2014年10月20日

絵本「空のおくりもの 雲をつむぐ少年のお話」

秋は雲が芸術的ですよね。
見上げているだけでも楽しくなります。
今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は、そんな空の雲をつむぐ少年のお話です。


「空のおくりもの 雲をつむぐ少年のお話」
マイケル・キャッチプール 文
アリソン・ジェイ 絵
亀井 よし子 訳
ブロンズ新社

あるところに、雲から糸をつむいで、布をおる少年がいました。
丘のてっぺんにある家の屋根の上で、雲が通るたび少年は糸車でことことことこと糸をつむぎます。
あさの雲から金いろの糸を、ひるの雲からまっ白な糸を、ゆうやけ雲からあかねいろの糸を。
少年は、かあさんからおそわったうたを歌いながら
「くもは空のおくりもの すこしもらって いるだけつむぎ いるだけおります とんから とん」

ある日、少年のすばらしいマフラーをみつけた王さまが、ずっとながいマフラーをおることを命じます。
少年は「それはよくはありません」と王さまをさとしますが、王さまは、がんとしてききいれません。
さらに王さまは、マント、きさきとひめのドレスをたくさん作れと命じます。
しかたなく少年が布をおると、やがて、空から雲がどんどんへり、空には雲がなくなりました。
ときがすぎ、空から雨はいってきもふらない日がつづいて…。


大自然の前では無力であることを忘れ、利用するだけ利用して、これでもかこれでもかと痛めつける、まさに「足るを知らぬ」現代への教訓とも言える絵本です。

絵は、クラッキングワニスをかけて細かいひび割れを作る独特の画風です。
雲の観察が趣味というだけあって、描かれている雲を見ているだけでも楽しいですよ。
そして、自然は生きている、自然にも心があるということを絵の中にメッセージとして表現しているのではないかというぐらい丁寧に描かれています。
隅々までよく見て下さいね。

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posted by ブドリ at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | .絵本・児童書 さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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