はな子は1949年、戦後最初のゾウとして、タイから来日。当初の飼育先は上野動物園で、戦争中の猛獣処分で餓死させられ、童話「かわいそうなぞう」のモデルになった「花子」の名を継ぎました。自然文化園に移ったのは1954年。
2013年には66歳で国内最高齢記録を更新しました。
2016年、5/26 推定69歳にて死亡
はな子への献花台が27日、飼育されていた東京都立井の頭自然文化園(武蔵野市)に設置されたので、花は持って行きませんでしたが、追悼しに行ってきました。
ゾウ舎の前には等身大の写真が飾られていて、多くの人が写真を撮っていました。
はな子が歩いていたゾウ舎の前に献花台が設置されていて、絶え間なくたくさんの人が訪れていました。
献花台に供えられた花は、はな子が遊んでいた運動場に運ばれていました。
2年前の3月に遊真と二人で眺めたゾウのはな子です。
もう遊真と二人で出かけることはないでしょうし、まず会うこともないだろうから、これが遊真と二人ででかけた最後の思い出になるんだろうなぁ。
ゾウのはな子を巡ってはいろいろなことがありました。
1956年にゾウ舎に忍び込んだ男性を踏みつけて死なせてしまい、1960年には飼育員が踏まれて死亡する事故もあって、一時は殺人ゾウのレッテルを貼られたこともあったそうです。
そして最近は、狭いコンクリートのおりに閉じ込められて独りぼっちで生気なく立ち尽くす姿を見た外国人観光客が「劣悪な環境下に置かれた、世界一かわいそうなゾウ」などとしてSNSで取り上げると瞬く間に拡散され、はな子を保護区域に移す署名運動にまで発展しました。
いろいろな問題を提起してくれたゾウのはな子の一生を活かすためにも、人間を自然との関わり方について様々な議論が行われていくべきなのではないでしょうか。
ともあれ、長きに渡ってたくさんの子供達に笑顔を与えてくれたはな子に感謝。
ありがとう、そしてさようなら。
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結構、檻の中に落ちることってあるんですね。
長くいれば、人間側の不注意も伴っていろいろなことがあると思いますよ。
今はかなり檻や柵が考えられて作っているので、そう簡単には入れないと思いますけど、マナーを守らないと危ないところもあるのは確かです。