体調など崩していませんか?
上手に水分補給して、暑さをしのいで、夏を乗り切りましょう。
私達人間は暑い暑いといっても、この暑い夏の中、子孫を残すために虫たちは一生懸命です。
今回は暑くても一生懸命なトンボをお届けします。
皇居東御苑二の丸庭園の池の周りの交尾中のトンボです。
交尾しているトンボの色が違うって思いましたか?
確かに違いますね。
青っぽいシオカラトンボと茶色っぽいムギワラトンボが交尾中です。
でも、これでいいんです。
メスや未成熟のオスでは黄色に小さな黒い斑紋が散在するので、ムギワラトンボと呼ばれているので、色が違うトンボと交尾していていいんですよ。
右と左で2組が交尾中!
カーソルを乗せてご覧ください。
トンボの交尾って不自然な格好してますよね。交尾には幾つかの形があるのですが、シオカラトンボの交尾は不均翅亜目の特徴を示しています。
『生殖孔は雌雄ともに腹部後端にあるが、オスの腹部後端はメスを確保するのに用いられ、交尾時にはふさがっている。そこで、オスの腹部前端近くに貯精のうがあり、オスはあらかじめ自分の腹部後端をここに接して精子を蓄える。首をオスの腹部後端に固定されたメスは、自分の腹部後端をオスの腹部前端に接して精子を受け取るのである。このとき、全体として一つの輪を作る。』 Wikipediaより
というように輪っかを作ります。輪っかなので真上から見ると1匹のように見えちゃいます。
カーソルを乗せてご覧ください。
しかもこの格好のまま飛び回るんですよね。そのスピードが意外と早くて、撮ろうと狙うのですが今回は撮れませんでした。それでも飛んでいくところを追い続けて止まったところを撮りました。
わかりますか?サルスベリの幹にすべらずに止まりました。
カーソルを乗せてご覧ください。
交尾の後は産卵。産み付けられた卵はどれだけが成虫になれるんでしょうね。それまでもまた命がけの戦いです。こんな自然を人間が簡単に断ち切ってはいけませんよね。
今回のおまけ
皇居東御苑でよく見かけるのですがなかなか止まってくれないチョウトンボというトンボがいます。
このトンボは羽が全体的に黒っぽい色でおおわれていて、光の角度によって虹色に光るので、じっくりと見たいトンボなんです。
今回、後尾の写真を撮っていたら近くにふらっとやってきてほんのちょっとだけ止まってくれました。
角度を変えてみる余裕もなく飛んでいってしまったのですが、ちょっとだけ虹色になった写真が撮れたのでお見せします。
いかがですか?魅力的でしょ?じっくりと角度をとってみたくなりませんか?
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チョウトンボはいつの間にか皇居東御苑で増えてきました。トンボの飛ぶ季節になら今は普通にいます。
蝶ともトンボとも思えない飛ぶ姿ですぐに分かると思います。
記事にも書きましたがなかなか近くで止まってくれないので綺麗な羽の色をミられないのが残念ですけどね。