2014年01月27日

絵本「水仙月の四日」宮沢賢治

今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は以前にも紹介した童話の他の出版社から刊行されている絵本をお届けします。


「水仙月の四日」
宮沢 賢治 作
伊勢 英子 絵
偕成社

ひとりの子どもが、山の家への道をいそいでいました。
でも、その日このあたりは「水仙月の四日」にあたっていたのです。
それは、おそろしい雪婆んごが、雪童子や雪狼をかけまわらせて、猛吹雪をおこさせる日。
まっ青だった空がかげりはじめ、だんだん強くなってくる風と雪の中から、雪婆んごの声が聞こえてきました…。
東北の風土と宮沢賢治の想像力によって生みだされた神秘的な雪の精霊たちと、吹雪に巻きこまれた子どもの物語。

伊勢英子の幻想的でイメージ豊かな絵で絵本化されたものです。

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2014年01月19日

絵本「宮沢賢治 雪の童話集」

本格的に雪のシーズンですね。
東京では降りそうで降らなかったりしていますが、北国では大雪で大変なところが出始めていますね。
被害が出ないことを祈るばかりです。
私の好きな宮沢賢治の童話にも雪にちなんだ童話があります。
今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は、その雪を題材にした童話から3つのお話を収録した絵本を紹介します。


「宮沢賢治 雪の童話集」
宮沢賢治 作
佐藤昌美 絵
童心社

宮沢賢治の雪の童話は自然の厳しさの中に生きる人間や生き物の生を描いた作品が多いのが特徴です。
雪は決してきれいなだけではなく、時に厳しく、時にやさしく、人間に対峙します。
たくさんある作品の中から3作品が選ばれ、洋画家・佐藤昌美さんの絵が添えられています。

宮沢賢治の童話は絵本でも文庫本でもたくさん販売されています。
どれを読もうか悩まれたら、この絵本のように何か一つをテーマにした絵本などを手にするのもいいかもしれません。

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2013年11月24日

絵本「おきなぐさ;いちょうの実」宮沢賢治

イチョウが黄色く色づいてあちこちで見頃を迎えています。
そして木にはまだイチョウの実も残っていて、今日か明日かと落ち続けています。
というわけで、お決まりの宮沢賢治の童話をお届けします。


「おきなぐさ;いちょうの実」
宮沢 賢治 作
たかし たかこ 絵
偕成社

この童話集は、「うずのしゅげをしっていますか」で始まるおきなぐさの綿毛が飛んで行く様を描いた名作『おきなぐさ』と、いちょうの実が母親の木から飛んでいくさまを鮮やかに書かれた童話の2話収められています。
どちらの作品も、新たな生命の旅立ちをそれぞれの視点から描いた名作です。
ぜひ読んでみてください。

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2013年09月24日

絵本「風の又三郎」宮沢賢治

日曜日にお届けしている絵本・児童書(童話・児童小説)の紹介ですが、2日送れてお届けします。

台風の季節の夏の終わりから秋の初めの今頃にお届けする絵本・児童書(童話・児童小説)は宮沢賢治の名作です。

風の又三郎 (宮沢賢治絵童話集)

宮沢 賢治 くもん出版 1993-09
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「風の又三郎」
宮沢 賢治 作
伊勢 英子 絵
くもん出版

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

宮沢賢治の擬音語といえば、多くの人が思い浮かべる
「どっどど どどうど どどうど どどう」で始まる名作童話。
多くを語る必要はないですよね。

二百十日(9月1日)に現れて、二百二十日(9月11日)にあわただしく彼方へ去って行った又三郎こと高田三郎と子どもたちのふれあい。
風は野山に吹いたのか、子どもたちの中に吹いたのか。
じっくりと読んで感じてください。

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2013年06月02日

絵本「蛙のゴム靴」宮沢賢治

今回の絵本・児童書(童話・児童小説)はまたまた宮沢賢治の童話をお届けします。
かいつまんで紹介します。

蛙のゴム靴 (ミキハウスの絵本)

宮沢 賢治 三起商行 2011-10
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「蛙のゴム靴」
宮沢 賢治 作
松成 真理子 絵


3匹の若いオスの蛙、カン蛙・ブン蛙・ベン蛙
日本人ならば、丁度花見とか月見とかいふ処を、蛙どもは雲見をやります。
ヘロン(蛙語で人間という意)のゴム靴を手に入れたカン蛙は、自慢げにそれをブン蛙、ベン蛙に見せびらかし、ベン蛙とブン蛙は、雲なんかは見ないでゴム靴ばかり見てゐるのでした。
そこへ、美しい娘のルラ蛙が顔を出しました。
無言で誇らしげにゴム靴をアピールするカン蛙をお婿さんに決めたのです。

悔しがるブン蛙、ベン蛙はひそかに嫌がらせの相談をします。
結婚式の直前、友達2人は無理やり、カン蛙を萱の刈跡に連れ込んで、ゴム靴をボロボロにしてしまいました。
そこへ、ルラ蛙の花嫁行列がやってきましたが、ゴム靴に気を取られて花婿を選んだのでわかりません。
でも、カン蛙のお辞儀で何とか花婿だと気付いたのです。
盛大な結婚式の後、ベン蛙とブン蛙は「さぁ新婚旅行だ」とカン蛙を連れ出し、穴に落とそうとするのですが、一緒に自分たちまで落ちてしまいました。
やがて花嫁とその父親たちが、何とか3匹を救出。
「そこでカン蛙ははじめてルラ蛙といっしょになりほかの蛙も大へんそれからは心を改めてみんなよく働くようになりました」

さてさて、かいつまんでいるので童話をあらためてしっかりと読んで欲しいのですが、このお話に何をお感じになりますか?
いろいろな教訓があると思います。
自慢することの愚かしさ、人を妬むことの愚かしさ、見た目に囚われることの愚かしさなど、
じっくりと読めばさらに感じられると思います。
大事なものって、大事なことって何でしょうね。
一度じっくりと読んで考えてみてください。

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2013年05月26日

絵本「双子の星」宮沢賢治

今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は宮沢賢治の双子の星をお届けします。

双子の星 (日本の童話名作選)

宮沢 賢治 偕成社 1987-11
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童話「双子の星(雙子の星)」は、童話「蜘蛛となめくぢと狸」と共に1918年8月頃に創作された最初の童話の一つとされています。
この童話は2章からなっています。今回は1章を簡単にご紹介します。

チュンセ童子とポウセ童子は夜になると、お宮に座って、空の星めぐりの歌に合わせて、一晩笛を吹くという役目がありました。
太陽が昇って明るくなると空の舞台の演奏をおえ、歌い手や演奏家たちは定位置を離れて、気晴らしに出かけます。

チュンセ童子とポウセ童子は西の野原の泉に遊びにいくのですが、この泉で、水を飲みにきた大烏の星とさそりの星のけんかがおきてしまいます。

さそりは頭に深い傷を受け、大烏は毒のかぎでさされて倒れてしまいました。
「さそりの血がどくどく空に流れ、いやな赤い雲」になりました。
双子の星は、大烏の身体に入った毒を吸い取ったり、さそりの傷口を泉の水で洗ったりと介抱してあげます。
笛を吹かなければ、天の王様に叱られてしまいますが、空にさそり星がいなければたいへんだと、優しい2人は笛を吹く時間を過ぎても、重い蠍を運び続けます。

王様は2人の優しさをご覧になっていて、稲妻を使いに寄こし、意地悪だった自分をすっかり反省したさそりに薬を与え、稲妻にチュンセ童子とポウセ童子を2人の宮に送り届けさせます。
チュンセ童子とポウせ童子は「水晶のような流れをあび、匂いのいい青光りするうすものの衣を着け、新しい白光りの沓(くつ)」をはいて、すがすがしい気持ちになっていつもの定位置に戻ります。
「二人はお宮にのぼり、向き合ってきちんと座り銀笛をとりあげました。丁度あちこちで星めぐりの歌がはじまりました。」


