今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は、日本の伝統を今に伝える狂言の絵本から季節にちなんだ絵本をお届けします。
「狂言の絵本 せつぶん」
もとした いづみ 作
野村 たかあき 絵
講談社
「せつぶん」は、こんなお話です。
節分の夜。「蓬莱が島」から、鬼が日本にやってきました。
鬼はひと休みしようと、一軒の民家を訪ねます。
そこでは女が1人、留守番をしていました。
女は怖がって、鬼を追い払おうとしますが、鬼のほうは美しい女に一目ぼれして、言い寄ろうとします。
しかし女に冷たくされ、鬼はついに泣き出してしまいました。
それを見た女は、本当に自分のことが好きならばと、宝物を要求します。
鬼は喜んで宝物を差し出し、すっかり亭主気取りですが、女は急に豆をまきはじめ……。
節分にはご家族で豆まきをすることでしょう。
その時、こんなお話があるんだよと、話してあげたらいいかもしれませんね。
参加しています。もしよかったらポチッとお願いします


【.絵本・児童書 か行の最新記事】