2011年10月24日

ツリフネソウ(釣船草)

アサギマダラを撮影した10/2(日)に目黒・自然教育園で撮影したので、もう花の時期は終わってしまいましたがツリフネソウ(釣船草)をお届けします。
アサギマダラについては『旅をする蝶「アサギマダラ」』を御覧ください。

ツリフネソウツリフネソウは北海道から九州に分布していて、半日陰の湿った場所に生育する、それほど珍しい花ではありません。
こういうふうに撮影しても何でツリフネソウかわかりませんよね。


横から見るとツリフネソウの名前の由来がわかるでしょうか。
花の形とつき方が帆掛け舟を吊り下げたように見えることから名付けられました。
名付けた方の想像力の豊かさにはいつも感心します。
カーソルを乗せてご覧下さい。


この花のすぼまってくるりと丸まった所がありますが、ここを距と呼んで蜜が分泌されています。そしてこの花の大きさはマルハナバチが潜りこむのにちょうどいい大きさで、マルハナバチに合わせて進化した結果なのだそうです。
釣船草

実はこのツリフネソウの仲間は前回紹介した雄花期と雌花期があって、花の咲き始めは雄花期で、雄しべが花粉を出し終わる頃に丸ごとポロリとはずれて、雌しべが現れ雌花期に移行します。
この花はまだ雄花期ですね。この記事を書いてて知ったので、残念ながら、雄花と雌花の違いをお見せできません。
その代わりに、マルハナバチになった気分で写真にカーソルを乗せて花の奥を覗いてください。
花の上からぶら下がっている部分がシベで、雄しべ(白い部分)が脱落しかけて雌しべ(真ん中の黒い部分・本当は緑色)が顔を出し始めている状態のようです。


ホウセンカと同じ仲間(正確にはホウセンカがツリフネソウと同じ仲間)で、熟した果実にちょっと触れるだけで種を勢いよくはじきとばします。まだ時期が早くてこの状態のものはありませんでした。
それにしても、花の形が特定の虫に合わせて進化したり、雄花と雌花の時期をずらしたり、子孫を広げるために弾き飛ばすように進化したりと不思議なことばかり。たった1つの花の世界にも人間では測り知ることのできない自然界の謎があるんですよ。

この中の一つでも知っていると、一つ花を見る楽しみも増えますよね。

岩手でも咲いているこのツリフネソウ、宮沢賢治の作品には登場していないのですよね(私が調べた限り)。
でも、面白い事に、宮沢賢治の誕生日の8/27の誕生花はツリフネソウ科のホウセンカでした。思わぬ偶然を発見。

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posted by ブドリ at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | .自然教育園 花・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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