2013年03月17日

絵本「っぽい」

もうすぐ3学期も終わりですね。
お子さんたちはこの1年、大きな成長を見せてくれたことでしょうね。
でも、苦手なこともあったはず。
もしかして、きちんとできなくちゃ!間違わないようにしなくっちゃ!なんて意識するあまり、何かをすることに臆病になっていたりしませんか?
今回の絵本・児童書(童話・児童小説)はそんなお子さんに読んであげて欲しい絵本を紹介します。

っぽい

ピーター・レイノルズ 主婦の友社 2009-03-25
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by ヨメレバ

「っぽい」
ピーター・レイノルズ 作・絵
なかがわ ちひろ 訳
主婦の友社

絵をかくことがだいすきな男の子ラモン。
でも、ある日、ラモンは、自分がかいた絵がなにを描いたものかわからないと笑われてから、思いのままに絵を描けなくなってしまいました。
「ちゃんとした えを かかなくちゃ」
「ほんものそっくりに かかなくちゃ」
そう思って書き続けたけどうまくかけなくて、ついには絵をかくことをやめてしまいました。
そんなラモンの絵を部屋に飾っていた妹が指をさした花びんの絵。
「ちゃんと かびんっぽい えだよ。かびんの きもちが するもん」といってくれた妹。
ラモンはそこで「っぽい」絵でもいいことに気づき、自分の思うまま、自由に絵を書けるようになりました。
形のあるものの「○○っぽい え」を書いているうちに形のないものの「○○っぽい え」でもいいことにも気づいていろいろな絵を書き続けました。
絵だけでなく、文章でも・・・
世の中に「正解」があることなど少ないのだし、「ものほとはかくあるべき」という価値観にこだわることはないという普遍的なメッセージを、ピーター・レイノルズが、子どもたちにやさしく語りかけています。
でも、この絵本は子供にというよりも大人の凝り固まった価値観にとらわれることなく、子どもを見てあげてほしいという、親に向けての絵本だと思います。

訳者のあとがきっぽいひとことのなかで、
題名の「っぽい」というのは、原題の“ish”「・・・のような」「・・・みたい」という意味を訳者のなかがわちひろさんが否定的なニュアンスになってしまう事を恐れずに「『こうでなければならない』というもの以外のすべて」と考えて訳した、とあります。
タイトルからして、これまでの常識を外れていますよね。
それでもしっかりとメッセージが伝わるんです。
お子さんのお絵かきや工作をきちんと作ろうとさせることも大事ですが、何かを考えて作っている時はそっと見守ってあげてください。
私は小学校の時に、写生大会で書いた木の太さをこんなに太くない、と直させられたりしたことから絵を書くことが嫌いになりました。
だから子供たちにはそんな思いをしてほしくはありません。
まずは自分の思ったように、見えたように書くことを大事にしてやってください。
その子らしさを大事にしてあげてください。

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posted by ブドリ at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | .絵本・児童書 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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