2012年11月14日

新宿御苑・菊花壇展2012 その1

皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ新宿御苑の菊花壇展が、今年も11月1日から15日まで開催されています。
毎年変わるわけではないのに今年も見ておかなくちゃと、11/10(土)に行って来ました。

新宿御苑の菊花壇は、池泉を回りながら鑑賞する回遊式の日本庭園内に、木や竹の素材をいかした上家(うわや)といわれる建物を7棟設け、特色あふれる菊の花々を伝統の様式で飾りつけます。
菊花壇展示に使用されている花はすべて、御苑の菊専門スタッフが1年がかりで作り上げているそうです。
さらに早く花を咲かせたい花壇は南向きに、花を持たせたい花壇は北向きに設置されているんだそうです。
今回から3回にわたって菊花壇展の模様をお届けします。

江戸菊花壇
新宿御苑で江戸菊花壇は、明治11年(1878)から作られはじめ、御苑の菊花壇のなかでもっとも古い展示手法で展示されています。
一見すると、同色の菊を1本ずつ寄せ植えしたようにも見えますが、実は同じ一つの株から花が咲いているんです。1株を27輪で仕立て、黄、白、紅と配色よく、前、中、後と三列に高低差をつけて植え込みます。
江戸菊は花の変化を楽しむため、展示中に花が咲き進むよう太陽の光がよく当たる南向きに設置されているとのことです。カーソルを乗せてご覧ください。


江戸菊は、江戸時代に江戸(東京)で栽培が始まった、古典的な中菊です。花が咲きすすむにしたがって、花びらが開いたり、丸まったりと変化する狂いの芸が特徴。
「秋の心」という白い菊と「仮寝の夢」という紅色の菊をカーソルを乗せてご覧ください。


江戸菊にはちょっとしたお客さんも来てました。
根本を見ようと思って屈んだらちょうどいました。肝心の根本は葉が多くて見えなかったのですが代わりにカマキリさんが現れてくれたんですね。
それは「カマキリ」。でも「蟷螂」と書いたほうがよさそうな雰囲気ですよね。
カマキリ

大作り花壇
1株から枝数を増やし数百輪の花を咲かせて、半円形に整然と仕立てて咲かせる技法を「大作り」と呼んでいます。これは新宿御苑独自の様式で、全国各地の菊花壇展などでみられる「千輪作り」の先駆けにもなっています。明治17年(1884)に作り始められました。
大作り花壇

3つの大作り花壇をカーソルを乗せ、クリックしてご覧ください。
順に「裾野の月・511輪」「白孔雀・558輪」「裾野の輝・538輪」です。
多いと600輪を超える株もあるので、今年はやや少なめですね。


鉢の中央に1本の細い茎が見えますか?あの茎からこれだけたくさんの花が同じ時期に咲くんですよ。
水や肥料がうまくすみずみまで行き渡っていなければこれだけ見事に一時期には咲きませんよね。伝統の技術はすごいですね。
1本の茎

「菊花壇 今に伝える 江戸の粋」


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posted by ブドリ at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | .新宿御苑 秋の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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