こう暑いと昼間外に出ると危険なぐらい。
それでもこの夏に命を全うしようとがんばっている生き物達がいます。
その一つがセミです。
子孫を残すために梅雨明け頃から鳴き始め、暑い夏中鳴いてがんばります。
そんなセミの様子を林試の森をウォーキング中にウォッチしてみました。
地中からもぞもぞと!
すでに地中に出た先輩のセミのあとを追う形でミンミンゼミの幼虫が土の中から這い出ようとしていたんです。
出ようとしたり、また穴の中に戻ったりを繰り返していました。
カーソルを載せてご覧下さい。
これは昼間に林試の森に立ち寄って涼んでいたベンチのすぐ近くで、なんとなく何かの気配を感じて探してみて発見したんです。
10分ぐらい見てたんですけど、這い出てこないので、見られて危険を感じていたらいけないと思いそっとしておいてあげました。
ここからは毎朝の早朝ウォーキング中に見つけたものをお届けします。
この季節の楽しみはセミの抜け殻を見つけることと鳴いているセミを見つけること。
キョロキョロして林試の森の桜の木などの幹を探し回っています。目線の高さの上下50cmぐらいを中心に探すとだいたいミンミンゼミが見つかります。
つやつやしたミンミンゼミの抜け殻です。
鳴いている声に狙いをつけて探して、ソメイヨシノに止まって鳴いているミンミンゼミを発見しました。
ミンミンゼミは鳴き方に
地表から1mぐらいを探すと泥をかぶったようなニイニイゼミの抜け殻が見つかります。
ツクツクボウシの細い抜け殻も発見。このセミの抜け殻は運ですね。
ツクツクボウシは晩夏のセミというのが一般的ですが、夏の初め頃から鳴き声を聞く機会が増えているといわれていますが、その原因はまだわかっていません。
そしてびっくり!日曜日の朝のこと。ミンミンゼミの抜け殻見っけ!と思ったら、背中が割れていない、つまりまだ浮かしていない幼虫を発見しちゃったんです!
これから抜け出るのだからそっとしておかないとかわいそうだし、ウォーキング中なので止まっているわけにもいかないというジレンマの中でそっとしておいてあげました。そして家に帰り、汗をぬぐったりと一仕事を終えて、9時過ぎに戻ってみるとなんと・・・姿がなかったんです!
移動したのか、遊具のそばなので子どもに見つかって持っていかれちゃったか、カラスや鳥の目に留まって食べられてしまったか、いったいどうしたのかわかりませんが、付近に姿がなくなっていました。羽化するところが見られるかもと思ったのに残念。でも、夜明けまで羽化できないというのはタイミングを逸してしまって危険が高まるので仕方ないのかもしれません。無事に浮かしてくれていたらいいのですが・・・
カーソルを乗せてご覧下さい。
夜のうちに幹などにしがみついて羽化し始めたからといって無事に済むというわけにもいかないのが自然界のおきて。
羽化中にアリに狙われては逃げられもせず、体が軟らかいのでひとたまりもありません。
あと一歩のところで・・・
皆さんも熱中症に注意しながら、近所の公園などでセミの抜け殻を探してみてはいかがですか?
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きっと敏感でしょうからネエ。
生き物の世界はみんな命がけ。
人間もそうなのに、ちょっとみんな気合が抜けすぎてますね!
セミは大体、暗くなり始めに外に出て夜のうちに浮かして明るくなる頃に飛び立つものなので、早朝にまだこの姿というのはかなりリスキーです。
でも命がけの羽化ですから無事に飛び立って欲しいですね。
最後の写真ですね。
はじめて見たときは驚きました。
セミには残酷でも、アリにとっては生きるために必要なことですよね。
自然ってほんとに厳しいです。