外側の散策路というのは、新宿門から大木戸門をつなぐ外側の散策路で、開演時間中は無料で通り抜けが可能です。奥のイチョウ並木のあたりがそうです。
大きなイチョウの木が茂り、足元には黄色の絨毯が敷き詰められていました。
このイチョウの落葉を撮影していたら、ちょこっと浮いたかと思ったらすぐに落ちるものが見えたんです。
初めは長とは思わなかったのですが、近づいてよく見てみたら蝶だったんです。
蝶がわかりますか?イチョウ並木の足元は暗かったのでストロボを使っているので余計にわかりにくいかもしれません。
翅を開かずに止まって、強い風が吹くと吹かれるままに倒れるので落ち葉と見間違うのですが、見ていると時々動くのでちょうと分かる程度です。
かなり近づいても逃げようとしないんですよ。
この写真で、ちゃんと触覚も目も丸まっている口吻もわかると思います。
間違いなく蝶でしょ。
極たまに羽を開いて綴じてを行っていたので、開いたタイミングを見計らって撮影。
完全に開いた姿は撮影できず。
ヒョウモンチョウ?と思ったのですが、翅の色も形も違う感じなのでこの時は何という蝶かわからず。
帰って調べまくりました。
そしてたどり着いたのが、クロコノマチョウ。
クロコノマチョウ
チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるジャノメチョウの一種。
はねの端が角張り、突起状になっている、こげ茶色の大きなチョウ。
はねの裏面は枯葉に似ていて、止まると見つけにくい。
日中はうすぐらい雑木林の中にいてあまり飛ばず、夕方になると林内や林縁を活発に飛び回る。
成虫は、クヌギなどの樹液や、果実に集まる他、汚物や腐果に飛来し吸汁します。
晩秋の気温も下がった(7〜8℃)薄暮時にも水を得た魚のように活発に活動する。
というので、間違いなくクロコノマチョウ。漢字で書くと黒木間蝶。
クロコノマチョウはギンナンの実から吸汁していたようですね。
よく見つけたものだと我ながらアッパレ!
周りの人は落ち葉にかがんで喜々として何撮ってるんだ?と思っていたことでしょうね。
参加しています。もしよかったらポチッとお願いします


【.新宿御苑 生物の最新記事】