2011年09月04日

「月からきたうさぎ」

来週は中秋の名月。お月見にちなんだという話ではありませんが、満月の夜のお話をお届けします。
みなみらんぼうさんの文章と黒井健さんの絵が優しくじんわりと訴えかけてきます。

月からきたうさぎ (fanfanファンタジー)月からきたうさぎ (fanfanファンタジー)
みなみ らんぼう 黒井 健

学研 1993-07
売り上げランキング : 300592

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「月からきたうさぎ」


ある満月の夜、月にすむ金色のうさぎが、お祭りではしゃぎすぎて、うっかり足を踏み外してあやまって地球の森に落ちてきました。
落ちたところは深い森。ブナの木のえだがだきとめてくれました。
木や森の動物達が、優しく接してくれますが、月に帰ることができません。
金色のうさぎはやがて、森のうさぎと出会って、金色の子うさぎが生まれ、幸せなくらしをしていたのですが・・・

金色の子うさぎを守るために、森の年老いた木にやどる森の精霊が力を使って・・・

うさぎの目がどうして赤くなったか、オオカミがどうして満月にほえると言われているのか、考えさせられます。
なにより、古来から森に育まれる命、森に宿る精霊について今一度見なおしてほしくなります。

みなみらんぼうさんのあとがきから読んでも

なによりブナの老木が言う、
「人間はめずらしいものをほしがったり、ころしたりしたがるこわい動物だ」
ということ。
これがこの絵本から私達への大きなメッセージ。
今、日本人が忘れかけている大事なことを伝えてくれていると思います。
人間は自然がなければ生きていけないということ
自然への畏敬の念を忘れてはならないということ
自然を慈しむということ

今年は特に自然の猛威にさらされている日本だからこそ、まもなくむかえる中秋の名月をいい機会に、自然と共に生きること、について思いを巡らせて欲しいのです。
みんなで、「中秋の名月にみんなで祈ろう!」と呼びかけるのです。

日本で大震災が発生し、原発事故が起きたのも国土の多くを森林が占める日本ならば自然を見なおそうというメッセージを世界に発信できるというメッセージにほかなりません。

是非この絵本を読んで、自然の素晴らしさを感じ、じっくりと考えていただきたいと思います。

参加しています。もしよかったら1日1クリックお願いします
 にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ blogram投票ボタン
posted by ブドリ at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | .絵本・児童書 た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック