玄関前の通路や、庭のあちこちにスミレを移植していたところ、スミレは順調に増え、あちこちで花を咲かせてくれました。
なぜにスミレを増やしていたかというと、ツマグロヒョウモンの幼虫の食草が、スミレやパンジー。
すでにツマグロヒョウモンの幼虫が羽化するまで見届けてきていたのですが、チョウの楽園にしようとスミレを増やしていたんです。
その甲斐あって、盛夏を過ぎ、9月になって気温が下がってきたらツマグロヒョウモンの幼虫が目立つようになりました。
アロエの葉にぶら下がっていた蛹からも無事に羽化しました。
羽化したツマグロヒョウモンそして、長い雨の間に驚くような出来事が!
玄関前の一番スミレが繁殖している一体に、ツマグロヒョウモンの幼虫を大量に発見!
一時期20匹ほど見つけたたのですが、雨の心配がなかった9/25の朝に、改めて隅々まで確認してみたら・・・
シランが植えられている所に繁茂したスミレにツマグロヒョウモンの幼虫が8匹!
写真には6匹しか写っていませんが、この周りにもう2匹いました。
ツマグロヒョウモンの幼虫、大発生1さらに、脇のスミレにも8匹。写真には5匹ですが、この周りにもう3匹。
ツマグロヒョウモンの幼虫、大発生2アマリリスの鉢にいつの間にか増えていたスミレにも3匹!
ここにもツマグロヒョウモンの幼虫が!幼虫が脱皮した抜け殻まで!
2匹写っているうちの上の1匹が脱皮したものではないかと思われます。
脱皮の殻までついてる!こんなふうにあちこちのスミレに幼虫がいて、庭全体のスミレをざっと数えただけで40匹以上の幼虫を発見しました。
さらに、ここのところ雨で放置状態だった庭を整理していたら、あちこちに羽化後の抜け殻を発見!
すでに庭がツマグロヒョウモンの楽園化していたんです。
発見した幼虫の何割かは、蟻や蜂、鳥などの餌食になってしまうのでしょうが、かなりの数が羽化してくれるでしょう。
幼齢も様々だったので、気をつけてみていれば何度も楽しめそうです。
楽しみ楽しみ!
タチツボスミレは虫に花粉を媒介してもらう不確実な方法以外に、閉鎖花という蕾のまま実を結ぶ花があり、閉じた花の中で自家受粉することで確実に種を作ります。熟すとサヤが弾けて四方に飛び散り生息域を広げます。
さらに、種子にはエライオソームというアリの好む物質がついていて、それを目当てにアリが巣まで種子を運び、その部分を食べたあとは外に捨てられ、次第に生息範囲が広がっていきます。
ある程度まとめて植えておけば、年々生息範囲が広がっていきます。
あとは雑草と間違えて抜かないように注意するだけ。
ツマグロヒョウモンの幼虫は、キアゲハの幼虫ほど大食漢ではないし、行動範囲も広くないので、食草が十分にあれば生まれた近くで蛹にまでなってくれるので非常に観察しやすいですよ。
成長の過程を見てみたい方は今から来年の春に向けて準備することをおすすめします。
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