無邪気でいて、優しくて、素直で。
今の時代、このチュンセ童子やポウせ童子のような子供がいたら生きにくいのではないか、そう思ってならないのです。

そもそもゆとり教育の間違いは、本来のゆとりとは人間的なゆとりをもたせることであって、他人への思いやりや自分で考えて行動するなどの人間としてのゆとりをもたせることであるはずなのに、ゆとり=時間的なゆとり・難度を下げるゆとりとしたことが間違いなんですよ。
それなのに先生には時間的なゆとりがない。時間的なゆとりがなければ授業に工夫はできないし、子供に目はいかない。それでいて責任ばかり追求される。
それをまた授業時間を増やしてあれもこれも詰め込んで、成績を上げろという方向になってしまっています。
子供にも先生にも必要なはずのゆとりが犠牲にされていくんですよね。
今打ち出されている日本の教育の方向性って、
効率的で、画一的で、ずる賢い
そんな子供を生み出そうとしているようにしか思えないんですよ。
けっしていじめは無くならないと思います。
今は立ち止まって焦らずにじっくりと考えるべき時だと思います。
「成績こそ、一番じゃなきゃダメなんですか?」と問いたい。
少子化の時代だからこそ、今まで以上に多様性を認め、たくさんの「オンリーワン」を生み出す教育が求められるのではないか。
宮沢賢治の童話を読んでいると、いつも子供たちの教育について、未来について考えてしまいます。

この童話に登場する「星めぐりの歌」を宮沢賢治は自分で作曲しています。
Youtubeで検索するとたくさん出てきますのでぜひお聞きください。

また、この星めぐりの歌は昨年公開された高倉健主演の「あなたへ」の中で田中裕子さんが歌っていたそうです。DVD&ブルーレイで販売・レンタルされていますのでこちらもご覧ください。

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2013年04月21日

絵本「チュウリップの幻術」宮沢賢治

今まさにチューリップの季節ですね。
そこで今回の童話・児童小説(絵本・児童書)は、宮沢賢治の童話からお届けします。

チュウリップの幻術 (日本の童話名作選)

宮沢 賢治 偕成社 2003-04
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「チュウリップの幻術」
宮沢 賢治 作
田原 田鶴子 絵
偕成社

登場するのは洋傘(こうもり)直しと園丁(えんてい)の二人。

「ごらんなさい。あの花の盃の中からぎらぎら光ってすきとおる蒸気が丁度水へ砂糖を溶かしたときのように
ユラユラユラユラ空へ昇って行くでしょう。」

小さな白いチュウリップから湧きあがるチュウリップの光の酒を愉しみ、あたりにどんどん湧いてあふれるチュウリップのお酒の中の景色に酔いしれる二人。
二人が酔いしれた光景が写実的にまた幻想的に描かれたファンタジーです。

田原田鶴子さんの絵もまた見事。
童話の世界をうまく描き出しています。
みなさんもこの絵本を読んでからチュウリップの光のお酒に酔いしれてみてください。

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2013年02月17日

絵本「水仙月の四日」宮沢賢治

今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は宮沢賢治の冬の童話です。

水仙月の四日 (ミキハウスの絵本)

宮沢 賢治 三起商行 1999-11
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「水仙月の四日」
宮沢 賢治 作
黒井 健 絵
三起商行(ミキハウス)

ひとりの子どもが、山の家への道をいそいでいました。
でも、その日このあたりは「水仙月の四日」にあたっていたのです。
それは、おそろしい雪婆んごが、雪童子や雪狼をかけまわらせて、猛吹雪をおこさせる日。
まっ青だった空がかげりはじめ、だんだん強くなってくる風と雪の中から、雪婆んごの声が聞こえてきました…。
東北の風土と宮沢賢治の想像力によって生みだされた神秘的な雪の精霊たちと、吹雪に巻きこまれた子どもの物語。

