今年はなかなか暖かくならず、梅の開花も今だのろのろ、河津桜もノロノロじょうたい。
そんな気候のうちに啓蟄(今年は3/5)を過ぎました。
自然はすごい!というのでしょうか。寒さ続きでもしっかりと季節を感じて目覚めてきたものがあります。
カエルです。
3/2の早朝ウォーキングの時、林試の森の池で、クワックワッと鳴き声がしたのでよく見てみるとカエルたちが目を覚まし、騒がしく動き始めていました。まだ暗く遠すぎて写真には撮れませんでした。
満月の3/8。この日も早朝ウォーキングに出かけ、通りかかった近所の緑道公園のビオトープで鳴き声が聞こえました。
ヒキガエルは、地温が6℃を超え、雨が降ると冬眠からいっせいに目覚めるそうです。
ですから、気温は上がらなくても地温は徐々に上がってきているということです。
よく見るとカエルたちがにぎやかに騒いでいたんです。そう、ヒキガエルが蛙合戦をしはじめていたんです。でも、すでに卵塊がたくさんありました。

片隅でじっとして産卵を続けるメスと抱きついて精子を放出するオスです。
カエルの場合、交尾ではありません。オスがメスに抱きついて刺激して産卵させ、精子は産卵された卵(のある水中)に放出しています。ですので「抱接:amplexus」と呼びます。
カーソルを乗せてごらんください。

さてさて、この日の夜です。「満月に祈ろう」プロジェクト推進者としては満月が見たい!と夜の散歩に緑道公園に行きました。
しかし空を見上げても雲が流れているのもわからないほど厚い雲がたれこめて月明かりすら感じられませんでした。そこで、ビオトープを覗いていたら、カエルの数は少ないのですが激しいカエル合戦が展開されていました。
近寄ってきたオスに向かって蹴り一発!
邪魔するんじゃね〜

それでも近寄って、もう一匹もやってきたけど、オリャー!
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こっちから来たってオリャ、オリャー!
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あきらめずに狙い続けるオスガエルたち。もうしつこいなーと逃げるペア。
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いたいた、と狙うオス。近づいて、逃げられて、それでも近づいて、やっぱり蹴り一発!
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