富士山の左山腹から沈んでいった太陽が富士山の後ろを通過していくと、よく見られるのが、反薄明光線と呼ばれる帯状の影のように富士山の影が帯状に広がることがあります。それはよく晴れた日のこと。
この日は富士山の上の方に雲が帯状に広がっていて、その下にはどうも薄く雲が広がっていたのでしょう。
富士山の影は帯状に伸びずに、まさに富士山の形が浮かび上がりました。しかも富士山の周りの山の形も浮かび上がっているじゃないですか!
もうビックリ。こんなに離れて富士山の影が浮かんだのを初めてみました。
太陽が通る位置によって空に浮かぶ影の高さが変わります。
これぐらい離れるのは富士山の左側に太陽が沈む時(秋はダイヤモンド富士の次の日、冬はダイヤモンド富士の前の日)を狙うのがいいようです。
といっても全く雲がないと帯状の影が広がって山の形にはならないので見られるかどうかは運次第です。
ダイヤモンド富士を狙うか、その前を狙ってみるか、悩ましいところですね。
あなたはどっちを撮りますか?
参加しています。もしよかったらポチッとお願いします


【.富士山 ダイヤモンド富士の最新記事】
なんか、見るほどに不思議な写真ですね〜。
不思議ですよね。
富士山の影が太陽がある方向に見えるからわかりにくいんです。
太陽・物体・影という位置になりますよね。
これから考えると富士山の影は見た目は富士山の向う側にあるように見えるのですが、実際は富士山の上から観測者寄りの空に写っているのではないかと思います。
上の厚い雲は富士山を隠すような雲であることを考えると富士山よりも手前にあることになるので、雲の下あたりには雲になりそうでならない氷の粒がたくさんあって、それがスクリーンの役割をして影絵のように富士山の影が映し出されていると考えられます。あくまで私の考えなので正しいかはわかりませんけどね。
とにかく、ダイヤモンド富士が見られる頃のいろいろな条件が重なった時にしか見られない稀な現象です。