冬の中には春がひそみ、死の中には生命が宿る。
こどもは雪の中で眠り、目覚めと再生の時を待つ…。
大いなる自然へのおそれと感謝をこめた宮沢賢治の物語を、黒井健の絵筆で再現した絵本です。

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2012年11月18日

絵本「銀河鉄道の夜」宮沢賢治

今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は、なんと今まで紹介していなかったことが不思議な不思議な宮沢賢治の童話です。


「銀河鉄道の夜」
宮沢 賢治 作
清川 あさみ デザイン
リトル・モア

いまさら「銀河鉄道の夜」を紹介する必要はないでしょうね。
なので内容の説明は省略しちゃいます。
でも、童話の中にはたくさんの星や星座が登場します。
その星がどの星かいつどの方角に見えるのかを確かめてみるとまた一つ楽しみが広がると思いますよ。
登場する星を見つけてあなたもプチ宮沢賢治になってみませんか?

「銀河鉄道の夜」は実にたくさんの絵本が出版されていますので店頭でお好きな絵を選んだほうがいいと思いますが、今回紹介するのはちょっと変わった絵本、絵本というのかちょっと微妙な本です。
それは、
この絵本はなんと、布、糸、ビーズやクリスタルで織りなされているんです。
まさに新たな宇宙を銀河鉄道が走っています。
絵本というよりもアートです!
すでに銀河鉄道の夜の絵本を持っているという人にもおすすめです。

他に「おきなぐさ」「めくらぶどうと虹」「双子の星」「ひかりの素足」の四編を収録しています。
収められている童話も読んでほしいものばかりです。

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2012年08月19日

絵本「よだかの星」宮沢賢治

今回は、先日紹介した映画「よだかのほし」の題材となっている宮沢賢治の童話「よだかの星」をお届けします。
たくさんの絵本がありますが、伊勢英子さんが絵を書いたものが一番好きなのでこれをご紹介。
お買いになる場合は話は同じですので、好みの絵の絵本をお求めください。


「よだかのほし (宮沢賢治どうわえほん) 」
宮沢 賢治 作
伊勢 英子 絵
講談社

よだかは、実にみにくい鳥でした。
その姿から、他の鳥たちはよだかを嫌い、悪口を浴びせました。
またその名前から、鷹に嫌がられ、名前を変えろと迫られます。
ある夕方、とうとう鷹がよだかのうちへやってきて、改名を迫ります。
あさっての朝までにすべての鳥のうちを回って改名披露をしろ、さもなくば殺す、というのです。
羽虫を食べて生きるよだかは、自分が鷹に殺されることがこれほど辛いのに、その自分は毎晩たくさんの羽虫を殺して生きなくてはいけないことを悟ります。
そして辛すぎるこの世を捨てる決心をし、空に向かってひたすら飛んでいって・・・

この絵本はよくいじめがテーマで、宮沢賢治には先見性があったなどと言われていますが、果たしてそうなんでしょうか。
そんなレベルの話ではなく、法華経を信仰した宮沢賢治の宗教観・世界観が現れている童話だと思います。
生きることの難しさ、生きることの罪深さ、そして無常感
それ故に生きることを大事にしなくてはいけない、そう訴えている童話だと思う。

「よだかの星」がどの星かは特定されていませんが、あなたも天体観測をして、ご自分の「よだかの星」を見つけてみてはいかがですか。
そして生きていることをかみしめてみませんか。

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2012年06月24日

絵本集「グスコーブドリの伝記」宮沢賢治

今回は私のハンドネームのもとである、宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」。
そしていよいよ7/7、映画「グスコーブドリの伝記」が公開されます。
ちなみにブドリの声は小栗旬です。


「グスコーブドリの伝記」
宮沢 賢治 著
棟方 志功 イラスト
スズキ コージ イラスト
くもん出版

ストーリーはお話するまでもないと思いますが簡単にお話します。
イーハトーヴの森で家族と暮らしていたブドリは、森を直撃した冷害のせいで両親と妹と生き別れてしまいます。
たった一人残されたブドリはテグス工場で働き、オリザ畑で一生懸命に働きました。
オリザ畑も例外のために仕事がなくなり、一人旅に出てイーハトーヴ市へたどり着きます。
そこでクーボー博士と知り合い、火山局で働き始める事になりました。
またしても大規模な冷害が発生します。
かつての惨事を二度と繰り返さないように、みんなが無事に暮らせるようにと、ブドリは自分の身を呈して冷害の被害を防ごうと考えます。
そして・・・

この物語は自己犠牲の代名詞のように語られます。
確かにその要素は強いと思います。
でも、それだけでしょうか。
それだけではない何かを感じてもらいたいのでぜひ原作を読み、映画をご覧ください。

映画の詳細はこちらからどうぞ→映画『グスコーブドリの伝記』http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/

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2012年06月10日

絵本「十力の金剛石」宮沢賢治

雨の季節がやって来ましたね。そんな時には宮沢賢治のこの絵本を是非お読みください。

十力の金剛石十力の金剛石
宮沢 賢治 妹尾 一朗

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「十力の金剛石」
宮沢 賢治 著
妹尾 一朗 絵
ベネッセコーポレーション

王子様と大臣の子のちょっとした冒険です。
霧の森の中を進みながらいろいろな体験をします。
霧の中に見えた虹の足元にあると思ったルビーの皿を探しても近づかない虹。
霧がポシャポシャ降ってくる中で
「ポッシャリ、ポッシャリ、ツイツイ、トン」
という歌を聞いたり。
そして・・・
金剛石とはお分かりでしょうがダイヤモンドのこと。
さて、その金剛石とは一体・・・

この作品は頭で理解するのはちょっと難しいですが、霧がツイツイツイツイ降ってきたりと、霧が降ったり雨が降ったりする音がとても印象的です。
「ポッシャリ、ポッシャリ、ツイツイ、トン」
何か一つでも覚えて、雨がふるときに耳を傾けてもいいかもしれません。

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2011年11月20日

「いちょうの実」

イチョウの木が色づき始めましたね。
銀杏の実も次々と落ちて、油断してると踏んづけてくさいにおいがついたりしますよね。
でもちょっと待って!
そんなイチョウの実を見て、こんな童話があることを思ってみてください。
今回は宮沢賢治の童話をお届します。

いちょうの実 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)いちょうの実 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)
宮沢 賢治 及川 賢治

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「いちょうの実」
宮沢 賢治 作
及川 賢治 絵
ミキハウス

丘の上のいちょうの木に生まれた千人の子どもたち。
ある日の明け方
みんな目覚めると、
「今日は旅立つ日」
そう感じていました。
お母さんはあんまり悲しんで扇形の黄金の髪の毛を昨日までにみんな落としてしまいました。

「あたしどんな所へ行くのかしら」
「どこへも行きたくないわね」
「僕はきっと黄金色のお星さまになるんだよ」
そんなことを言っているうちに、東尾空は白く燃えているように明るくなり、出発間近になりました。

突然光の束が黄金の矢のように一度に飛んできて、子供らは輝くと、
冷たい透きとおった風がゴーッと吹いてきて・・・

この作品は別れを悲しむ童話ではなく、親子の情愛と世間へ出て行く子どもたちの気持ちを、やさしく描いていて、あたたかさが伝わるとてもいい童話です。

この童話を読んで、イチョウの木を見つめてみると、今までと違った風に見えるかもしれませんよ。

一度読んでもらいたい童話です。

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2011年09月18日

「月夜のでんしんばしら」

中秋の名月は過ぎてしまいましたが、月を題材にした絵本をお届けします。
今回は宮沢賢治の童話からお届けです。

月夜のでんしんばしら (ミキハウスの宮沢賢治絵本)月夜のでんしんばしら (ミキハウスの宮沢賢治絵本)
宮沢 賢治 竹内 通雅

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「月夜のでんしんばしら」
宮沢 賢治 作
竹内 通雅 絵
三起商行(ミキハウス)

