「太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、地上へ降り注ぐかのように見える現象。」(Wikipedia)が、一般には光芒といわれます。
旧約聖書に由来する名前として、ヤコブの梯子、天使の梯子ともいわれます。
大気が全く何もないわけではなく塵や水滴が適度にあるために通り道が見えるんです。
光は平行に射しているので、光の筋が放射状に見えているのは目の錯覚で、遠近法の効果によるものなんです。
宮沢賢治は詩中で「光のパイプオルガン」と呼びました。
「(前略)
もしもおまへが
よくきいてくれ
ひとりのやさしい娘をおもふやうになるそのとき
おまへに無数の影と光りの像があらはれる
おまへはそれを音にするのだ
みんなが町で暮したり一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏のそれらを噛んで歌ふのだ
もしも楽器がなかったら
いいかおまへはおれの弟子なのだ
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいい」
春と修羅 第二集「告別」より
眺めているとパイプオルガンの音色が聞こえてくるように感じませんか?
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