これがなんと大正解!
この2年でタヌキを見たのは5回ほどで、見かけた場所も似た場所なので、今回もその付近を重点的に見てみようと思っていたら、見るまでもなく・・・!
園路を歩いていたら、右手のヤブの中でガサッ、ガサッと、ハトが落ち葉をかき分けているのとは違う感じの音がしたので、何かいるなと音のする方向を見てみると、なんとタヌキがいるじゃないですか!
タヌキをびっくりさせないよう気持ちは急ぎながらも動きはゆっくりと、カメラを構えて狙いを定めると、こっちをむきました。近くにいたご婦人二人組にも教えてあげ、その後、近くにいた入園前ぐらいの女の子一家にも教えてあげました。
不味い!と思いましたがカメラを構えたままじっとしていると、タヌキはこちらにお尻を向けてゆっくりと土塁の上の方へと向かいました。
そして、土塁の上に上って落ち葉をかき分けて、木の実か虫を探しているようで、その合間にチラッと顔を見せてくれました!
このあと、土塁の向こうに姿が見えなくなりました。
この位置だと、餌を探しながら動いたとして、1時間後ぐらいによく見かける場所に移動するかなぁと予測して、池の周りを散策してから、ちょっと早いとは思いながらも移動開始。
その途中の園路脇で、またガサッ、ガサッとさっきのような音がしたので、まさか〜と茂みの中を覗いてみると、またタヌキがいました!
前のタヌキと同じタヌキか私にはわかりませんが、ここあと、このタヌキを16時過ぎまで1時間以上追いかけてしまいました!
この茂みの中のタヌキを見続けていると、横を通る人に声をかけられ、タヌキですと教えたり、近くを通る子供連れの家族に教えてあげたりしてました。
タヌキは人が増えても、追われないと安心しているのか、全く逃げないんですよ。
タヌキは右へ左へと落ち葉の中を探りながら移動していたのでそれに合わせて私も動いていました。
タヌキがいるよと教えてあげたカメラを持った男の子に、こっちのほうが見えるよと声をかけてあげました。
その場所がここ。よく見えるでしょ。
男の子を前にしてあげて見ていると、なんと見晴らしのいい水辺に入り、渡っていきました。
まさに男の子から1.5mぐらいの所でした!
水辺を渡って遠くに行ってしまうかなと思ったら、今度は私の左側に渡ってきてくれました。
このあとも男の子もちょっと見ていたのですが、先に行かないと遅くなっちゃうからそろそろ行くよとお父さんに促されて行ってしまい、また一人で見守り続け、1時間以上も右へ左へと移動する姿を追い続けました。
この後の様子はスライドショーでご覧ください。

こんなに長時間、たぬきを見られるなんて驚きです。
この日は99%がタヌキの写真!
しかも500枚以上。茂みの中の暗いところでの撮影のうえ、タヌキはじっとしてませんから、大半がブレちゃっているので見せられるようなものではなかったのですが、結構正面から撮影できてよかったです。
タヌキは基本的に冬眠はしないので冬の間も見られますが、本格的に寒くなる前に脂肪を蓄えるために餌探しに夢中な今の時期が見るにはいいタイミングかもしれません。
でも、食べ物は絶対に与えないでください!
若い女性が鞄の中をガサガサとしていたので、これは食べ物をあげようとしてるなと思い、注視していると、パンをちぎってあげようとしたので、餌付けはしちゃダメだよと一言注意してやめてもらいました。
貴重な野生のタヌキさんに余計なものを食べさせて体調を崩してもらいたくないですし、人との距離を不用意に縮めて欲しくないですからね。
動物の悲劇を増やさないためにも、ペットと野生の動物の区別をしっかりと学んでもらいたいものです。
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