前回、川越まつりの山車を途中までお届けしました。
今回も出しの続きですが、今回は特に蔵造りの町並みと山車を中心にお届けします。
新富町一丁目の家光の山車と蔵造りの町並みです。
人形は川越にゆかりのある徳川三代将軍徳川家光です。

脇田町の家康の山車と蔵造りの町並みです。
鉾の上に人形はなく、下の鉾でおかめが踊っていました。
仙波東照宮に因んだ徳川家康の山車です。

幸町(旧南町)の翁の山車と、大正7年(1918年)に建設された国の登録有形文化財に登録されている埼玉りそな銀行川越支店の建物です。
まもなく、埼玉りそな銀行川越支店は他所に移転しますが、この建物は保存されるそうです。
人形は、能楽の翁の舞姿で烏帽子直衣姿に翁の面をつけています。

中原町の重頼の山車です。
人形は、河越館を本拠として武蔵国留守所総検校役となり活躍した鎌倉前期の武将河越太郎重頼です。

この後、りそな銀行前で翁の山車と重頼の山車が向き合って曳っかわせが行われました。
曳っかわせとは、山車と山車が出会った時に、向き合って笛や太鼓、踊りで競い合うことです。
所沢まつり(今年は台風で中止)など、県内のお祭りではよく行われています。

元町二丁目の山王の山車と時の鐘です。
明治26年(1893)の川越大火で災禍を逃れた山車の一つで、人形は日吉神社の祭神である山王権現をかたどったものです。
前回にも登場しましたが、ぐるっと回ってきたんですね。

蔵造りの町並みを進む山王の山車です。

蔵造りの町並みと羅陵王(らりょうおう)の山車です。
川越で巡航する最古の山車です。
人形は、古代中国(北斉)の英雄であった羅陵王長恭がモデル

蔵造りの町並みで山王の山車(左)と羅陵王の山車(右)が出会って、曳っかわせが行われました。

山車は一度、それぞれの会所に戻り、提灯等に明かりを灯してから再び夜の巡航をして、曳っかわせが行われます。
このように昼間とは違う雰囲気になります。

持っていったカメラのバッテリー残量が乏しくなってしまったため、夜の部は見ずにやむなく退散。
まさかこれほどとは思っておらず、雰囲気はつかめたので、来年再び見に行ってしっかり撮影しようと思います。
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