の櫓(伏見櫓、富士見櫓、桜田巽櫓)の一つです。品川の海や富士山をご覧になったといわれています。現存の三重櫓は、万治2年(1659年)の再建で、江戸城本丸の遺構として貴重な存在といわれています。
富士見櫓と桜1 富士見櫓と桜2

乾通りを進み、宮内庁を過ぎたところの山下通り。ここは通れませんが、桜ともみじの新緑がきれいでした。
見た目ほど綺麗さが伝わりませんね。
山下通り

富士見多聞と桜です。
「多聞」とは、防御をかねて石垣の上に設けられた長屋造りの倉庫のことで、多聞長屋とも呼ばれていました。 皇居東御苑側からも見られます。
富士見多聞と桜

富士見多聞を撮影していたら、アオサギが蓮池濠を飛んできました。ナイスキャッチ!
アオサギ

太田道灌が築いた道灌濠と桜です。
実ることがないのはヤマブキとソメイヨシノで通じるか。(実際にはソメイヨシノに実がなりタネも出来ることはありますが、そのタネから新たなソメイヨシノが成長することはありません。無精卵のようなもので不稔と言われます。)
道灌濠

皇居東御苑に通じる西桔橋前から乾濠の桜です。
西桔橋から東御苑に入れるのは春と秋の一般公開時のみなのですが、ここを通ってしまうと乾通りには戻って来られないので渡りません。
上から乾濠、西桔橋、北桔橋と桜です。
乾濠と桜

乾門をでて、乾門と桜です。
乾門と桜

これにて乾通りの通りぬけは終了。
次回もお花見写真をお届けします。

春の乾通りの通りぬけはすでに終了していますのであしからず。
なお、今年度は樹木の植え替えなどの工事を行うため、2016年秋と2017年春の通りぬけは実施されないとのこと。次回は2017年秋の通りぬけになります。

「花雲る 冴えぬ桜の 恨めしき」


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2016年02月29日

こもれびの福寿草・皇居東御苑

皇居東御苑で撮影したウメとメジロの次は、花でありながら小鳥がさえずっているような花・福寿草をお届けします。

福寿草の花は日光が当たると開き、日が陰ると閉じる特徴があります。
花は集熱装置として働いて、朝から夕方まで首をふって太陽を追いかけ熱を集めます。
そうすると花の中の温度が上がり、花に来た昆虫の体を温め活動を活発にさせるのだそうです。
でも、なかなか虫は飛んで来るものではありませんけどね。

皇居東御苑の富士見多聞の下にひっそりと咲く福寿草です。
この時期は周辺でカンザクラが咲き出すので、目立つ桜に人は集まり、ひっそりと咲く福寿草に集まる人は私のように毎年楽しみにしている人ぐらいです。
富士見多聞の方から漏れてくるこもれびを浴びる福寿草です。
木漏れ日を浴びるフクジュソウ

だいぶ葉も茂ってきてしまいましたが、まだまだ小鳥がさえずっているようです。
さえずる福寿草

漏れてくる光と福寿草です。
一気にどうぞ!
木漏れ日と福寿草1

木漏れ日と福寿草2

木漏れ日と福寿草3

木漏れ日と福寿草4

見頃は過ぎそうな福寿草。ぜひ見つけて見てください。

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2015年04月30日

舞うタンポポの綿毛

春から初夏へ季節は移り変わっていますね。
花も春の顔から初夏の顔へと変わっています。
賑やかに咲いていたタンポポも綿毛に変身しています。
その綿毛、御存知の通り、風に乗って飛んでいきます。

こんなふうに。
cursorを乗せて、クリックしてご覧ください。


このタンポポの綿毛は皇居東御苑の天守台の近くの片隅で黄色い絨毯を作っていたタンポポが、綿毛に変身して白い絨毯になっているんです。
カーソルを乗せてご覧ください。


このタンポポを囲む植え込みの低木に綿毛がたくさん止まっていました。
これ以上遠くに行きたくないよー、と駄々をこねているのかもしれません。
とどまる綿毛

こういう綿毛も強い風が吹くと、他の綿毛と一緒に再び空に舞い上がって飛んで行ったりします。
風に舞い始めた綿毛です。
舞うタンポポの綿毛

時には手をつないで飛んで行く綿毛もありました。
手をつないで飛ぶ綿毛

でも、多くの綿毛は一人で飛び立って行きました。
綿毛、空へ

こんなに綿毛が飛ぶ瞬間に出会ったことはなかったので感動して、ついつい撮り過ぎましたが、子供が喜んでるのと同じ気持ちで楽しんでしまいました。

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2015年03月03日

白梅・紅梅 皇居東御苑

梅が見頃を迎えていますね。
今回はもう1週間以上前の2/21に撮影した皇居東御苑の梅をお届けします。

皇居東御苑には梅見坂という坂があります。
この坂上から坂下に白梅や紅梅が植えられていて、見頃になるととてもきれいなんです。
この時は見頃の梅もあればまだ早い梅があって、全体ではやや見劣りする程度だったので、きれいに咲いていた花に焦点を当ててお届けします。

日差しを浴び、透けるように輝く白梅です。
光に透ける白梅

紅梅です。紅梅は花の数が少なくて、そこに人がたかっていたのであまり撮れませんでした。
紅梅

紅梅を眺めていたら、紅梅の中から飛行機雲が空に伸びていきました!
私が梅よりも高い位置にカメラを向けていたら周りで、「あ、すごい飛行機雲」と次々に見上げていました。
意外と気が付かないものなんですよね。
紅梅と飛行機雲

この飛行機雲はどうなったかというと、ぐんぐん伸びて、太陽の周りを回るように飛んだ飛行機の後を追って伸びていきました。曲がった飛行機雲です。
曲がった飛行機雲

紅梅の奥に白梅、白梅と顔を突き合わせる紅梅です。
紅梅の奥の白梅 紅梅と白梅

「梅に酔い 梅酒で酔いたし 梅見かな」


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2015年01月17日

ふきのとう

1/10に野鳥写真の撮影を目的で行った皇居東御苑ですが、季節のものもしっかりと探していたんです。
それが「ふきのとう」。
ウメもほころび始めたので、そろそろ顔を出し始めたんじゃないかなあと思って、いつもフキの生い茂る場所で探してみました。
そうしたら、ただ一つだけ、蕾が出ていました。
ふきのとう

今回はこれ一枚。
撮影してから一週間ですからもっとたくさんのふきのとうが顔を出していることでしょうね。
春の足音も近づいて来ていますよ。

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2014年05月13日

ヒョウタンボク

今回は、皇居東御苑に咲く珍しい花を紹介します。
毎年のようにお届けしている「ヒョウタンボク」です。

ヒョウタンボク(瓢箪木) スイカズラ科
4月から6月にかけて対になって白い花が咲き、赤い実が対になってでき、ひょうたんのような形に見えるのでヒョウタンボクと名付けられました。赤い実は有毒です。
このこんもりとした木がヒョウタンボクで、ほかのところでは見ない珍しい木です。
ヒョウタンボク

葉の上側にたくさんの白い花をつけます。
ヒョウタンボクの花

よく見ると白い花の他に黄色い花が見えます。白い花が咲き進むと黄色くなります。
この状態が金色と銀色の花が咲いているように見えることから金銀木とも呼ばれています。
金銀木

実は6月の終わりから7月の上旬。
骨折はほぼ治った頃。さて、撮りに行けるでしょうか。

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2014年04月03日

つくしんぼ:皇居お濠端

桜も満開を過ぎ、お花見気分も満開!となるところで花散らしの雨になるのか、2日の夜から降り続く雨。
桜を撮りたい気分になったのに気持ちも洗い流されてしまいます・・・(--;)
またしても桜が遠のいてしまいましたので、1週間前に皇居の日比谷濠の植え込みに見つけたツクシをお届けします。

皇居東御苑の中にも土筆はたくさん見られるのですが、中にはいらなくてもお濠端を散策するとたくさん見つけることができるんですよ。私の春を感じる大事なスポットでもあります。
すぐお濠があるのがわかりますよね。
日比谷濠のツクシ

たくさん伸びてみんなで賑やかに春を謳歌中。
賑やかにツクシ

ツクシの兄妹がお〜ほりばた(めだかの兄妹の節でどうぞ)
という感じで背くらべしているみたいです。
カーソルを乗せてご覧ください。


ようやく出てきたツクシも発見!
少し遅れたツクシ

たんぽぽと競演。
「ぼく、ちょっと地味だなぁ」といじけちゃった?
ツクシとたんぽぽ

「背伸びして お濠眺めて つくしんぼ」


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2013年04月27日

皇居東御苑の珍しい花

皇居東御苑には珍しい花も咲いています。
育てて咲かせている花もあれば、偶然咲いているような花もあります。
まずは偶然咲いているような花です。
二の丸雑木林のシロバナタンポポ。
この花は日本在来種で、本州関東以西、四国、九州に分布していて西の方ほど多い花です。
もう綿毛となって飛び散ったでしょうね。カーソルを乗せてご覧ください。


ハナイカダ(花筏)
桜の花びらが水面で寄り添っている様子を花筏と言いますが、花筏という花もあるんですよ。
葉の表面の中央付近に淡緑色の4弁の花をつけ、夏に同じ場所に黒っぽい実をつけます。葉を筏(いかだ)に見立て、その上に乗る花や実を筏の上に乗る人に見立てたもの。雌雄異株。
御苑には雌株しかないので雌花しか見られません。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。


ヒョウタンボク(瓢箪木)
4月から6月にかけて対になって白い花が咲きます。
別名をキンギンボク(金銀木)といいます。
白い花と黄色い花が見えると思います。この花は咲き始めは白い花で徐々に黄色く変わっていくので、金色と銀色の花が咲いているように見えることから金銀木(キンギンボク)と呼ばれるんです。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。


ゴールデンウィーク頃が見頃なのに10日ぐらい早く見頃を迎えています。
今年の晩春から初夏の花は気が早いですよね。

来週はゴールデンウィークですね。それでも休まず更新し続けます。
来週は4/14に国営昭和記念公園で撮影したオリエンタルポピー、菜の花、チューリップなどをお届けします。
お楽しみに。

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2013年04月10日

変わり種のサクラ・御衣黄・鬱金

ソメイヨシノの写真がたくさんあって、お見せしているうちに今見ごろの桜が終わってしまうので、今回はソメイヨシノよりも先に見頃の桜をお届けします。
それがちょっと変わり種の桜の御衣黄(ギョイコウ)と鬱金(ウコン)です。
桜といえば白からピンク色を思い浮かべますよね。
ところがこの二つの桜は白でもピンクでもありません。じゃぁ、何色?
順番にお見せします。
撮影に行ったのは、風が強かった4/7の皇居東御苑です。

まずは御衣黄(ギョイコウ)。
ギョイコウこれが御衣黄です。
大手門を入ってすぐにあります。
え?何色?
わかりますか?
ピンクのような黄色のような?


正解は花が開いたときには緑色で、次第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなります。
なので実に色の表現としては難しい桜ですが、一般的には緑色の花を咲かせる唯一のサクラです。
この花の色は葉緑素があるために緑色に見えるんです。
というわけで、咲き始め・ちょっと時間がたった花・だいぶ時間がたった花をカーソルを乗せてクリックしてご覧ください。


お次は鬱金(ウコン)。
ウコンさて、この桜は何色に見えるでしょうか?
ピンク色ではないのはわかると思います。


この桜は東京の荒川堤で栽培されていた品種で、ウコン色(鬱金色)と呼ばれる淡黄緑色をした八重咲きの花を咲かせるサクラの一種です。
花が咲き進むと淡黄緑色から淡桃色に変わります。
多くの花は見頃できれいなウコン色をしていましたが、中心部からピンク色に変わってきたものもありました。今週末は色が変わって散り始める頃ではないでしょうか。
カーソルを乗せてご覧ください。


皇居東御苑には御衣黄は大手門付近に1本、松の芝生に1本、ウコンは松の芝生に御衣黄と並んで1本、桜の島・果樹古品種園前にあります。
新宿御苑にも揃って咲いています。
どちらも今週末までが見頃と思いますのでこのサクラでお花見を楽しみたい方はお早めに。

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2013年03月15日

サクラに色づく皇居東御苑2

ソメイヨシノが咲き始めましたが、皇居東御苑の早咲きの桜の2回目をお届けします。

皇居東御苑の桜の島にあるカワヅザクラ(河津桜)です。
カンヒザクラとオオシマザクラの交雑種と考えられている栽培品種
1950年ごろに伊豆半島で発見された若木が河津町の民家に移植されたことから、「河津桜」と呼ばれるようになりました。 カワヅザクラの原木は、河津町の飯田氏宅の庭にあります。
御苑のカワヅザクラもけっこう大きくなったものです。
カワヅザクラ

日差しを受けて透けて輝く桜の花がいいですよね。
日に透けるカワヅザクラ 日に輝くカワヅザクラ

リュウキュウカンヒザクラ(琉球寒緋桜)
「琉球寒緋桜」は、寒緋桜よりも花の開きが大きく、沖縄で多く栽培され、新年に欠かせない花として、家の中に飾られます。
数年前に植えられたものでまだ小さな若木です。
琉球寒緋桜

見頃間近でしたが見栄えの点で、見頃のツバキカンザクラに人気を奪われて見向きしてもらえずかわいそうな状態でした。
私は静かに撮れる桜の木のほうが好きですよ。
リュウキュウカンヒザクラ 日差しを浴びる琉球寒緋桜



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