その一つがセツブンソウ(節分草)。
読んで字のごとく節分の頃に咲く花なのでセツブンソウ。
昨年は咲くのが遅く、2/11に足を運ぶと、花が咲き始めていました。
節分草(セツブンソウ)キンポウゲ科セツブンソウ属
石灰岩地帯に群生して咲きます。
石灰岩地帯は開発の手が入ることが多いうえに、ほかに花の無い時期に小さく可憐な花を咲かせることから乱獲されるなどによって希少植物になっていて、環境省レッドデータリストでは準絶滅危惧種に、関東以西の15都道府県の絶滅危惧種に登録されています。
背丈は数センチと小さく、大人の親指ぐらいあるかないか程度なので、注意してみないと見逃してしまうような花です。
間もなく咲く花も頑張って伸びてきてもこの大きさ。
よく見ないとほんとに見逃してしまいます。
春先に花が咲いて、その後、夏までに光合成をして、あとは地下で過ごす草花のことをスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral=「早春の瞬き」「春先のはかない命」「春の妖精」「早春の幻影」「春の陽炎」など)と呼びます。他に、フクジュソウ、カタクリ、ニリンソウ等の代表的な春の植物があります。
次回もスプリングエフェメラルをお届けする予定です。
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