2014年03月11日

絵本「ほうれんそうはないています」鎌田實, 長谷川義史

3/11 東日本大震災からまる3年が経ちました。
もう3年と思う人、まだ3年と思う人など、おかれた環境によってそれぞれの感じ方があると思います。
3年が経ちましたが、津波被害にあった地区では、防潮堤の建設や街の復興のプランなど様々な問題があってなかなか進みません。
福島第一原発はいまだに放射能を出し続け、汚染水も増える一方、廃炉に向けても手探り状態。
決して過去のことではなく、決して忘れてはいけないということは確かです。

今回は特別に、絵本を紹介します。

「ほうれんそうはないています」
鎌田 實 著
長谷川 義史 絵
ポプラ社

おじさんやおばさんに大切に育てられていた「ほうれんそう」
大きく育ち、誰かの口の中にはいるのを楽しみに待っていました。
でも、あの日・・・
見えもせず、匂いもないなにかがふりました。
そして、ほうれんそうの夢はたたれました。
ほうれんそうだけでなく、お米も、かれいも、牛の乳も・・・

こどもたちの笑顔を本気でまもりたい鎌田實さんと長谷川義史さんがタッグを組んだこの絵本。
原発事故がもたらす大きな哀しみ、痛みを食べられることを楽しみにしていたものから描き、ずっしりと原発事故の重さを伝えています。
本当に原発が必要なのか、無くてもやっていくにはどうしたらいいのか、新しいエネルギーをどのように増やしていくのかなど、原発が稼働していない今だからこそ、いろいろな視点から見て感じて考えることができるのだと思います。
今、品川区では役所主導で防災の名のもとに木造家屋を取り壊し、地域社会を破壊し、オール電化の超高層マンションを建てる計画が進行中
本当にそれが防災といえるのか。
でも、超高層マンションが人気なんですよね。住民の意識の中にもオール電化など電気の無駄遣いによって被害者を産んだことすら忘れ去られています。
あの地震を、原発事故を遠い過去のものとしないためにも、この絵本はぜひ読んでもらいたい。
そしてじっくりと考えてほしい。
自分にできるささやかでも、まとまれば大きなものとなることをじっくりと考えて見なおして欲しい。

ほんとに、一人でもたくさんの人に読んでもらいたい絵本です。

インターネットだとまだ発売前で予約受付中となっているところもありますが、大きな書店では売られているところもあります。お急ぎの方は探してみてください。

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posted by ブドリ at 22:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | .絵本・児童書 は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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