8月のISS(国際宇宙ステーション)観測日和に林試の森に行ってISSを撮影し、その帰りに今年もセミの羽化を撮影してきました。
残念ながら三脚を構えて羽化を追い続けられる場所には見つけられなかったのですが、それでもたくさんのセミを見つけました。
夕方になると、土の中からもぞもぞと蝉の幼虫が這い出してきます。
日が落ちると、その数は一気に増えてあちらこちらで這い出し、不思議なことに、何本かの木や柵などに集まってきて羽化するんですよね。
卵を産み付けられた木に向かうのか、親が浮かした所に向かうのか、なんとも不思議です。
一本の木を目指すセミの幼虫です。写ってませんけど写真の左の方にあるプラタナスの大木がセミ銀座の木で、私の後ろの方でも木に向かっているセミが数匹いましたし、すでに木に取り付いて上へと登っている幼虫もいました。
木に登り、幹や葉にしっかり捕まって羽化開始。
抜け出してくると真っ逆さまになるのですが、わずかなつながりで落ちずにいるんですから見事です。
簡易柵のロープにもぶら下がって羽化しています。
羽化したばかりで翅が真っ白です。
2、30分ぐらいすると翅が透き通って、からだが茶色みを帯びてきます。
あじさいの葉にしがみついていた羽化して、翅が透き通ったセミです。
今までの写真はミンミンゼミでしたが、今年初めて羽化したばかりの「ツクツクボウシ」を発見しました。
抜け殻は毎年見かけていたのですが、羽化には出会えていませんでしたが、今年は見ることが出来ました。
もう、夏も終盤になって、蝉の声も次第に弱くなってきて、虫の声が混じってきました。
まだうかを見られると思いますので、夏休みの思いでに、お子さんと探しに行ってみてはいかがですか?
ちなみに、セミは成虫になったら1週間の寿命と思われていますが、実際には3週間程度生きるそうです。それでも地中にいる期間に比べれば短いですよね。
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ブドリさんもこんなにいっぺんにセミが這いだして集まって羽化するのをみるのは初めてなのですか?
我が家の小さな庭に今年は5つくらい抜け殻を見つけましたが、いつも抜けがけで(笑)なかなか地中からはい出してきたのを見つけるのは至難です。出てきましたよ〜と知らせてくれればいいのに。
日没頃から林試の森に行けば、あちこちで這い出してくるセミを見かけるので初めてではないですよ。
だいたい、桜の多い公園にいけばセミの羽化は一晩中見られるはずです。
早いものは明るいうちに出てきますし、遅いものは明け方に出てくるものもいて、いつ地中から出てくるかはセミの勝手でしょ〜ってなもんでわかりませんよね。