梅雨があけるとやってくるのが蝉しぐれ。
私の真夏のライフワークである、林試の森でもセミの羽化観察がやってきました。
そんなセミは、夕方から明け方にかけて、長い土の中の生活から抜け出して、木や杭など地面に立っている物に捕まり、まずは上へと登ります。
高い木なら枝先の葉などまで、杭なんかだと張られたロープにぶら下がって羽化を行います。
今日はInstagramにアップした写真を中心にお届けします。
19時半前に林試の森に着くといきなり、羽化したばかりのセミを発見しちゃいました!
iPhoneで撮影していたら、餌付けされて人を恐れない野良猫がうろちょろしてこちらにお尻を向けました。

この羽化したセミは、帰りがけ(22時半頃)に観察したら、体の色も出てきていて、なんとヒグラシでした。
セミはたくさん木があっても、不思議なことに何本かの木に集まるんですよね。
多いのは桜の木。なかでもいつも多くのセミがぶら下がる桜の木を巡ってセミを探すと、いましたいました。
すでに浮かして飛び去った抜け殻の反対側にぶら下がって羽化中のセミです。
桜の葉もたくさんあるんだから他に行けばいいのに不思議です。

完全にカラカラ抜け出る直前のセミ。
白くてきれいなんですけど、この時にアリに襲われるとひとたまりもないんです。
そして、帰ろうと歩いていて、いつもセミがロープにぶら下がって羽化する場所を通ってみると、今にも羽化しそうな幼虫がじっとしていました。
これはいいタイミング!と急いでカメラを三脚に固定して何枚か試し撮りしていると、間違いなく背中が割れてきていたので、慌てて連続撮影開始!
20秒間隔で、約30分撮影した123枚の写真を25秒にまとめてみました。

夏はまだまだこれから!
まずは地面に穴が開いている場所を探し、その付近の木を探してみてください。
ミンミンゼミやアブラゼミの多くは大人の身長よりも高いところ、ニイニイゼミは膝ぐらいの高さで羽化することが多いので目安にしてください。
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お月見の方は、残念ながら今日もダメでしたね。
セミはみんなで合図しあっているかのように、揃って出てくるんですよね。ほんとに不思議。
お孫さんと見られるといいですね。
梅雨明けしたら天気が悪くなって、しばらく晴れ間のない空になってお月見は当分お預けのようですね。