ツチガキって?ですよね。
このブログでは皇居東御苑で見つけたツチグリをお届けしましたが、非常に似ているツチガキです。
こんな所でツチグリ発見!と思ったら?
家に帰って、ネットで調べているうちに、これはツチグリではないのでは?となりました。
ツチグリは、めくれている外皮の内側に、ひび割れたような模様があるのに、この写真では模様がない。
調べると、つるつるした感じということでフクロツチガキが候補に上がりました。
さらに、フクロツチガキと似たものでシロツチガキというのも発見。
シロツチガキは「先端の穴の周囲が円座で縁取られていない」というので、円座で縁取られているこのキノコは、フクロツチガキということになりました。
フクロツチガキですが、夏から秋、林内の道端や土の崖などで見られる中型のヒメツチグリ科ヒメツチグリ属のキノコ。
胞子の入った扁球形の袋の外側には皮質の厚い外皮があって、成熟すると外皮は5片から10片に裂け、星形に開きます。星型の上に胞子の入った袋が乗っている形になって、胞子は袋の先端の穴から放出されます。
ほとんどツチグリとツチガキは同じもののように思えますが、
ツチグリはニセショウロ目ツチグリ科ツチグリ属
フクロツチガキはホコリタケ目ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属
と分類が大きく違うんですよ。難しい!
このツチガキを、3体の仏像が安置されているお堂の前の林内のしかも歩道脇にたくさん見つけてしまいました。
さて、フクロツチガキが分かりますか?
こちらにもたくさん!わかりますか?
さきっぽの穴から胞子を放出しているんですよ。
外皮がめくれている途中のフクロツチガキを発見!
昔はまず見た目から名前をつけられるので、同じような形をしていれば似た名前になりますけど、昨今では遺伝子レベルで分類されるので別物となってしまいます。
きのこの世界は似て非なるものがたくさんあるのでほんとに厄介です。
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これがキノコと思って見る人はまずいませんし、こんな所にあるなんて思う人もいないでしょうから物好きですよね。
最近はいろいろな意味で下を向いて歩いていることが多いので、足元の物は良く見えてるんです(笑)