この夏は異常に暑かったから外で遊ぶのも大変でしたよね。
夏休みが終わって2学期が始まると、いろいろ経験して子供の姿が大きくなって見えるなんてこともありますよね。
オレが一番なんだ、私が一番なんて思うことが出てきたりしてるかも。
今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は、そんな時にお子さんとじっくりと考えてみてもらいたいお話です。
![]() | わたしのいちばん あのこの1ばん (ポプラせかいの絵本) 薫くみこ ポプラ社 2012-09-11 売り上げランキング : 6992
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「わたしのいちばん あのこの1ばん」
アリソン・ウォルチ 作
パトリス・バートン 絵
薫 くみこ 訳
ポプラ社
バイオレットはなんでもだれより1ばん。
はしるのもおしゃべりも…。
それってすごいなっておもうけど、わたしはなんだかもやもやしてるの。
わたしは1ばんにはなれないけど、それってすごくないってことなのかな。
1ばんがいちばんいいのかな。
そうロージーは思いました。
ロージーにはみんなの話を聞くのがいちばん好きだし
でも、そんな気持ちをバイオレットに一笑されてしまうのです。
そんな時、授業で豆の種を育てることになり、ロージーは夢中になります。
やっと出てきた芽。
嬉しくてみんなに伝えようとすると、
「やったあ、わたしの芽が1番早く出た!」
というバイオレットの声。
そんな時、ロージーに魔が差して・・・
「1番」を大切にするバイオレット。
「いちばん」を大切にするロージー。
どっちがいい、悪いではないですよね。
お子さんにとってはこれから成長する中できっとぶつかる問題。
頑張って「1番」になることも大事。
自分の中の「いちばん」を大切にすることも大事。
どっちも認めてあげて、見守ってあげることが大事ですよね。
先生も、親も、周りの人々も、みんなでそれぞれの「1番」や「いちばん」を認めてあげましょうね。
頑張れ、子どもたち。
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