2011年09月20日

センニンソウ(仙人草)

自然教育園で見かけた花をお届けします。

センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科センニンソウ属
つる性の多年草です。夏から初秋に、多数の十字状の白い花を咲かせます。
センニンソウ

花は白い花ですが、4枚の花弁に見えるのは実は萼片で、本当の花弁はありません。パッと見るとユキノシタのようにも見えますが、花弁に見えるのが萼片というのが同じだけです。
糸状にたくさん見えるのは雄しべです。
センニンソウの花

センニンソウという名前は、実の先端につく白い羽毛状のものを、仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いたいわれます。有毒な植物なので馬も食べないことから「馬食わず(うまくわず)」という別名や、牛が牧草といっしょに食べてしまうと歯が抜けてしまうことから、「牛の歯こぼれ」といった別名があります。それなのにセンニンソウの花言葉は、「安全」、「無事」なんです。
センニンソウのヒゲ1

センニンソウのヒゲ1 センニンソウのヒゲ1


宮沢賢治の作品にセンニンソウ(仙人草)が出てくるのでご紹介します。ただ、200行を越える長い詩なので、最初とセンニンソウが登場する部分だけご紹介します。
1922年9月18日、農学校の生徒を引率して未明の岩手山に登ったときの詩です。

詩「東岩手火山」

月は水銀、後夜の喪主
火山礫は夜の沈殿
河口の巨きなえぐりを見ては
たれもみんな愕くはづだ
(略)
三つの提灯は夢の火口原の
白いとこまで降りてゐる
《雪ですか、雪じゃないでせう》
困ったやうに返事してゐるのは
雪でなく、仙人草のくさむらなのだ
さうでなければ高陵土(カオリンゲル)
(略)
                               

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posted by ブドリ at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | .自然教育園 花・植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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