九日の月が空にかかり、うろこ雲が空いっぱいで、その隙間からときどき冷たい星がぴっかりぴっかり顔をだす夜のこと。

ドッテテドッテテ、ドッテテド
ドッテテドッテテ、ドッテテド

と、でんしんばしらが歩きだしました。
それを見ていた恭一のそばに、黄色い顔の電気総長がやってきて・・・
恭一が遭遇した奇妙きてれつ不思議な夜のお話です。

宮沢賢治の生前に唯一出版された童話集「注文の多い料理店」に収録された、「虹や光からもらってきた」珠玉の一篇です。

お子さんには話はよくわからないかもしれませんが、電信柱が行進する「ドッテテドッテテ、ドッテテド」というリズムだけでも楽しめると思いますよ。

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2011年08月21日

「イーハトヴ詩画集 雲の信号」

今回の絵本・児童書は、ちょっと子供向けではなく、じっくりと味わってもらいたい絵本です。

イーハトヴ詩画集 雲の信号イーハトヴ詩画集 雲の信号
宮沢 賢治 黒井 健

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「イーハトヴ詩画集 雲の信号」
宮沢 賢治 詩
黒井 健  画
偕成社

タイトルの「雲の信号」とは宮沢賢治が書いた詩の一つの題名。
画家の黒井健が『雲』をキーワードに21編を選び、色鉛筆を主に独特な画法で描きあげた詩画集。

黒井健さんの、表紙裏の言葉から

  自然の風景は、いつも人の心に寄りそってくれます
  かなしいときは、かなしいように、
  うれしいときは、うれしいように。
  賢治さんが歩いた、その東北の地を歩きながら私は、
  彼の詩の風景を、そして私自身の気持ちのふるえを
  ひとつひとつ探して、描いていきました
  ―― そして、気がついてみると、そのほとんどが、
  空や雲に関しての詩だったのです ――

ページをめくるたびに賢治が見たような岩手県の風景を感じ
添えられている詩を読んで、また感じるすてきな詩画集です。

全部を通して読まなくても、その日の気分で、あるページを開いて胸に刻み込んで見るなんて読み方でもいいと思います。
きっとそれが特別な詩であり、特別な風景となることでしょう。

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2011年07月11日

「イーハトーブ ふしぎなことば」

東日本大震災から4ヶ月ですね。
産まれる2ヶ月前に明治三陸地震、誕生直後には陸羽地震、療養の最中の1933年3月3日、昭和の三陸沖地震発生し、その年の9月21日に没、と地震とは切り離せない関係にある岩手出身の宮沢賢治。
今回は宮沢賢治の作品に登場するオノマトペに焦点を当てた写真絵本を紹介します。

イーハトーブふしぎなことば (えほんのもり)イーハトーブふしぎなことば (えほんのもり)
宮沢 賢治 松田 司郎

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「イーハトーブふしぎなことば」
宮沢 賢治 作
松田 司郎 写真・解説
文研出版

イーハトーブとは、宮沢賢治による造語で、賢治の心象世界中にある理想郷を指す言葉で、岩手県をモチーフとしたとされています。
この絵本は宮沢賢治の絵本に登場する「かぷかぷ」「ごとんごとん」などふしぎなことば(オノマトペ)に注目し、その言葉のイメージを表現しているようなイーハトーブの素晴らしい風景とともに紹介する写真絵本です。

自然への造詣が深かった賢治のつくったふしぎなことばは、イーハトーブの素晴らしい景色にとけこみます。
その不思議なことばが何を表しているのだろうか、そんなことを知る切っかけになるのではないでしょうか。
賢治作品を知らなくても、ふしぎなことばと素晴らしい風景で十分に楽しめます。
宮沢賢治を知っている人も、知らない人も、ぜひ、この本を手にしてみてください。

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