所沢と言ったら、所沢を見守る大事な神社を最初に紹介しなければならなかったのですが、ようやく紹介させていただきます。
それが「所澤神明社」です。
私の甥っ子はここで七五三のお参りをしたんです。
所澤神明社(埼玉県所沢市宮元町1-2-4)
西武池袋線・新宿線所沢駅西口から徒歩15分
西武新宿線航空公園駅西口から徒歩6分
所澤神明社は所沢市宮本町にある神社で、日本武尊(ヤマトタケル)が東国平定の折にこの付近で休憩をした際に、天照大御神をお祀りし、戦勝祈願をされたことが始まりとされています。
所澤神明社は東・西・南三方に鳥居と参道があります。
こちらは南の一の鳥居です。左手に御神木の大きな樫の木があります。

一の鳥居右手に人形殿があります。
所沢は、人形や羽子板の製造が盛んな「人形の街」であることから、毎年、6月の第一日曜日に「人形供養祭」が開催されています。人形供養を行ってくれる貴重な神社です。

一の鳥居をくぐって階段を登ると、すぐ右手に蔵殿神社があります。

さらに階段を上がると左手に手水舎、正面に拝殿、右手に神楽殿があります。


神楽殿の右手には所澤招魂社があります。

神楽殿の左手、拝殿の右手には鳥船神社があります。
別称、所澤航空神社。
御祭神は、鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)(天鳥船神(あめのとりふねのかみ))
御祭神の鳥之石楠船神は、イザナギ命・イザナミ命の御子神で、別名を天鳥船神。
御祭神の鳥之石楠船神は、伊邪那岐命・伊邪那美命の御子神で、別名を天鳥船神と申し上げます。高天原と豊葦原中国(日本)との間の天空を鳥のように通う丈夫な船に坐し、大国主神の國譲りに際して建御雷神に副えて遣わされ、また、天孫降臨に先立つ邇芸速日命の天降りの際にも御乗船になったと伝えられています。
このような御事蹟により、近代以降には航空の神としても崇敬されています。
当社は、この所沢の地に我が国初の飛行場が造られ、徳川好敏大尉による初飛行という快挙が成し遂げられた明治四十四年から百年を迎えたのを記念して、平成二十三年十月に創建されました。
我が国航空発祥の地に鎮り坐す、航空安全・交通安全の神社、八百萬の神々が鳥船に乗って降臨される神社、人々の願いを鳥船に乗せて高天原にお伝え下さる神社です。(境内掲示より)
願を込めた「折鶴」や「紙飛行機」が供えられています。
今でも航空関係者が安全を祈願するために訪れることがあります。


拝殿の左手には諸神社が合祀されていました。
左から、戸隠神社・疱瘡神社・瘡守稲荷社・稲荷社・八雲神社・大国主神社・天神社、水天宮・雷電社・琴平神社・五龍神社です。

拝殿左手にはカンヒザクラが、階段下にはしだれ梅が咲いていました。

しだれ梅がある段には富士講碑、三ヶ島葭子の歌碑がありました。
三ヶ島葭子は明治19年生まれで、埼玉県入間郡出身の女流歌人。俳優の左卜全は異母弟。
「しみじみと 障子うすぐらき まどのそと 音立てて 雨のふりいでにけり」と刻まれています。


西参道には外周二丈有余で樹齢千年を越える老木の大ケヤキがあります。ほんとに大きくて、その姿に神々しさを感じました。
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