でも、いろいろな開花状態の花を見つけられなかったので簡単に。
新宿御苑内には何本かホオノキがあるのですが、一番大きなホオノキが花を見るには一番ピッタリ。
ホオノキの花は「雌性先熟性があって、開花後は雌性、その日のうちに一度閉じて、翌日に開くと雄性、さらに翌日には生殖機能を失う」というのをご存知ですか?
簡単にいうと雌の時期と雄の時期があるということです。
これから咲くホオノキの花です。
開いたばかりのホオノキの花。この時期は雌花期です。
こちらは雄花期も終わって、雄しべが次ぐ次に落下していく終わりの頃です。
花が移り変わるのに3〜4日。天気が悪かったりすると8日ぐらいかかるそうです。
また、1本の木でも少しずつ花の時期がずれて咲いていきます。
咲く時期がずれれば、雄花期と雌花期の花ができるための工夫です。
これらすべては自家受粉しないようにという工夫なのですが、それでもホオノキの自家受粉率は、5割から7割になるといわれています。蜜がないので、蜜を求めて飛び回る蜂などがよりつかず、花粉を食べるだけの虫が寄ってくるので、花粉を雄しべから別の花の雌しべへと運ぶ確率が低く、自家受粉してしまう可能性が高いようです。
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