2017年04月03日

「自然体験林で春を撮ろう」ズーラシア

4/1(土)、よこはま動物園ズーラシアで、動植物を撮り続けて35年の自然写真家、亀田龍吉さんと一緒に春の雑木林を散策し、撮影しましょうというイベント「自然体験林で春を撮ろう」がありました。
いつもブログでお世話になっているfelizmundoさんから、亀田龍吉さんは私に是非紹介してあげたいと思っていた写真家で、この機会にお話をしてみてはと紹介していただき、参加してきました。

意外と低い気温が続いていることと、当日はあいにくの雨ということで、春の花の開花が遅く、花をいろいろ楽しんで撮るということは今ひとつでしたが、亀田龍吉さんから、芽吹き始めた木々などについてや、写真について教わることができました。

これ?なんだかわかりますか?
実はこれ、すでに花が終わってしまったので、普段は全く見向きもしていなかったので気にもとめなかった物でした。
フクジュソウの実だそうです。花だけにとらわれていてはイカンですね!
フクジュソウの実

カタクリの花は日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返るのですが、この日は冷たい雨で閉じたまま。
閉じた花被片に雨滴が付いていました。
雨の日にはなかなか撮影に出ないので、この日は雨滴に注目したくなりました。
もう少し近づけて、背景もスッキリしていると、雨滴がもっと目立ったのでしょうが、残念。
カタクリの花と雨滴

この日一番時間をかけて観察し、撮影の時間をかけたのがクロモジ。
楊枝に使われる木のクロモジの木に、花が咲いていたので、木の説明に観察しながら撮影する時に心がけることなどを聞いて、思い思いに撮影し、亀田さんに見てもらったりしました。
雨滴をたっぷりとぶら下げたクロモジの花です。
雨滴をぶら下げたクロモジの花

クロモジの新葉にくっついた雨滴
クロモジの新葉と雨滴.JPG

クロモジの花が連なる枝に雨滴の列。
この写真を亀田さんに見ていただき、雨滴のバックが暗めで雨滴が強調されていていいねと寸評をいただきました。
雨滴連なるクロモジ

あちこちで話を聞きながら回っていると時間が立つのも早く、あっという間に12時を過ぎて終了の時間になってしまいました。
その後、亀田さんとお話させていただきました。
一線で活躍されている方とお話すると、これでいいんだと思う部分もあれば、自分の写真に足りないもの、大切なことなど学ぶべき点がありますね。
そこは私の胸に秘めて、これからの写真にどう活かせるかを考えていきたいと思います。

いつもは一人で黙々と撮っていますけど、話をしながら撮影するのもいいものですね。
次があったら、日差したっぷりの中で、光をどのように捉えるかなど感じさせてもらいたいですね。

亀田龍吉さん、主催してくださったズーラシア並びにNPO法人ハマのトウダイ、株式会社アマナの皆様、そして紹介してくださったfelizmundoさん、どうもありがとうございました。

亀田龍吉さんの本はこちらからどうぞ
亀田龍吉さんの本

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posted by ブドリ at 21:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | .花歩記 春の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

絵本「狼森と笊森、盗森」宮沢賢治

雪山で痛ましい事故が起きましたね。
絶対に安全だと思って、雪山に訓練に行ったそうな。
この事故だけでなく、近年は登山事故が増えたり、自然に関わる事故が増えていますよね。
人間が自然を甘く見るようになっているために事故が増えていると思います。
自然との関わり方を忘れた日本人にさらなる災が降りかかる前に、立ち止まって見直してもらいたいので、この絵本をお届けします。


「狼森と笊森、盗森」
宮沢賢治 作
片山健 絵
三起商行(ミキハウス)

岩手山が何回も噴火したのち、野原や岡ができ、4つの森ができました。
そこへ百姓たちの家族が入ってきて住む場所に選び、四人の男たちは好きな方向に向かって叫びました。
「こゝへ畑起してもいゝかあ。」
「いゝぞお。」森が一斉にこたへました。
 みんなは又叫びました。
「こゝに家建てゝもいゝかあ。」
「ようし。」森は一ぺんにこたへました。
 みんなはまた声をそろへてたづねました。
「こゝで火たいてもいいかあ。」
「いゝぞお。」森は一ぺんにこたへました。
 みんなはまた叫びました。
「すこし木貰つてもいゝかあ。」
「ようし。」森は一斉にこたへました。

彼らは畑を作り、家を作り、火をたき、森から木を切ってくる。その都度、森に許可を得ました。
森は冬のあいだ、彼らのために一生懸命、北からの風を防いでやった。

春を向かえ家も増えていきました。
ところが冬を迎えるある日、彼らの子供が行方不明になりました。
百姓たちは探しにゆき、狼森で子供らを見つけました。
狼たちは子どもたちと遊んだり、ご馳走したりしていました。
百姓たちは子供を返してもらったお礼に粟餅を狼森に届けました。

このように4つの森でお話があり、その都度農民たちは森の声を聞き、お礼をして共に生きていきました。

この作品では、人間と自然の共生ということがテーマです。
人間はずっと節度を守って、あるときまで自然に耳を傾け、感謝しながら生きてきたことが描かれています。
本当の自然との付き合い方が描かれている、と言っても間違いはないと思います。
しかし、今の人間はどうでしょうか。
自然は支配するもの、征服するもの、としか思っていないのではないでしょうか。
日本の各地の地名一つとってもそうでしょう。
昔の人が、洪水が起きやすい場所、津波がきやすい場所、山崩れが起きやすい場所、水が出やすい場所など、注意するように地名を付けていたのに、開発して市町村合併して、土地のイメージを良くするためだけに名前を変え、その結果、あちこちで被害が頻発しているのもいい例でしょう。
栃木の雪崩にしても、絶対安全と思ったなどと、自然を軽視している発言に他なりません。
自然を軽視するということは、人の命の軽視に直結するんです。
人と自然は切っても切れない関係ということを今一度見つめ直さなければ、さらなる災が降り掛かってくる、そう思えます。

この童話を読んで、自然との関わり方を今一度見つめ直してもらいたいと思います。

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賢治は人間が次第に横柄になり自然に対して敬意を忘れ暴君化してゆくであろうことを暗示している。

posted by ブドリ at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | .絵本・児童書 宮沢賢治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする