2015年11月23日

絵本「おきなぐさ・いちょうの実」宮沢賢治

ややモミジの色づきが遅いのが気になりますが、イチョウは実が落ち、葉はどんどん黄色く色づきそして散り始めていますね。
今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は、宮沢賢治の童話から散りゆく実の童話ともう一編の童話を収録したものです。


「おきなぐさ・いちょうの実」
宮沢 賢治 作
たかし たかこ 絵
偕成社

「いちょうの実」
丘の上のいちょうの木に生まれた千人の子どもたち。
ある日の明け方
みんな目覚めると、
「今日は旅立つ日」
そう感じていました。
お母さんはあんまり悲しんで扇形の黄金の髪の毛を昨日までにみんな落としてしまいました。

「あたしどんな所へ行くのかしら」
「どこへも行きたくないわね」
「僕はきっと黄金色のお星さまになるんだよ」
そんなことを言っているうちに、東尾空は白く燃えているように明るくなり、出発間近になりました。

突然光の束が黄金の矢のように一度に飛んできて、子供らは輝くと、
冷たい透きとおった風がゴーッと吹いてきて・・・

この作品は別れを悲しむ童話ではなく、親子の情愛と世間へ出て行く子どもたちの気持ちを、やさしく描いていて、あたたかさが伝わるとてもいい童話です。

もう1編「おきなぐさ」は綿毛となって飛び立種子の話です。
どちらも旅立ちに着いて書かれた絵本です。

ぜひ一読してから、イチョウの葉が散るさまを感じてみてください。
これまでの景色とは違って見えると思いますよ。

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posted by ブドリ at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | .絵本・児童書 宮沢賢治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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