その花がタイサンボクです。
ホオノキからバトンタッチされるような形で咲き始めるタイサンボク。今年は5月の後半から咲き始めていました。
今回はタイサンボクでお花見です。
モクレン科 北アメリカ原産のモクレンで、1873年に渡来しました。
中国山東省にある名山・泰山(たいさん)に例えたのが名前の由来。また、大きな樹形が大山のように見えるところから大山木と付けられたとも言われています。
新宿御苑のタイサンボクです。
花は「うけ咲き」で、大きな盞(さかずき)をかざしたように見えるところから「大盞木(タイサンボク)」と名付けられたと植物学者牧野富太郎博士は述べています。
この花の感じが盞(さかずき)に見えたのでしょうか。
タイサンボクもホオノキと同じように少しずつ時期をずらして1ヶ月ほど花が次々と咲いていきます。そして雄花期・雌花期があります。
まだ先端が開いていない咲き始めの花を見つけたので、手で開いて中を覗かせてもらいました。
雌しべがまだフレッシュな状態です。カーソルを乗せてご覧ください。
雌花期から雄花期へと移行中のタイサンボクの花です。
雌しべがしおれて雄花期真っ最中のタイサンボクです。
そして雄花期のタイサンボクにやってきたミツバチ?(とりあえずミツバチということにします)
花粉団子をしっかりと抱いているが、タイサンボクの花粉かどうかは聞いてみないとわからない。
でも、雄しべに止まってもぞもぞしていたので何割かはタイサンボクのもの。もぞもぞしてると雄しべが脱落していきました。雄しべってそんなに簡単に落ちるんだと知った瞬間。
落ちる瞬間は撮れませんが、飛んでるミツバチとおしべに止まったミツバチをカーソルを乗せてご覧ください。
このミツバチ、他のタイサンボクの花に飛んでいくのか見守っていたら、全然別のところに飛んで行っちゃいました。タイサンボクの受粉の確率って低そう。
ヒメタイサンボク(姫泰山木)
タイサンボクの近縁種で小型の花を咲かせるタイサンボク。
タイサンボクが常緑性であるのに対してこちらは落葉性。
新宿御苑には1本だけあるようです。
花の大きさは開いた状態で手を開いたぐらい。すぼまっていると大人の握りこぶしぐらいでした。
いい状態の花は高いところに咲いていて花の中が見られませんでした。
カーソルを乗せてご覧ください。
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タイサンボクの花も比較的高いところについて、空にむかって咲くので花を覗きにくいですよね。
残念でしたね。
私の知る限り、新宿御苑「と皇居東御苑のタイサンボクは垂れた枝にも花がさくので比較的見やすいですよ。