毎朝ウォーキングで行く林試の森も花茎は伸びてきましたが花が咲くまでもう2,3日といったところでしょうか。今年は暑さが彼岸直前まで続いたので1週間以上遅れているようですね。遅れたら遅れたら冷え込み過ぎちゃってちゃんと咲けるんでしょうかね。ちょっと心配。
そんな心配をよそに、季節の花が咲いています。彼岸を教えてくれる彼岸花はパット目立って咲きますが、季節の変わり目を教えてくれるこちらの花はとても小さくて地味です。それはシュウブンソウ(秋分草)です。
それでは茎を1本お見せします。
これでどうですか?
葉の付け根辺りにある小さな塊が花です。
シュウブンソウ(秋分草)(キク科 シュウブンソウ属)
秋分の日頃に花を咲かせることから名付けられたのですが、花期は8〜10月なので本当は季節を分ける花ではないんですけどね。
頭花は直径4〜5mmの淡緑色のかたまりで、周りに舌状花、中央に筒状花があるが、舌状花はごく小さくて目につきません。
花が小さいのでピントが合わせにくいのに、この日は風があってよく揺れてなおさらピントが合わせにくい日だったんですよ。
この花の写真を撮っていたら、二人のご婦人が「シュウブンソウって秋分の草なのかしら?」と話していたので「そうですよ。彼岸花のように目立ちませんけど秋分の頃に咲くのでシュウブンソウです」と教えてあげました。少しでも多くの人が花のことを知って、野山で大切に思ってくれるといいですよね。
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