日本付近に台風が3つも発生して、次々にやってくる気配で、ここのところ不安定な空が続き、晴れのちゲリラ豪雨、のち晴れ、のちゲリラ豪雨という具合。
今日も我が家の付近では午前中に激しい雨が降ったかと思えば、あっという間に晴れ間が広がって蒸し暑くなりました。
午後になってから、スマホのアプリで品川区に雨雲接近中と通知が来たので、もしかしたら高い所に登れば雨が見られるのでは?と新宿の東京都庁展望台にでかけました。
都庁について、自分の家の方は陽が差していたのですが、なんと、東京スカイツリーが雲に飲まれそうな状況で、東京ドームのあたりには陽が差していることから、上野あたりから東京スカイツリーより北側の北千住方面にかなりの雨が降っているようで降水雲が見られました。
雲から地上に幕が垂れ下がるように見えているのが降水雲で、遠くで降っている雨や雪が目に見える状態のことを言って、気象観測の世界では「視程内降水」と呼びます。

もう少しわかりやすい写真をお見せすると、文京シビックセンターと東京ドームには日が差しているので、その辺りは雨が降っていないのがよくわかり、そのすぐ左側は幕のように黒い筋が雲から地上へと降りています。これが降水雲です。

この時、カメラを南の方に向けると晴れ間が広がっていたんです。
雨迫るこの雨が5分ほどで東京ドームを飲み込み、次第に新宿へと迫ってきました。

この時の雨雲レーダーです。
上のから東京スカイツリー・北千住方面、さらに北側に強い雨のエリアがあるのがわかります。

15分後、東京スカイツリー付近は明るくなりましたが、雨の中心は新宿に到達。

この時、都庁の東側、山手線の品川〜田町〜浜松町付近と言っても東京タワー付近は真っ暗で、わずか1km程度しか離れていない田町駅近くのNEC本社ビルには日が当たっているのでこの間が雨と晴れの境界で、芝公園よりも東側、本当に山手線付近から海側は晴れていたようです。

窓に当たる雨が少し静かになったので都庁から西側に目を向けると雨の塊が西へと移動し、京王線に乗って移動したようで初台付近から西に雨の中心は移動していました。

しばらくすると雨は甲州街道の北側を西進して、高井戸から吉祥寺方面に移動しました。
見事なまでの降水雲が高井戸から吉祥寺方面に見られました。

雨が通り過ぎ、陽が差してきたとなれば気になりませんか、あれが!
あれとは、雨上がりに見える虹ですよ。
どこかに見えないかなぁと、太陽を背にして東側の空を目を皿のようにして見ていたら、なんとなんとなんと、まさかまさかまさかの場所に見えました。
なんと、東京タワーのすぐそばに見えちゃったんですよ。なんという幸運!アンビリーバボー!

この虹を見ながら、反対側にも見えないかなぁと見ていると、上の虹から10分後ぐらいに薄っすらと見え始めた虹が次第に濃く見えてきたので激写!

虹は見えたり見えなかったりを繰り返したものの17時をすぎるとよRはっきりくっきり、より大きく見えてきました。
虹の位置が右へ移動しているのは、日が沈むに連れて虹の直径が大きくなるからです。
虹の中心点は太陽とは正反対の方向、対日点(たいじつてん)が中心となります。虹が丸く見えないのはその対日点が地平線よりも下にあるためです。日が沈んでくるに連れて対日点が徐々に上へと上がってくるため見えてくる弧の範囲が広くなっていくからです。

さぁ、これから暗くなるともう少し見やすくなるかなというところなのですが、撮影していた都庁南展望台は17時半閉館のため時間切れだったんですよ。
後ろ髪を引かれつつ虹に別れを告げてエレベーターを下りて行きました。
迫り来る3つの台風。
すでに北海道では河川の氾濫など被害が出ていますね。
関東でも雨は降っていますけど、水がめとなる山にまで雨は届いていません。
なんともうまいこと行かないものですね。
それにしても北海道で台風の影響が大きいって考えられなかったことですよね。
大きな被害が出ることなく通りすぎてくれることを祈るばかりです。
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