ツチグリというのは夏から秋、林内の道端や土の崖などで見られる中型のツチグリ科ツチグリ属のキノコで、別名をツチガキとも言われます。
漢字で書くと土栗、土柿。
キノコなのに、栗でもあり柿でもある?
一体なんのこっちゃ?ですよね。
それではお届けします。
見つけたのは皇居東御苑の二の丸雑木林の中。
茶色い落ち葉がたくさん積もっている中にみつけました。
この写真の真ん中にしっかりと写っていますよ。
まぁ、上の写真でわかるわけないですよね。
というわけでズームイン。撮影した10/29はどんより曇り空で林の中ということで暗くて写りが悪かったのでストロボ使用。
中央の柿をひっくり返したようなキノコがツチグリです。
幼菌時は土に少し埋もれ、大きさは2〜4cmほどで形は球型、白色〜灰褐色をしています。成長すると星形やヒトデのような形に外皮が6〜10つほどに分かれて開きます。
この外皮は湿気を帯びると開きやすいそうで、このことから「星の湿度計」とも呼ばれるとか。
近くにドングリがあるので大きさはだいたい想像がつくかと思います。
外皮が開いてから時間が経ってしまっているようでかなり乾燥して外皮の模様がわからなかったのですが、成熟すると頂上の中心部分に穴が開き、そこから胞子を放出するそうなのですが、まだ成熟していないのでしょうかね。
自然教育園でも探し歩いてますけど、これまで見られそうで見られなかったツチグリにようやく出会えました。
見られたという情報があっても、すぐに出かけても寿命が短くて見られなかったり、次の季節に同じ場所に見られるという保証がないのがキノコ。
来年ここで見られるかわかりませんが、見られることがわかったので楽しみが増えました。
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