盆養
三本仕立てで、大菊の最も基本的な仕立て方です。1本の苗を摘芯して3本の枝を伸ばし、後の1輪を花の2/3位高く、前の2輪は同じ高さに、三つの花を同時に、同じ大きさに揃えて、出来るだけ巨大輪に咲かせ、茎・葉を含めた全体が調和を保つように育てます。
管物菊や厚物菊などが仕立てられていました。
巴錦
「巴錦」(ともえにしき)は、花びらの内側が深紅、外側が黄金色の大変豪華な色が特徴の古典菊です。
現在栽培されている観賞菊の寿命は意外に短く、ほとんどの品種は10年以内に名前が消えてしまいます。
「巴錦」は葛飾北斎も好んだ菊だったらしく、北斎筆と言われている絵の中に、確かにこの菊と思われる花が描かれている。このことから130年以上の寿命を保っていることが推定されます。
昔、加賀のお殿様が参勤交代の途中、長野県の小布施に立寄られ、そこに飾られていたこの菊を大変お気に召して、名前をたずねられたが答えられなかったので殿様は、これより「巴錦」と呼ぶように、と命名されました。このため地元の人々はこの菊を「殿様菊」と呼ぶようになったそうです。
一本仕立てや千輪咲に仕立てられていて華やかでした。
草丈を60p以内に仕立てる小型の三本仕立てで、 全体が丸っこくダルマのような形からつけられたダルマ作り、草丈を40p以内に仕立てる一本仕立て、頭でっかちの姿が福助人形を連想させる福助作り、こけし作りなども展示されていました。
菊にはいろいろな仕立て方があるのだと勉強になりました。
23日まで開催されていますので、是非足をお運びください。
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