こまめな水分補給と暑さ対策をして無事にしのぎましょう。
今回は新宿御苑の母と子の森の大きなラクウショウの森で育つ気根にしがみついているセミの抜け殻をお届けします。
ラクウショウの気根って何?
ラクウショウ(落羽松)はヌマスギ(沼杉)とも呼ばれます。
え?松なのか杉なのかどっちなの?と思いますよね。
沼地や湿地の近くで育つことが多い沼杉の仲間なんですけど、秋になると鳥の羽のように落葉することから落羽松と名付けられました。なんとも複雑。
このラクウショウですが、湿地で育つと、幹の周りに呼吸のための呼吸根(気根)が地中から伸びてくるんですよ。
新宿御苑のラクウショウ林もたくさん出ています。まっすぐに伸びるだけでなく、面白い形にもなるのでぜひ一度、お確かめください。
この地中からニョキニョキ伸びてきた気根は、セミが羽化するのにもってこいなんですよ。
夏になると、気根にしがみついているセミの抜け殻を探すのが楽しみなんです。
どこにしがみついているかわかリますか?
カーソルを乗せてご覧ください。
これはど〜こだ。
気根に「この指、と〜まれ!」と言われてと止まったんですかね。
さてどこでしょう。並べてみましたのでしがみついている位置を確認してください。
これはわかリますか?
気根の保護のため、設置された木道からしか見られないので、奥の方にみつけても写真だと小さすぎてわからなかったりするのが残念。
気根の形を楽しみながら、セミの抜け殻を探してみると楽しいですよ。
ぜひ、お子さん、お孫さんと楽しんでください。
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