9/1に多聞院にお参りに行きましたが、一緒にお隣の神明社の裏にある鎮守の森「月の原 花の小径」にも行ってきました。
でも、奥深くはクモの巣が張りまくっていたので通らず、手前側だけ。
目立った花はなかったのですが、これは?と思うものを発見したのでお届けします。
まずはそのもととなるものから。
それがこのキノコです。

キノコは似ていたり、同じキノコでも色が違っていたりするものがあるので、なかなか種類の同定が出来ません。
キノコを特定するには傘の形・色・ツヤ・厚さ・質感・毛、傘の裏側のひだ、軸に傘があるか、季節や付近の樹木などなど実にたくさんの観察が必要です。専門家でも間違って毒キノコを口にしてしまうほどなので、素人の私にはかなり難しいんです。
いろいろな本やネットの写真などを見て、おそらくと思われるものに絞ったのがカワリハツというキノコです。
カワリハツタケ(変初茸)(読み)カワリハツタケ
担子菌類マツタケ目ベニタケ科のキノコ。食べられる。夏秋の頃,林地に点々として生える。傘は径5〜15cmで丸山形,次第に平らになり,ついには漏斗状に中央がくぼみ崩壊しやすくなる。湿ったときには粘性をもちすみれ色であるが,中央から緑色に変化し,最後に深緑色となる。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)
他にネットには、
傘の色が紫色〜淡紅色〜青色〜緑色〜橙黄色のまだら状になり、変化し、緑色、赤紫色、青紫色に近いこともある
緑色のものは特にウグイスタケ、色〜灰緑色のものはクサイロハツ、灰緑色〜灰青緑色〜黄緑色(萌黄色)のものはアイタケという品種に分類されることもある
などの記述もあって、特定しにくいのですが、一番似ていたのがこのキノコでした。
このキノコを見つけたところの周囲をよく見ると、点々と存在していたんです。よく見ると1本の木の周りをぐるっと。
もしかしてこれって菌輪(フェアリーリング)じゃないの?と全体が入るように撮影してみました。

どこにキノコがあるの?と思いますよね。
キノコの場所に矢印を入れてみました。

これを見ると木を中心に丸くなっている感じですよね。
キノコが環状に広がっている様子を菌輪などと呼びます。
菌輪
キノコの菌糸が土中に放射状に広がり、その先に子実体を生じるため、輪を描いたように生えるキノコ。欧米では妖精が踊った所といわれ、フェアリーリングまたはフェアリーサークルとよぶ。妖精の輪。菌環。 デジタル大辞泉より
芝生や草地に見られることが多いのですが、林内でも見られることがあるということなので、これが本当に菌輪なのか、偶然丸くなったのかは詳しく調べないとわかりませんが、見た目は間違いなく菌輪ですよね。
みなさんもキノコを一つ見つけたら、その周りに同じキノコがないか探して見てください。
もしかしたらぐるっと輪を描いているかもしれませんよ!
参加しています。もしよかったらポチッとお願いします